ミャンマーの子どもたちに「学ぶ幸せ」を届けたい!皆さまからの応援を本や文房具にのせて届けます。是非寄付にご協力をお願いします。寄付金は地球市民の会に直接寄付されます。

寄付先

認定NPO法人 地球市民の会

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ミニライブラリー実行委員会

支援総額

102,017円

/ 100,000円

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  • 支援総額

    102,017円

  • 支援者数

    13人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

ミャンマー人の考える図書館とは

2022/11/11 17:58

ミャンマー人の考える図書館とはのメインビジュアル

ミンガラーバー。地球市民の会ミャンマー駐在員の鈴木亜香里です。

ミニライブラリーチームは、月に1回ミーティングを行い、ミャンマーでミニライブラリー事業をしていくための話し合いをしています。

・本はミャンマーで買えるものを買う

・絵本を多めに

・本と親しめる空間を作りたい

・インプットだけでなく、アウトプットを重視する

・ワークショップでやってもらいたいこと

など、日本側が話し合い、その結果を私がミャンマー人ローカルスタッフに伝えて進めています。実際に村まで行ってワークショップを行うのはローカルスタッフなので、彼らにミニライブラリーチームが目指していることをしっかり理解してもらう必要があります。しかし、これがなかなか難しい作業です。言葉は私がミャンマー語を話せるので問題なく伝わるのですが、日本人とミャンマー人との図書館観が全く異なるのです。

例えば、ミャンマーでは小説を読むのはよくないこととされています。小説に没頭してしまって、学校の勉強をしなくなってしまうからだそうです。私も家で小説を読んでいると、夫から「役に立たない小説なんて読まずに、もっと知識になる本を読め」と怒られます。

また、ローカルスタッフは「低学年の子どもは本を読めない」と思い込んでおり、ワークショップの対象者を高校生と設定しました。日本側は10歳以下を念頭に置いていたのですが、ここでも食い違いが発生。私が何度か「小さい子を対象にしたい」と言ったのですが、あまりにも「低学年の子は本を読めない」という思い込みが強く、高校生を対象にするという点は譲ってもらえませんでした。

また、本を読むことは勉強だと思っており、本を読んだ後の感想も読書感想文や国語の試験みたいなものばかりです。「この本から得た教訓は○○です」と子ども達に書かせるのが仕事だとローカルスタッフは誤解しているようです。本当は、想像力を伸ばすためにアウトプットをさせたいんですけどね。

何度か説明しても伝わらなかったので、やりながら失敗しながら学んでいけばいいと思っていたところ、大学で図書館について学んだお坊さんと出会うことができました。スタッフは皆でお坊さんにお話しを聞きに行ったところ、ようやく日本チームがやりたかったことを理解してもらえたようでした。

「10歳以下を対象にしたほうが良いらしい。高学年は試験で忙しいし、小さい子のほうが頭が柔軟だから」「まず、絵本の表紙だけを見せて、どんなお話か子ども達に想像させるんだ」「今までは勉強の本ばかり買っていたけど、絵本をもっと買おう」と、意見が変わったようです。

お坊さんのお力を借りながら、そしてピースセルプロジェクト(※)からも学びながら、ミャンマーに素敵な図書館を作っていきたいと思います。

※ピースセルプロジェクトについて

私たちがモデルにしているイラクの図書館の様子をライブ配信しました。ピースセルプロジェクトのお二人が案内してくれています。ぜひご覧ください。

https://www.facebook.com/chikyushiminnokai/videos/1417035682156606/


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代表:理事長 山口久臣

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