動物福祉のためのレガシーギフト(遺贈寄付)を広めたい|バースデードネーション

寄付先

公益社団法人 アニマル・ドネーション

NishihiraEri

支援総額

6,000円

/ 100,000円

6%
  • 支援総額

    6,000円

  • 支援者数

    3人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2018年8月13日

  • 終了日

    2018年9月14日

キャンペーンは終了しました

ストーリー

公益社団法人アニマル・ドネーション 代表理事の西平衣里と申します。
動物のためのオンライン寄付サイト運営、セミナー、リサーチなどの事業を行なっております。

https://www.animaldonation.org

この事業を立ち上げたのは2011年、8年前。
きっかけは、(株)リクルートを14年勤めて卒業し自身で犬を飼える環境になった時、迎えた愛犬(現在13歳)がとてもお腹の弱いトイプードルだったことでした。血便が続き辛そうにしている愛犬がかわいそうでなんとかしたくて、、と調べて行くうちに、日本の「動物福祉」がいかに遅れているか、を知ってしまったのです。


「動物福祉」。
この言葉に馴染みのある方は愛犬家の中でも少ないと思います。簡単に説明すると、動物に本来備わっている「感覚」を満たしてあげること。人間の飼育下に置かれてる動物たちの基本的ニーズ(生理的、環境的、行動的、心理的、社会的)は、人間の責任において環境を整える責任がある、ということです。


例えば、日本では年に5万5,998匹の犬や猫たちが殺処分されています(*平成28年度 環境省調べ。日換算すると毎日153匹)。殺処分される理由は、様々ですが、多くは人間の都合(引っ越すから、自分が高齢になって飼えなくなった、野犬捕獲など)です。まだ生きたいと願う動物たちを殺処分機で処分する、という仕組みが日本では稼働しています。また、ペットショップ(小さいゲージに入れられての展示販売は子犬子猫にとってはストレスフルな環境)や流通(競り市の後、ダンボールに入れられての輸送、輸送途中でなくなることもある)の問題も産業として成り立ってしまっており、改善が望まれるところです。飼い主の知識が低いことも一因としてあります。諸外国には犬を飼育するために試験が必要な国(スイス、一部の犬種でドイツ)があります。お散歩の回数や飼育する際の環境が数値にてこと細かに決められている法も多々あります。残念ながら、日本は「動物福祉」面では大変立ち遅れている、と言わざる得ない状況です。


日本の現状を知ってしまった時、私にできることはなにがあるのか、を一年間考えリサーチしました。その時、わたしは40歳。自分の人生の後半は社会に貢献をしたい、というキモチも根底にありました。ならば、子供の頃から大好きだった犬や猫のために、すぐに問題解決するのは難しいかもしれないがトライしてみようと決めました。

現在、寄付サイト「アニドネ 」は企業様や個人の方からの寄付を、動物のために活動する非営利組織に届けています。動物福祉の問題は実は人間の問題です、その問題を解決するために活動している団体も多くあります。その団体の活動資金はほとんどが寄付です。私たちは寄付をしたい方と寄付を必要とする団体を繋ぐ役割ですが、お金を届けるだけではないと考えています。社会を変えたい、動物と人の真の共生社会を作って欲しいという願いを、寄付者からいただいていると思っています。


そして、今後、やりたい、やらねばならないと思っていることがあります。それは「財産の一部を動物たちへ残す」レガシーギフトです。遺贈や相続した財産の一部を、動物のために役立てることを当たり前の社会にしたいのです。


5万年前から共に暮らしていきた犬猫には帰るべき自然はありません。色々な犬種を作ってきたのも、人間の都合です。であれば、伴侶(人とともに生きるパートナーシップを築く犬猫たち)動物たちは、より社会の一員として人間が責任をおうべきなのでは、と考えます。それには、遺贈という行為が日本の動物福祉向上を促進する大きな一歩になると思うのです。


実際、犬や猫と暮らした経験のある方はご存知かと思います。可愛いから一方的に愛でる存在ではないことを。逆にたくさんのものを動物たちから私たちはもらいます。例えば、言葉を持たない愛犬ですが、会話できるかのごとく飼い主の気持ちを感じ取り寄り添うような行動を見せます。柔らかな毛を撫でると穏やかな気持ちになれます。常に前向きで今を生きる犬猫たちの姿に学ぶことも多いはず。

事実、あまり一般的には知られていませんが、犬猫たちと暮らすことがいかに人間にとって良いことなのか、は科学的に実証されています。例えば、日本でも麻布大学で研究がされております。人と犬がポジティブな関わり合いを持っているときにオキシトシン濃度が増すそうです(*オキシトシンは“快感”ホルモンとして知られ,母親と乳児の関係のように人間同士が密接な身体的接触を行っているときにも放出され,同時にストレスの原因であるコルチゾールの産生を抑制する)。

また、アニドネ でも取材させてもらったアメリカ N.Y.のグリーンチムニーズでは、動物と触れ合うことで、注意欠陥多動性障害(ADHD)など,注意力に障害のある子供たちの治療効果が実証されています。
心臓発作1年後生存率が高いのはペット飼育者、というのもよく例えにあげられる話です。

自分が死ぬ時、もし幾ばくかの財産があるのならもちろん子供にも残し一部は豊かなペットライフを送ってきた犬や猫たちへ感謝のキモチとして遺贈したい、そう考える人を増やしたいのです。

日本では、遺書を書く方はまだほんの数パーセント。ましてや財産を動物に、なんていう発想はほとんどお持ちでない方々ばかりです。なので、大げさにいえば「文化」を作っていかねばならず、そう簡単にできるものでもないと思っています。ですが、誰かが動き出さねば何も変わらない、そう思い中間支援組織であり公益社団法人であるアニドネに与えられた使命だと信じ前に進みたいと考えています。


今回いただいたドネーションは、継続的に啓発を行っていくための広報活動費やパンフレットをはじめとした制作費にしたいと考えています。啓発活動のために、遺贈の流れが良くわかり、また遺贈することがどれだけ社会の役にたつかを知っていただくためのツール類はとても大事だと思っています。そして、リアルセミナーにも力をいれていきたいと思っております。


アニドネ は二年前に公益社団法人の認定を国から受け、また2018年5月29日に税額控除対象の法人の仲間入りをいたしました。よって、確定申告をしていただければ寄付金額の約半額が戻ってきます(居住地域により変動)。
*参照:寄付は税額控除の対象https://www.animaldonation.org/contributionsystem/deduction/


このような制度は、私たちが活動する上で国が作ったギフトだと思っています。社会問題は根が深いから問題になっているわけで、簡単には変わりません。ですが、アニドネ を立ち上げてから明らかに良い方向に進んでいます。殺処分数は年々減っています。動物のために活動する方も増えました。
近い将来、致命的な問題(殺処分問題や猫のTNRなど)はクリアになると思っています。次の段階として、もっと幸せな犬猫たちを増やしたい、そして犬猫のことで悩みを抱える方々も救われる社会にしたい、と思っています。私ひとりではとても無理ですが、みなさまの力を借りてなら実現するのも夢ではないと思っています。

いただいたドネーションは社会のために必ず役立てます。ご支援を検討してくださいましたら、とても嬉しく思います。

公益社団法人

アニマル・ドネーション

〒1070062

東京都港区南青山2-15-5FARO1F

03-4405-7667

http://www.animaldonation.org/

代表:西平衣里

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