神奈川ゆめ財団の支援事業について…キャリア支援編
2022/12/7 10:11
神奈川ゆめ社会福祉財団の支援事業には、奨学金とともに一人ひとりに寄り添ったさまざまな支援を行なっています。
今回は、今まで力を入れたいと思い、本年度より本格的に動き出した「キャリア支援事業」について詳しくお伝えします。
◆高校生の時期だから重要な「キャリア支援編」
知識や身体、情緒と発達段階である10代後半の高校生は、自分と社会を客観的に判断しはじめる時期です。この高校生の時代に、自分の適性や職業について意識すること、また仕事をしている人から話を聞く、会社を訪問するなどの「出会い」や「体験」を多くすることは、目標決定の選択の幅を広げることと考えています。
神奈川ゆめ奨学生として関わっている高校生の間に、「働くこと」を意識し、「自立」へとつながる道としてキャリア教育を行っています。
1.適性検査
地域の団体のご協力により、「職業レディネス・テスト」という職業適性検査を行っています。
これは、ワークシートを直感的に答えることにより、「基礎的志向性」と「職業的志向性」を測り、職業に関してイメージを確認し、進路選択への動機付けを促すことができます。
2.会社見学
「ゲームが好きなので、プログラミングに興味がある!」という奨学生の声から、横浜市にある主にクレジットカードなどのシステムを開発している株式会社ウイングシステム 代表取締役社長、長谷川 忠志氏からお話を伺うことができました。
長谷川社長からは、この業界は、常に新しいことを学ぶことが必須だということ、その為に入社後の人材育成を企業理念の1つに掲げて大切にしていると話されました。
実際の会社に訪問し、お話を伺うことで「会社はテレビドラマの中でしか見たことがなかったので会社をはじめて見ました。」という奨学生の率直な言葉に、少しずつでも働くことについて意識する機会が持てたように感じました。
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