地球市民の会に入ったころから、最近までの心の変化の話
2023/11/23 18:12
寄付の女神のバースデーメルマガにご登録の皆さま、更新が滞っていて申し訳ございません。
でも、忘れたわけじゃないので、待っていてくださいね。
今、CAMPFIREでクラウドファンディングを実施しています。地球市民の会の40周年記念の資金集めです。ちなみに、残り1日です。
そちらのために気合を入れて文章を書きましたので、こちらにも掲載させていただきますね。良かったらお読みください。
【地球市民の会に入ったころから、最近までの心の変化の話】
もともと、地球市民の会には、数年だけ所属するつもりでした。「国連職員になりたい」という漠然とした憧れがあって、現地経験を積むためのステップとして地球市民の会に入りました。面接のときに「ノーベル平和賞をとりたい!」と言って、理事さん達にとっても気に入られたことを覚えています。2009年のことでした。
ミャンマー行きのビザがなかなか出ず、佐賀での9か月間のホームステイを経て、2010年11月から駐在スタート。現地で働くうちに、「自分は国連職員よりも小さい組織で、地域に根付いて働くほうがあっている」と思うようになりました。また、ミャンマー人の夫と結婚したこともあり、数年だけ働く予定がずるずると延びていきました。常に「次のタイミングでやめよう」と考えつつも、ミャンマーチームの柴田さんと藤瀬さんと私、三人のうち誰かが辞めたら残された人が大変になる状況で、抜け駆けできないような気持ちでずーっと仕事を続けていました。
コロナの少し前のこと、地球市民の会に入って9年になり、「さすがに10年になるから、いい加減に辞めよう」と考えるようになりました。ずっと現地にいて、あまり誰からも評価されず、お給料もぜんぜん上がらないNGO。もし自分が他の企業で働いたら、もっと給料をもらえる自信もありました。ミャンマーのお役人に怒られたり、自由な動きがなかなかとれなかったり、辛いことがたくさんありました。
もともと数年だけ働く予定だったので、さすがに辞めよう!そう思って、ノートに「今年はTPAを辞める!」と書こうとしました。でも、そのとき、どうしてもその一文を書くことができませんでした。手が動かないんです。「私、本当は辞めたくないんだ!今まで、辞めたいんだとずっと思いこんでいた。」と気づいた瞬間でした。
それから、自分の強みを生かして働くために、何が自分の強みか考えるようになりました。これまでの人生で、とっても楽しかったのが大学生のころ。ミャンマーの孤児院を支援するサークルに所属していて、文化祭のときに写真を説明しながら寄付を集めたのがすごく楽しかったんです。また、新卒で働いていた会社では、新入社員の営業研修で一位でした。私は営業がしたい。「国際協力×営業=寄付集め」これからはファンドレイジングを頑張ると決めました。
ちょうどコロナ時代になり、オンラインでファンドレイジングについて学べる環境になりました。数えきれないくらい、ファンドレイジングのオンライン研修に参加しました。研修で学んだ知識は、地球市民の会の事務局で共有し、皆でファンドレイジングを頑張りました。今までのNGOの常識は「本部が寄付を集め、現地は事業を実施する」でしたが、オンライン時代が来たことで「駐在しながらファンドレイジング」が可能となったのでした。
毎年クラファンをしたり(今年で4年目)、バースデードネーションをしたり。寄付を集めるだけでなく、寄付をするのも好きになってきて、今では年間40万円以上を寄付に使っています(年収の10%超え!)。あのメルカリと並んで「寄付月間大賞」を受賞し、自分で「寄付の女神」と名乗り始め、寄付月間の事務局にプロボノとして参加するようにもなりました。
最近では、「変なファンドレイジングをする人」として知られるようになってきて、NGO関係者向けのコミュニティー「Nピボ」にお声掛けいただきました。Nピボの理事になり、いつの間にか共同代表理事にまでなってしまいました。理事になった当初は、自分に一体何ができるか不明でしたが、代表という肩書きは私を強くしました。今では、Nピボのコミュニティーを活性化させるために、毎週のようにオンラインイベントを企画しています。イベントのテーマを決めて、登壇者に声をかけて、告知文を書いて、当日司会をします。イベントコーディネートは、私にとっては秒でできる、簡単で楽しい仕事です。才能だと思います。
