【応援メッセージ】松岡千尋さん
2022/9/6 17:19
◆松岡千尋さんからの応援メッセージ
三重出身、現在、京都で3人の母として子育て真っ只中です。
昨年度まで小学校で勤務していました。どうしたら子どもたちが頭をぐるぐる使って考えるだろうと思いながら授業作りをすることが好きでした。今年からはお洋服やスカーフなどを藍染めしています。23歳で髪が抜け、1番おしゃれを楽しみたかった20代、なんとか髪のない状態を楽しめたアイテムが、スカーフでした。髪がないようにみえない、お洒落で巻いているように感じられる巻き方や形を試行錯誤し、藍染めを使って「ヘアロス感のないスカーフ」を作りました。何かを作り上げて、その向こうにいる人のことを思いながらモノづくりをすることが、きっと好きなんです。
▶︎ASPJとの出会いや関わり方
Instagramで同じヘアロス仲間がこんなにたくさん発信しているんだと気づき、その中でASPJと出会いました。初めて交流会に参加した時、本音を笑って話せる当事者同士の会話に、ASPJの必要性を感じ、関西での交流会の企画をさせていただいています。また、ヘアロスに対する世間のイメージを変えるには、教育の場から!と感じ、先生方への研修もスタートしたところです。
▶︎ASPJの魅力とその理由
やはり当事者同士が本音で笑って話せる場があることです。「こういう態度辛いよね〜」「彼氏の前でどうしてる?」「出産のときどうしてた?」など!きっと当事者ではない人に相談したら、引かれてしまうような質問や、傷ついているけど笑って過ごしてきた体験談を話すことで、また前を向けたし、自分に自信が持てるようになりました。
▶︎ASPJへの今後の期待、応援メッセージ
髪がないことがハンディキャップにならない世界に!というASPJの理念。そりゃそうでしょうと思いますが、「髪がない人は、髪がある人より劣っている」と感じる言葉や空気感が、まだまだ身近に溢れていると思います。当事者の皆さんが、ヘアロスを公言し発信することはとても勇気のいることです。それを乗り越えてASPJで活動されている皆さんとご一緒できることがとても誇らしいです。これからが楽しみです!
向日市立第二向陽小学校校長先生と
◆5年後、10年後の子どもたちの未来を
どうしたら「髪がない子ども達」や「髪のない人」が生きやすくなるのか。その答えの一つとして「教育に関わる方々に知っていただく」、千尋さんとはこのプロジェクトに邁進していただいています。ご自身が教員という経験を持ち、現在も子育て中。子どもたちの成長の速さと、日々接する教員の影響力がいかに大きいかを実感されています。
はじめて一緒に小学校の先生方に向けた講演では、私は感動して泣いてしまいました。今、小1の子どもたちは、5年後には6年生になる。今、小6の子どもたちは5年後には高校を卒業して社会に出ていく。当たり前の事ではありますが「時間」を意識したことで、「今伝えたい」という想いに拍車がかかりました。
人との違いに悩むことは成長の過程ではありますが、一人で乗り越える道ではありません。それは本人も、その親御さんやご家族も、先生もです。ASPJには「私の経験が誰かのためになってほしい」と積極的にかかわってくださる当事者の方が集まっています。当事者でしか共感できないことも、第三者を介して立場の違う方同士をつなげていくこともできると感じています。
2022年から2023年は小中学校での講演事業に力を入れていきたいと思います。ぜひ導入のご検討もいただきたいです。
▶講演のご依頼はこちら https://aspj.site/entry/
▶千尋さんのインスタグラム https://www.instagram.com/chi_r.m/
▶ヘアロス感のない藍染スカーフ https://kokokara-shop.stores.jp/
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