ストーリー

一般社団法人BEAU 理事兼BEAU LABO チーフディレクターの田川です。

皆さま、お世話になっております。

3年前、2020年1月に「BEAU LABO」が始まり、様々な高校生と関わってきました。

一番最初は、7名の高校生と第1期を開始し、いまでは、年間400名程度が参加をしてくれるプログラムになってきたことが非常に嬉しいです。最近は、卒業生が様々な所から活躍していると話を聞くことが増え、非常に嬉しく、そして自分自身もさらに一緒に取り組んでくださる企業の方や個人の方などを増やしていきたいと思っています。

「どんな境遇で生まれ、生活する高校生でも自分の好奇心を追求できる環境をつくりたい」〜BEAUの活動を始めたきっかけ〜

自分自身、高校時代は大野市でツーリズムに関しての課題研究を自主的にしたり、様々なイベントやコンテストに出ていました。その過程で、今までは「福井なんて、なんもない。」と思っていた自分が様々な大人との出会いを通して「ないなら、自分でつくってみよう」。そう思えるようになっていきました。

自分自身は、先生方や周りの環境に恵まれ、自分の興味関心のあることを社会の中に飛び出して学ぶことができた。しかし、結構ほかの人がそんな環境になるなんて、奇跡に近いのかもと思った自分自身は、「どんな境遇で生まれ、生活する高校生でも自分の好奇心を追求できる環境をつくりたい」と思うようになりました。

その後、代表の小原と出会い、そんな自分自身の原体験から生まれた「BEAU LABO」ですが、みんなで今までつくってきたものであると思います。だからこそ、この仕組みをもっとより良いものにしていくと同時に、多くの高校生に届けたいと思っています。

BEAUの面白いところは「私と君」〜BEAUの魅力〜

BEAUの面白いところは、「私と君」という感覚かと最近思ってきました。BEAU LABOで大切にしていることとも繋がりますが、企業の人も高校生も大学生も高校生も「一人の私」として、関わっていきます。「私はこう思う。私はここを大切にしている。ここが私的には気になる。面白いと思う。」などと主語は私です。一人の人間として、私はどう思うか。そういうその人の等身大の背中をみたり、一緒に対話したりとフラットな関係性であると思います。だからこそ、活動後も繋がりつづける関係性になるんだと思います。

ある日、提携先で企業と方とお話をするBEAU LABOの卒業生

「人々の記憶に残る」BEAU LABOをつくっていく〜これからの活動への想い〜

自分自身、どうなるか分からないというのがBEAUの面白さだと思います。関わっている人が「一人の私」として、これからの人生を様々な方向性で歩んでいきます。明日起こる化学変化がある一方で、数年後ふとBEAU LABOでの出来事を思い出して化学変化が起こる人など、時間軸もバラバラです。そして、その中で変わらない事は、必ず人々の記憶にはBEAU LABOの出来事が残っているという事です。人の記憶は、どんどん発酵するように熟成されていきます。そして、数年後ふたを開いたときに、みんなで「私と君」という関係性で笑いあえる。そんな可能性があるものだと思います。

だからこそ、BEAU LABOは一人でも多くの方に関わっていただき、輪っかを広げていく必要性があると思います。ぜひ、皆さんと素敵な関係性と記憶をつくれたら嬉しいです。