寄付月間やNピボの仕事は、地球市民の仕事ではありません。それでも、自由にやらせてもらえる環境に感謝しています。もちろん、外で作った繋がりが地球市民の会の役にも立っていると思っています。NPOは、事務局員だけでなく、理事、インターン、ボランティア、プロボノ、寄付者など、多くの人からの様々なかかわり方によって成り立っています。私自身も、一事務局員として生きるだけではなく、寄付月間ではプロボノとして、Nピボでは理事として、いろんなところの寄付者として、趣味のスピリチュアル系コミュニティーでは積極的な参加者として、いろいろな関わり方をしています。趣味のダンスも、平日は毎日踊っています。
子育てとか、家事とか、慣れているとは言え異国での生活、しかも政情不安定な国での生活。毎日忙しいし、疲れるし、病んでしまって全て投げ出したくなるときもあります。イライラして子どもに怒っちゃったり、ダラダラtwitter見たり、なんかいろいろ食べ過ぎたり。それでも、少しでも世界を良くしたいと思って、いろいろなところで動いて、参加して、もがきながらも市民性を発揮している私は「地球市民」だと思います。今日だって、有給休暇とったのに、けっきょくこんな文章を書いている私。どんだけだよと自分でも思います。
「最近、寄付のお願いが多すぎて疲れる」「こんなことに寄付を集めるの?」などと言われることもあります。(落ち込みます。)その一方で、「こんな寄付の機会を作ってくれてありがとう!」と言われることもあります。私は、機会を求めている人に届くように発信しているので、違うなと思った方は遠慮なくスルーしてくださいね。私からのお願いに、全て応えていただかなくても大丈夫!今回はごめん、で、こちらは全然気にしませんので。また次の機会にでもご一緒できることがあったら嬉しいです。
たくさん読んでくださってありがとうございました。地球市民の会の40周年記念クラウドファンディング、あと1日になりました。「ミャンマー支援のための寄付集めならわかるけど、なんで式典のためにお金を集めるの?」と言われたこともありますし、自分でも思ったこともあります。でも、これまで続いてきた地球市民の会の歴史を大事にしつつ、新しい時代を作っていくためにも、式典は大事にしたいです。そして団体にお金がないのは、これまで集めてきた寄付をできる限り現地に届けてきた証拠だとも思っています。こういう風に、気持ちを整理して発信できる場ができただけでも、「今回もクラファンして良かったなぁ」と思います。
11月24日(金)23時59分まで。寄付するチャンスを逃すことなく楽しめますように!
https://camp-fire.jp/projects/view/706531
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①寄付の女神へ誕生日プレゼント(投げ銭)
1,000円
「寄付の女神の誕生日を祝いたい!」
「メルマガが面白かったし、参考になったから投げ銭したい!」
そんなあなたは投げ銭という形で気持ちを表現することができます♪
1,000円から、お好きな金額でどうぞ。
私がちゃんとメルマガを書けるように、背中を押して(お尻を叩いて?)くださいませ。
※ご寄付のお申し込み時に「団体からのお知らせを受け取る」にチェックを入れると、メルマガ更新のたびにお知らせメールが届くようになります。
②【終了】令和寿司で寄付の女神の誕生日を祝える券
1,000円
4月8日(土)12時より、令和寿司で女神の誕生日ランチをします。そこに参加できるチケットです。女神の友人であるSOSIAの甲野さんも参加します。
令和寿司:浅草。ミャンマー人板前が握る美味しいお寿司が食べられます。
※飲食代は各自で好きなものを注文し、各自でご負担ください。
※令和寿司ランチには、このバースデードネーションに寄付した方に加え、SOSIAのクラウドファンディングに寄付された方も参加されます。
※参加希望の方は、4月7日までに寄付の手続きをお済ませください。応援コメントに参加希望と書くか、女神まで個別にご連絡ください。
※参加希望者多数の場合は、募集を締め切らせていただく可能性があります。
③勇気が出る!寄付の女神のマインドチェンジ個別相談会(30分)
3,000円
「寄付を集めたいけれど勇気が出ない」「クラウドファンディングは大変、辛い」「寄付をお願いするのが辛い」という方向けの個別相談会。
zoomで30分間、寄付集めに関するあなたのお悩みをお聞きし、寄付をどんどん集められるマインドにチェンジできるよう、アドバイスをさせていただきます。
※相談会ご希望の方は、応援コメント欄に「個別相談希望」と書くか、女神に個別にご連絡をお願いします。日程調整しましょう。