若者の居場所「学びの拠点 Fourth Place」をみんなのチカラで継続しよう!

寄付先

NPO法人 長野県NPOセンター

NPO法人長野県NPOセンター

支援総額

1,618,227円

/ 2,780,000円

58%
  • 支援総額

    1,618,227円

  • 支援者数

    184人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2022年10月7日

  • 終了日

    2022年12月31日

キャンペーンは終了しました

長野県の高校生で不登校と保健室登校なども含めると令和2年度997人。通信制高校に通う生徒は県内10校に約5500人、全体の9%。そんな人たちが地域や社会とつながる居場所が今、求められています。

通信制高校や学校に行きづらい高校生、生きづらさをかかえる若者たちの居場所「学びの拠点Fourth Place」。

来ても来なくても良いよ、何かしてもしなくてもいいよ。自信がついてやりたいことができたら応援するよ。そんな場所です。

その大切な居場所の運営が今ピンチに!!!

今やめることはできない。みんなが求める居場所をみんなのチカラで運営を継続したい。

ストーリー

みなさまのご支援に感謝いたします。のこり2日となりました。

年末のあわただしい中、
手渡し、振り込みなどでもご支援いただいております。
泣いても笑ってもあと2日です。

現在228人の方から2,830,365円のご寄付をいただきました。ストレッチゴールを300万円としています。最後までどうぞよろしくお願いします!!

学びの拠点ってどんなところ?

 「学びの拠点Fourth Place」は2020年、若者が社会と関わり、活動が生まれる場所としてオープンしました。運営する中、「通信制高校で友達ができない」「学校に行くのが辛い」という人たちの姿が見えて来ました。

 そこで、2021年6月から新たに通信制高校生や学校に行きづらい若者の日中の居場所として、相談役のコーディネーターを配置しての活動を開始しました。
 

学びの拠点の日常は?

平日:14:00頃 ちらほらとやってきて、もくもくと勉強を進める人が多いです。最近はボランティアで塾の先生がサポートに来てくれるので、レポートでわからないところなどを聞いて理解を深めることができています。
16:00頃 通信制の学生だけでなく全日制に通う学生も顔を出します。その日あったことや最近の学校の様子などを話していきます。
17:00頃 バイト前後の大学生がふらりと立ち寄り、バイトや大学の話をしていきます。高校生たちは、バイトってどんなふうにやるのか? 大学ってどんなところなのか? といったことを聞いて、“ちょっと先の自分”を考えるきっかけになっています。

土曜日:13:00開館とほぼ同時に学生がやってきます。平日に比べて人が多いので、誰かと話したいという学生も自然と多く集まります。土曜日だけ来るという学生もいて、ピアノを弾いたり、卓球をしたり、近況を話したりと自由に過ごします。

 向こう3か月どんなことしたいかを話し合う企画会議で、イベントなどを自主的に決めています。ROUND ONEに行ってみたり、巨大プリンをつくってみたり。
 バスで遠出もします。初夏には飯綱高原へ出かけて、バーベキューをしてヤギと触れ合い、地元のNPO団体の方々と一緒に薪づくりをしました。秋には遠足も予定しています。

    飯綱高原にて。薪割に挑戦!!

 普段と違う場所へ行き、やったことのない活動を通して、若者たちが持っている力や魅力が発見できました。また、参加した学生自身も「やりたい」「楽しい」という感情を素直に外に発信できることができ、自分のことを今までになくオープンに話してくれました。


★エピソード1★

通信制高校に通うAさん。学びの拠点に来たばかりの頃はなかなか彼女から声を出すことができませんでした。学生サポーターやほかの仲間と過ごしたり、スタッフが促すうち「好きなこと」を話すようになり、今では進路についての相談もするようになりました。ご家族にも支援が必要ということがわかり、法人内のメンタルカウンセラーがコーディネーターと連携し、必要な支援につなぐことで親子ともどもサポートする体制ができつつあります。

★エピソード2★

通信制高校に通うBくん。通信制高校ではなかなか友達をつくる機会がなく、学びの拠点で仲間と活動を始めました。みんながやりたいこと、それぞれの得意なことをシェアするイベントなどを企画しています。スタッフや仲間の応援をもらいながら、活動を通してさまざまな人と出会うことができています。

★学びの拠点の来ている子からの声★

【Cさん】
 ここは来ても来なくてもいい、というところがいい。行かなければいけない、と思うと苦しくなってしまう。「来たい時に来たらいい」言ってもらえる、スタッフは必要以上に干渉してこないから安心する。帰りたくなったらふらっと帰ってもいいし、たまたまそこにいた人と話ができたりするのも楽しい。自分のペースでいくことできる、あそこに行けば誰かがいてくれるというのは、すごく安心する。意外とそういう場所がないから、ここがいい。

【Dさん】
 ここに来て、これからの自分のことを考えるようになってきた。今は通信制の高校に通っているが、ちゃんと卒業できるように頑張りたい。その後は働いてみたいと思っている。
学校を卒業してもここに通いたい。「高校生・大学生の居場所」なので、学校を卒業したら対象でなくなってしまうのではないかと不安。相談できる場所として、今後も通い続けたい。


長野県は若者の自殺が全国でも多い県!?

