コンビニまで5キロの中山間地。選び抜いた劇団と上演作品。活き活きしたクルーにささえられ、ここでしかできない演劇祭!

寄付先

認定NPO法人 特定非営利活動法人あしぶえ

特定非営利活動法人あしぶえ

支援総額

1,043,695円

/ 1,000,000円

104%
100%
  • 支援総額

    1,043,695円

  • 支援者数

    90人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2022年7月31日

  • 終了日

    2022年9月30日

キャンペーンは終了しました

私たち、認定NPO法人あしぶえは、市民の皆さん及び松江市行政の皆さんと手をつなぎ、島根県松江市八雲町で、3年に1度、国際演劇祭を開催して20年になります。

7回目の演劇祭は、2020(令和2)年11月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の発生によりやむなく延期することになり、2年後の今年ようやく開催の運びとなりました。

「第7回 松江・森の演劇祭」

  開催期間:11月5日(土)~13日(日)

  場所:松江・森の演劇祭ゾーン(松江市八雲町平原)

  会場:しいの実シアター(100席)平原会館(80席)大型テント(170席)

 認定NPO法人あしぶえは、1966(昭和41)年に創立した劇団で、1995(平成7)年からは、国内初の公設民営劇場「しいの実シアター」の管理・運営に携わり、7人のスタッフが「松江・森の演劇祭」の運営本部業務と会計業務を担当しています。

 第7回の開催目的は、2つあります。

① 子どもたちから高齢者まで様々な人たちが、世界の多様で創造的な表現に触れて、演劇の楽しさ・深さと感動を味わうことによって、明日への豊かな暮らしに繋がっていくことを目指します。

② 演劇祭を企画・運営するスタッフとクルーが、Bit by Bit の精神で演劇祭を長く続けることによって、ひとの力・まちの力が増して、松江のまちが<国際的で柔軟な感性が広がるまち・市民が誇れるまち>になることを目指します。

この演劇祭の上演作品を、できるだけ手頃な料金で多くの方にお届けするために、松江市はもちろん文化庁や文化財団様からのご支援のほか法人もスタッフも資金を出し合いますが、海外の渡航費や様々な値上がり等も加わって、不足を余儀なくされています。

そこで、地元企業の皆さまへご寄付を募るほか、クラウドファンディングによって多くの皆様のご支援をお願いすることになりました。

どうぞ、世界でも大変小さいゾーンの小さい3つの劇場で開催します「第7回 松江・森の演劇祭」に温かいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

           

           特定非営利活動法人あしぶえ 理事長 園山 土筆

ストーリー

お礼とご報告

この度、全国の皆様にお願いして、クラウドファンディングサイト「Syncable(シンカブル)」を活用した寄付キャンペーンを行いました。

目標額1,000,000円に対し、たくさんの方からご支援をいただき、
お陰様で目標の104.36%の1,043,695円に達しました。

皆様からのあたたかいご支援や応援メッセージをいただき、深く感謝するとともに、元気をいただき、スタッフ一同、ここでしかできない演劇祭を!という気持ちを更に強くしました。

ご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
詳細につきましては、下記の通りご報告いたします。

ご報告

キャンペーン実施期間:2022/8/1(月)~9/30(金)

いただいたご寄付の総額          1,043,695円  目標の104.36%

(内訳) 活用できる額(手数料差し引き後)   917,422円

資金活用計画

第7回松江・森の演劇祭は、2022年11月5日(土)~11月13日(日)に開催します。

カナダ、フランス、ブルガリア、日本の4カ国、10集団が11作品を上演します。

上演作品は、ノンバーバル、日本語セリフの作品など、小さいお子様から大人まで楽しめる作品を選びました。海外の優れた作品をご家族連れでご覧いただけるようにと、ご寄付を活用して、入場料を安くいたしました。

秋の自然にふれ、しいの実シアター周辺の景観も味わいながら、演劇を楽しみ、マルシェやPOP-UPショップなどでわくわくする時間を過ごしていただきたく、準備を進めております。

八雲中央公園大型駐車場、または八重垣神社から無料シャトルバスを運行しております。
皆様に演劇祭を楽しんでいただけるよう、お待ちしております。

                特定非営利活動法人あしぶえ

                 理事長  園山 土筆

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私たち、認定NPO法人あしぶえは、市民の皆さん及び松江市行政の皆さんと手をつなぎ、島根県松江市八雲町で、3年に1度、国際演劇祭を開催して20年になります。

7回目の演劇祭は、2020(令和2)年11月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の発生によりやむなく延期することになり、2年後の今年ようやく開催の運びとなりました。

