2022年9月、大ナゴヤ大学は開校13周年を迎えます。
今まで大ナゴヤ大学に関わってくださった方たち、見守ってくださった方たちと大ナゴヤ大学の13回目の誕生日をお祝いしたい。そんな思いで寄付キャンペーンを立ち上げました。
13年の歴史を一緒に振り返りつつ、これからの活動を応援していただけると嬉しいです。
ストーリー
3年ぶりの周年企画!コンセプトは「大ナゴヤ大学の現在地」
みなさん、こんにちは。特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク 理事長の大野です。
2009年9月に開校した「大ナゴヤ大学」は、今年13周年を迎えます。2019年に10周年の授業を実施して以来、コロナの影響や組織体制の見直しもあり周年企画を実施できずにいました。実に3年ぶりの企画です!
今回のコンセプトは、「大ナゴヤ大学の現在地」。大ナゴヤ大学で起きてきたこと、これから起きることを、体感してもらいたいと考えています。
コロナ禍に整理し直した「大ナゴヤ大学」の位置づけ
大ナゴヤ大学は、名古屋を中心に「授業」とよばれる「学ぶ・学び合う場」をつくってきました。その数なんと600コマ以上!
開校当初は、単に知識を得るのではなく、参加者が「なにかに気づける、知らないことに出会える“きっかけ”の場」を目指し、幅広いテーマを扱うとともに、誰もが気軽に参加できるよう無料で授業を開催してきました。
その後、授業を有料化して運営費を賄ってきた時期もありました。運営メンバーの入れ替わりもある中で、「無料、有料、どっちが良い?」という議論もたびたび行われてきたのです。
2017年頃、「無料か?有料か?」という金銭面の二択ではなく、「大ナゴヤ大学は、そもそも何のために活動をするのか?」を問い直すタイミングがやってきました。なにを大切にしていくのかが言語化されておらず、メンバーの入れ替わりに合わせて組織の価値観を上手く引き継げていなかった…。そこで、私たちが「授業」と呼ぶ「学ぶ・学び合う場」をつくる目的を整理し直しました。
「自分が受けたい授業をつくる」。こうした言葉は授業をつくる人たちに浸透しながら、個々人の目的を超えた、組織として目指すものが明確にできていなかった。そこで、改めてこれまでの授業を振り返ってみると、目的ごとにいくつかの分類ができそうだと気づきました。
まず、開校当初の「なにかに気づける、知らないことに出会える“きっかけ”の場」を目指す方向性は、私たちの大切な価値観として、新しいメンバーにも一貫して共有されてきました。そこで、「まだ見ぬ、面白いに出会う」というキャッチフレーズのもと、毎月第2土曜日を「大ナゴヤの日」と名づけ、開校時同様に無料で授業を開催することに。“きっかけ”を生む授業を変わらずつくり続けています。
「大ナゴヤ大学」での活動を通じて「大ナゴヤの日」はじめ、いろいろなプロジェクトが生まれ、また新たに生まれようとしています
「大ナゴヤの日」ができたように、この数年、多種多彩な授業を目的ごとにまとめ直す流れができています。2022年には、まち歩きを通じて「まちを知る楽しさ」を体感する「まちシル」(有料)がスタート。この他、名古屋城をまちに暮らす人たちの学びの場とする「城子屋」(業務委託 主催:名古屋市)の企画・運営もしています。
開校から13年、「大ナゴヤ大学」は、学びの目的に応じたブランド(=プロジェクト)がいくつも生まれる“プラットフォーム”になっています。従来の価値観も大切にしつつ、新たなことも生み出していける場なのです。
13周年企画として、3コマの授業を開催します!
さて、来たる9月10日(土)、第2土曜日の「大ナゴヤの日」に、13周年を祝う3コマの授業を開催します。
“面白い”との出会いを生む学びってどんなもの?〜北欧デンマーク式の学習を体験しよう〜
インタビュー&記事づくりに挑戦! 理事長に聞く、大ナゴヤ大学のこれまでとこれから
の3コマ。大ナゴヤの日らしい、幅広いテーマの授業になっています。
前述の通り、13周年のコンセプトは「大ナゴヤ大学の現在地」。それぞれの授業に楽しみと学びがあると同時に、3コマ通して大ナゴヤ大学で起きてきたこと、これから起きることを表現する内容です。
「“面白い”との出会いを生む学びってどんなもの?〜北欧デンマーク式の学習を体験しよう〜」では、大ナゴヤの日のキャッチコピー「まだ見ぬ、面白いに出会う」について改めて見つめ直します。
「ういろう持ち寄り会〜みんなでシェアして楽しもう〜」は、ボランティアスタッフのひとりが初めてコーディネートする授業です。授業づくりのルールは、「自分が受けたい授業をつくる」というひとつのみ。これが意外と難しい。つい誰かに答えを聞きたくなってしまうことがありますが、とことん自分と向き合って、オリジナルの授業を生み出すのが大ナゴヤ大学流。「つくるを学ぶ」のも、ひとつの学びの在り方です。
「インタビュー&記事づくりに挑戦! 理事長に聞く、大ナゴヤ大学のこれまでとこれから」は、立ち上げ当初から大ナゴヤ大学の「現在」を追ってきたサカエ経済新聞 編集部がコーディネートする授業。秋頃に「大ナゴヤ大学×サカエ経済新聞・名駅経済新聞」で新たな「学ぶ・学び合う場」をつくる計画があり、そのプレ企画にもなっています。こちらもどんな場になるか!?お楽しみに!
また、13周年企画以外にも、9月には「まちシル」の「ディープで、あたたかい。港まち「築地口」を歩こう〜レトロかわいい喫茶店、おいしい町中華、渋ビルも〜」、「「SUNDAY BUILDING MARKET」開催日の柳ケ瀬商店街へ!〜マーケットから見るまちの変化〜」も開催されます。
ディープで、あたたかい。港まち「築地口」を歩こう〜レトロかわいい喫茶店、おいしい町中華、渋ビルも〜
「SUNDAY BUILDING MARKET」開催日の柳ケ瀬商店街へ!〜マーケットから見るまちの変化〜
ぜひぜひ、まるっと大ナゴヤ大学をお楽しみください!
寄付の使い道
最後に、いただいた寄付金は、大ナゴヤの日の運営費(授業コーディネート費、会場費、講師謝礼など)と、大ナゴヤ大学の運営費(スタッフ人件費、webサイト運営費、通信費、事務所家賃など)として活用させていただきます。
「あなたがいれば、まちが変わる」。
これは、特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワークの理念として掲げている言葉です。
あなたがこのまちの主役です。
「何をやるか」よりも「誰とやるか」を大切に。
ひとりの思いを大切に、これからも場をつくり続けていきます。
そんな「大ナゴヤ大学」が生まれた月を、一緒にお祝いしましょう!