長野県は若者の自殺率が全国的にも高い県です。また、日本の若者は自己肯定感が低いと言われていますが、学びの拠点に来る人たちも同様です。自分に自信が持てなかったり、SOSを出せない人たち。
「弱音を吐いてはいけない」「しっかりしなさい」「人に迷惑をかけてはいけない」と大人はついつい言ってしまいがち。でもそれは誰のため、何のための言葉でしょうか?

★コーディネーターからのメッセージ★

 通ってきている人たちの中には、「特性」を持っている人いない人、大事にされすぎて吐き出せなくなっている人、自分で声をあげられる人、黙ってじっと耐える人もいます。そばで見ていると、ほんとうにいろんな人がいてひとり一人が違うのだということに、改めて気付かされます。

 学びの拠点では、そういういろんな子が交じり合うことを良しとしています。

 訪ねてくる若者の中には、「自分は人と違う、普通じゃない」という意識を持つ子たちもいますが、ここではその意識はありのままに持ちつつ、他の仲間とコミュニケーションをとっています。自分の主張をすることが苦手な子が多く、みずから意見をいうことができない場合も多々あります。 例えば、ゲームをしよう、という時に、周りにいる人に「やる?」と声をかける。それを受けて「やりたい」という人もいれば、「今はいい」と断る人もいる。逆に「皆がいうなら…」と周りの雰囲気に合わせてしまったり、「やりたいかどうかわからない」というところから考え始める人もいます。
 そういう時は、「やりたくなったら言ってね」、「興味があったら声かけて」といった一言を添えると、一度ほっとするのか自分で考えて行動するようになります。そんなことを繰り返すうちに、だんだん自分の主張をするようになってきました。新しく通ってくる人に対して、同じように接してくれる人もいます。「自分がそうしてもらって楽になったから」「なにかを強制的にやらされないのがいい」と言ってくれます。

そんなふうに、少しずつですが拠点に通っている子たちには変化が起きています。

 「強制的に何かをしなければならない」ということに苦しさを感じる、また「自分で決めることができない、なにをしたいのかがわからない」というところで立ち止まってしまう若者はたくさんいると思います。そんな時に「今はちょっと立ち止まってもいいんだよ」と言ってくれる、ありのままを受け止めてくれる人や場所があることは、とても貴重なのです。

 そんな学生からの一言。「不登校になった時に『生きてるだけで充分だって言ってほしかった』」。

「突き刺さる言葉」です。

 保護者や先生達は、若者が立ち止まってしまった時「そのままでは駄目だ!世界が狭くなる!引きこもりになる!」と焦り、無理に外に連れ出したり、先回りをしようとしてしまいます。

でも、
一番悩んでいて、このままではいけない、と考えているのは本人です
混乱しながらも、どうしたらいいのかを一生懸命考えているのも本人です

        ボランティアさんも一緒にいなりずし作成中

彼らには時間と居場所が必要

 学びの拠点にくる人たちの話を聞くと、「一度考えさせてほしい」「考え方を押し付けないでほしい」「勉強よりも友達がほしい」という声がよくあがります。悩んでいる時に話を聞いてほしい人たちから、あれこれと言われるのは自分の話を否定される気がして怖い。だから話せない、とも。親や学校、環境などから離れて一旦整理したいと思う子たちはたくさんいます。学びの拠点は、ちょっと立ち止まって考える時に使ってもらえる居場所でありたいと思っています。

 同時に、人が変化していくには時間がかかります。

 立ち止まったところから、また歩き出すまでには、とても時間がかかります。その変化を見守り、包み込みながら支えていくためには、学びの拠点の活動が長く続いていくことが必須になります。目立たない地道な活動ではありますが、必要としている人がたくさんいることを強く実感しています。

 スタート時には助成金をいただくことができ、学生たちとの信頼関係をつくり、運営のノウハウもスタッフで議論しながら1年が過ぎました。さらにこれから!!!という今年度、予定していた助成金が不採択となり現在資金の目途が立たないまま運営を継続しています。
 やめることは簡単かもしれません。でも、学びの拠点を必要としている人たちがいるかぎり、それはやはりできない、この大切な居場所を続けたい、切なる願いです。

「ちょっと立ち止まりたい」そして「自分で決めて行動していきたい」という若者たちのために、自分を見つめ直し、また先に進める力を呼び戻す時間を提供するために・・・・学びの拠点を一緒に支え創っていただけけるパートナーとして、お力添えをよろしくお願いします。

     年末、大掃除の日に。たくさん頑張った人にごほうび!!満面の笑み。


寄付の使い道は?

学びの拠点の1年間の運営費に充てさせていただきます

Fourth Place家賃 年間420,000円(駐車場代込み)
Fourth Place水光熱費 年間240,000円
コーディネーター人件費 年間1,647,684円(福利厚生費等込み)
拠点サポーター謝金 年間192,000円
通信費(電話・インターネット) 157,200円
保険料 87,360円
消耗品等雑費 35,756円

合計 2,780,000円



長野県NPOセンターとは?

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〒3810034

長野県長野市高田1029-1 エンドウビル1F

026-269-0015

https://www.npo-nagano.org/

代表:山室秀俊

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