    <第7回 松江・森の演劇祭>
    開催期間:11月5日(土)~13日(日)
    場所:松江・森の演劇祭ゾーン(松江市八雲町平原)
    会場:しいの実シアター(100席)平原会館(80席)大型テント(170席)

 認定NPO法人あしぶえは、1966(昭和41)年に創立した劇団で、1995(平成7)年からは、国内初の公設民営劇場「しいの実シアター」の管理・運営に携わり、7人のスタッフが「松江・森の演劇祭実行委員会」の運営本部業務と会計業務を担当しています。

 第7回の開催目的は、2つあります。

① 子どもたちから高齢者まで様々な人たちが、世界の多様で創造的な表現に触れて、演劇の楽しさ・深さと感動を味わうことによって、明日への豊かな暮らしに繋がっていくことを目指します。

② 演劇祭を企画・運営するスタッフとクルーが、Bit by Bit の精神で演劇祭を長く続けることによって、ひとの力・まちの力が増して、松江のまちが<国際的で柔軟な感性が広がるまち・市民が誇れるまち>になることを目指します。

 この演劇祭の上演作品を、できるだけ手頃な料金で多くの方にお届けするために、松江市はもちろん文化庁や文化財団様からのご支援のほか法人もスタッフも資金を出し合いますが、海外からの渡航費やさまざまね値上がり等も加わって、不足を余儀なくされています。

そこで、地元企業の皆さまへご寄付を募るほか、クラウドファンディングによって多くの皆様のご支援をお願いすることになりました。

  海外でも国内でも地域でも、多くの人が困難な事柄に見舞われて、心が潤うようなものを求めています。だからこそ、子どもたちから高齢の皆さん共々に演劇の楽しさと感動によって、心温まり、勇気が湧き、明日への暮らしに向かっていけるように、スタッフもクルー(ボランティア)も精一杯の頑張りで、演劇祭を成功に導きたいと心から願っております。感染症は、依然として終息はしていませんが、国や県、市の指導のもと、充分な対策を行いながら実施する方向で準備しており、もしも今年が難しい場合は、必ずや来年秋には実施します。

どうぞ、世界でも大変小さいゾーンの小さい3つの劇場で開催します「第7回 松江・森の演劇祭」に温かいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

                  特定非営利活動法人あしぶえ

                   理事長 園山 土筆 

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コンビニまで5キロという中山間地に建つ「しいの実シアター」

国際演劇祭という華々しい催事を開催する「松江・森の演劇ゾーン」の主会場は、大方の予想をはずして、108席の小さな木の劇場「しいの実シアター」です。建設された1995(平成7)年頃は、全国的にも2000~5000席の豪華な劇場が続々と建設されたため、「しいの実シアター」は国内初の公設民営劇場とはいえ、特別に注目されることはありませんでした。それもそのはず、劇場がある松江市八雲町平原周辺には飲食店や宿泊施設は1軒も無く、公共交通機関は土日運休で、一番近いコンビニまで5キロという中山間地に位置しているのですから当然といえば当然のことでした。

ひとつの事件が「志」と「夢」を育んだ!

 なぜ、こんな不便なところに劇場ができたのか。それは、劇団あしぶえ、後のNPO法人あしぶえの強い願いがあったからです。

あしぶえは、1966(昭和41)年に松江市内で創立し、その3年後、旗揚げ公演の広告収入を得るため、ある商店に入り「劇団ですが・・・」と言った途端に、出ていけとばかりに塩をまかれたことがありました。当時は、劇団・演劇・芝居といったものへの無理解が少なからずあったのです。

 この事件をきっかけにあしぶえは長い間悩み考えて、やがて、「演劇を人々の暮らしの中へ浸透させたい」と志を立て、劇場建設を夢見て10年7ヶ月にわたる団員積立を始め、土地探しをしたことが「しいの実シアター」建設に繋がったのです。塩事件から26年後のことでした。

■1995年当時のしいの実シアター

劇場建設の「夢」が実現!

 劇場建設を夢見るあしぶえを迎え入れてくださったのは、松江市南隣の旧八雲村でした。土地探しに試行錯誤して疲れ果てあきらめかけていたとき、初めて会った村長さんが今までの誰よりも本気で話を聞いてくださったのです。そして、会ったその日、最初に案内された土地を見て「ここだ!」と思い、夢が広がり、様々な出来事と困難を乗り越えて、思いがけなくも村立劇場の建設に繋がっていきました。そうして村長室訪問から3年後、しいの実シアターが完成したのです。

 観客にとっては、俳優の表情も声のトーンも、衣装も小道具もなにもかも手に取るように分り、登場人物の内面も感じ取ることができる素晴らしい演劇専用劇場です。

  

アメリカ公演の体験が国際演劇祭開催に発展!

