フリースクールのボランティアとして、不登校の子ども達と「ナナメの関係」で関わってくれる大学生さんを新年度からも継続して迎えられるように、バレンタインにちなんで”チョコっと”募金をつのっております。いただいた募金は大学生さんの交通費・研修費など、全てボランティアさん達に使わせていただきます。
ストーリー
こんにちは。NPO法人D.Liveです。
まずは、このページをご覧くださってありがとうございます。
私たちはフリースクールの運営をメインに不登校支援に関わる事業をしています。このキャンペーンでは、フリースクールのボランティアとして参加したい大学生さんを、新年度からも継続して迎えられるよう”チョコっと”募金を募っています。
ここ数年は毎年のこのキャンペーンをおこなっていますので、「今年もまたか…」と感じられている方々もいらっしゃることと思います。
ですので、初めて知った方がこの募金の使われ方を知っていただく意味でも、昨年のお礼とご報告の意味でも、まずは昨年いただいたチョコっと募金で実現したことをお話しさせてください。
昨年のチョコっと募金で実現したこと
昨年は目標額を超えるご支援をいただき、これらのことが実現できました。
一番のインパクトは、私たちのフリースクール昼TRY部とオンラインフリースクールTRY部、合わせて25名を超えるボランティアさんを迎える事ができたことです。ご支援のおかげで、今年は採用に力を入れることができました。
オンラインフリースクールのオフ会開催にしろ、フリースクール昼TRY部の遠足にしろ、引率を手伝ってくれるボランティアさんがいたから、今まで以上にたくさん実施できました。
また、ボランティアさんが増えたからこそ、生まれた学びもありました。
例えば、フリースクール昼TRY部では今年度から「プチ講義」という時間を設けています。15分ほど、心理学や睡眠など、生徒たちの関心がありそうなテーマを話す時間です。
ボランティアさんにもプチ講義をお願いしており、以下はその一部です。
・私のバイトの1日
・遺骨収集のボランティア体験談
・なぜ若者はSNSにハマるのか
・写真を撮る構図について知ろう
・ヘルプマークって何だろう?
どれも、D.Liveスタッフではできないものばかりです。ボランティアさん独自の視点や工夫があり、生徒たちも興味深く話を聞いています。スタッフとしても本当にありがたいです。
オンラインフリースクールでも、生徒と一緒にラジオ配信をしたり、ゲームで一緒に遊んだりしながら、生徒たちに寄り添った関わりをしています。
今まで以上に、幅広い学びと安心感が持てるセーフティネットが作られています。
D.Liveだからできるナナメの関係
「ナナメの関係」という言葉があります。
子どもを中心にして、タテが親や先生。ヨコが同年代の友だちです。
ナナメの関係は、親でも教師でも、そして同年代の友だちとも違う関係性です。
年上だけど親しめる、サザエさんでいう三河屋のサブちゃんみたいな存在でしょうか。
このような関係性が、特に思春期の子どもの育ちに重要だと教育分野で言われています。
ちょっと年上のセンパイがいると、将来のお手本(ロールモデル)にもなりますし、友だちや家族に言いにくいグチや悩みをこぼすことができます。
日々活動する中で、私たちは子ども達にとってナナメの関係であることを日々実感します。
ふとしたときに子どもが不登校になった理由を聞きます。
勉強の仕方がわからないと相談を受けます。
趣味の話で盛り上がったりもします。
子ども達の喜怒哀楽を、子どもの側になって受け止めることができています。
でも、最近思うんです。
ナナメの関係が進化してきたなと。
どういうことがと言いますと、代表の田中もスタッフの私もそろそろオジサンの歳になってきました。一緒にスプラトゥーンやポケモンをしてみても、同年代の友だちと遊ぶように楽しむことはできません。どちらかと言えば、子どもにとってはお父さんお母さんに近いんだと思うんです。
実際、チクリと刺すようなことを言うことだってあります。
そういう役回りになってきました(笑)。
お父さんお母さんに近いD.Liveスタッフ。そして、子ども達に近い大学生のボランティアさん達。私たちがいることで、安心感と温かみのある居心地の良い居場所であることは変わらず、ピリリとした厳しさも持ち合わせる、深みと広さを持ったナナメの関係ができるようになりました。
もっと分かりやすく言えば、シンプルに守備範囲が広がりました。
フリースクールに関わってくれる人が増えることで、生徒たちも今まで話せなかった趣味の話や聞いてみたかったちょっと先の話を聞けるようになりました。
あなたのチョコっと募金で、ナナメの関係をこれからも
昨年のご支援のおかげで実現したこと。そしてその嬉しさとありがたさが少しでも伝わったでしょうか。子ども達は毎日ボランティアさん達と楽しそうに過ごしています。
幅広い学びと安心感が持てるセーフティネットを、来年度も継続していきたい。これが私たちの素直な気持ちです。
このキャンペーンを初めて知ってくださった方も、昨年までにご支援いただいた方も、改めてになりますがこのバレンタインに”チョコっと”募金にご協力いただけませんでしょうか。
いただいた募金は全てボランティアさんたちに使わせていただきます。
採用や交通費に使わせていただくのはもちろん。来年度からは育成にもさらに力を入れていきたいと考えてます。
本当にD.Liveは恵まれていると思うんですが、熱心なボランティアさんばかりなんです。
「あのとき言われたこと、どうしたらもっといい返事ができたんだろう」
「数学の一次関数の説明、もうちょっといい説明があったと思うんですけど、なんて言えばいいか分からなくて」
「会話の一歩を踏み出すのが怖いんですけど、自分から話しかけられるようになりたいんです」
子ども達がフリースクールから出たあと、ボランティアさん達からこんな風に相談を受けることがたびたびあります。
このような自主性に応えるために、講師を招いた研修講師や関連書籍の充実にも使わせていただこうと考えています。D.Liveが直接子ども達の成長に関わるだけでなく、ボランティアさんの成長に関わることで、子ども達の更なる育ちと学びの充実になると私たちは信じています。
ボランティアさん達の声
チョコっと募金の仕方とD.Liveからのバレンタインプレゼント
チョコっと募金は、名前の通りチョコっとの金額からおこなえます。
ご協力いただいた皆さまには、D.Liveからのバレンタインプレゼントとして、後日お礼のメールと、ご支援いただいた皆さまのために特別に収録した動画「フリースクールボランティアのぶっちゃけ座談会(仮)」をお送りいたします。
[チョコっと募金の仕方]
・クレジットカードの場合
1、「クレジットカードで寄付をする」をクリック
2、「今回だけ寄付をする」をクリック
3、ボタンから寄付金額を選ぶ (ボタン下の「金額を入力する」欄からは寄付の金額を自分で決められます)
・銀行振込をご希望の方へ
滋賀銀行 南草津駅前支店
(普通)826628
トクヒ)ドライブ(NPO法人 D.Live)
まで、任意の金額をお振り込みください。
その際はお手数ですが御礼のメッセージをお送りしたいので、
info@dlive.jp まで、ご一報ください。
終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今年もバレンタインに合わせたD.Liveからのおねだりさせてください。
あなたのチョコっと募金が不登校との子ども達と大学生をつなぎ、子ども達の成長をつくります。ご支援ご協力、心よりお願いします!
NPO法人D.Live