不登校支援における課題② 教育、学校にかかる費用負担が増える!
2023/3/10 23:21
本日もReframeのページにお越しくださりありがとうございます。
昨日から「不登校支援における課題」について、お届けしています。
昨日の記事では、不登校になると様々な費用と時間の負担が増えていくことをお伝えしました。
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子どもが行きしぶりや不登校になると、
フリースクールに行かなかったとしても
経済的負担が増えることをご存知でしょうか?
毎日行くか行かないかわからないので、学校に給食費や学校教材費、納付金などを支払った上で、自宅で過ごす間の昼食費、光熱費、娯楽費などもかかってくるのです。学童や習い事に行っている子どもであれば、その費用負担もあります。
小学校にかかる1ヶ月の費用負担(学校教育費+学校給食費)は、6年間を平均すると公立では約9千円、私立では約8万円と言われています。授業料だけでは、公立は0円、私立は約4万円です。
もし、学校に行かないと決めた場合には、子どもたちが同世代と交流できる居場所であったりフリースクールに行ったりします。そうすると、交通費や利用料の負担もかかってきます。
フリースクールの授業料はまちまちです。
京都府・京都市教育委員会から委託されているフリースクールは3校あり、無料〜2000円までの利用料で利用できるようになっていますが、年間12回〜30回と回数が少なく、子どもたちが行きたい時に行けるような体制ではありません。
そのほか、民間のフリースクールで精力的に活動しているところもありますが、どこも満員であったり、小学校3年生以上からであったり、時間割があることで学校を思い出してしまって行けなくなったり、利用料が高くて行けなかったりと、子どもたちやご家庭の状況に合わないところもあります。
フリースクールは民間の学校なので、私立と費用が変わりません。
学校によっては、私立よりも高い利用料のところもあるかもしれません。
京都府には、塾やフリースクールの補助制度がありませんので、不登校になると自動的に家庭の経済的負担が大きくなってしまいます。
(東京都や大阪市には助成があります。)
くらら庵は、そういった経済的負担も考えた上で、設立前に不登校の子どもがいる人たちの意見をもとに、「最大26000円にしよう」とフリープランの料金を決定しました。
それでも、ひとり親家庭や経済的にしんどい家庭の方は、26000円は厳しいです。
本当は「毎日くらら庵に行きたい」と子どもが言っていても、行かせられない家庭もあります。
そのような経済的にしんどい家庭の子どもが不登校になった場合、フリースクールに行きたくても行くことができません。
仕方がないから、親が仕事に行っている間の日中は、子どもが一人で留守番をして過ごしている場合もあります。
私たちは、そのような家庭も支えていけるような団体でありたいと考えています。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
朝倉美保
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