 「しいの実シアター」が完成する1年前、あしぶえは、アメリカのウイスコンシン州ラシーンで開催された「第2回アメリカ国際地域演劇祭」に出場し、「セロ弾きのゴーシュ」を上演して世界11カ国の中で最高賞の第1席に選ばれました。

日本で上演する「セロ弾きのゴーシュ」では、お客様は黙って深く感動したという様子ですが、アメリカでは、笑い、声をあげ、手を叩き、隣の人と同感し、幕がおりると、スタンディングオベーション! これは初めての体験でした。

実はこのときの体験が、その後の国際演劇祭開催に繋がったのです。ウイスコンシン州の人口9万人の小さな町で、まだ日本では生まれていないNPO法人が劇場を管理・運営し、11カ国の劇団員をホームスティで受入れ、リスクマネジメントも完璧で、地元企業が資金と人材を提供し、町の人たちがボランティアスタッフとして上演や食事や輸送などを受け持ち、しかも作品については高いクオリティが求められ、なによりも観客が楽しんでいたこと。

 「そうだ、これだ!」と思いました。「演劇を人々の暮らしの中へ浸透させたい」と頑張ってきたけれど、あしぶえという小さな一つの劇団が頑張るよりも、町の人や企業や行政にも声をかけて、皆で考え工夫して国際演劇祭を開催・継続すれば、それは素晴らしい<人づくり・まちづくり>に繋がり、やがては演劇が人々の暮らしに役立っていくのではないかと・・・。

しかし、国際的催事開催には6つの絶対条件があった

 1)予算が潤沢にある

 2)交通の便がよい

 3)会場・ホテル・レストランがある

 4)外国語が堪能なスタッフがいる

5)観光資源・文化資源がある

6)ホスピタリティがある

これが国際的催事の絶対条件か・・・。

予算は無い、交通の便も悪い、小さな劇場があるだけでホテルもレストランも無い、外国語の堪能な人は探せばいるかも、それに、観光資源と文化資源はある、ホスピタリティだって育てていけばいい、まあ、知恵と工夫でなんとかなるさ。

こうして、死にもの狂いの準備を経て、1999(平成11)年に実験的な国際演劇祭を開催したのです。この成功を機に2001(平成13)年には正式に「第1回」を実施して、今年「第7回」を迎えることになったのです。

春のしいの実シアター周辺

選び抜いた劇団と、選び抜いた上演作品で!

 松江市八雲町平原の「松江・森の演劇ゾーン」には、3つの劇場があります。しいの実シアター(108席)、平原会館(80席)大型テント(200席)です。今回は、フランス、ブルガリア、カナダ、日本の4カ国10劇団11作品で開催します。

どの劇団もとてもマナーがよくて明るく、観客を大事にする人たちです。実は、上演作品の舞台というものは、その劇団・集団の生き方、舞台づくりの態度というものが、すべて作品ににじみ出るのです。それは怖いくらいです。長年様々な舞台を見ていると、そういったことも見えてくるようになります。それは演劇だけではなく、どんな世界でも同じでしょう。

生き生きと活動するクルーのみなさんは、この演劇祭の誇りです!

演劇祭を始めたとき、地元のほとんどの人は外国人ときちんと向き合ったことも話したこともなく、国際演劇祭がどんなものかも知りませんでした。そんな地域であったにもかかわらず、その後20年以上に渡って活躍しているのが、フェスティバル・クルー(ボランティア)の皆さんです。クルーというのは、志を持って皆で大きな船に乗り込み、大海に漕ぎ出して、夢に向かって進む人たちのことです。

私達の演劇祭の誇りは、クルー(ボランティア)のみなさんの存在です。彼らの頑張りは、胸を張って自慢できるものです。メンバーは10代から80代まで、地元の中学生も数十人参加して、およそ200名。中には、高校生のときから活動して、通算5回以上、20年以上活動している人も3人います。彼らは結婚し、子どもが生まれてもクルーを続けているのです。「俺はクルーになって変わったよ」という男性もいます。50代から初めて80代になったクルーの皆さんは、肝心なところで若いクルーを助けています。彼らのほとんどは、演劇にはあまり興味をもっていませんでしたが、いまでは活動の合間に観劇を楽しみにしています。3年毎に演劇祭の準備が始まると懐かしそうに集まってきて、再会を喜び合い、すぐに話しが弾みます。年齢の差は問題にはなりません。そうして、また、新しい演劇祭の準備に入っていくのです。クルーの皆さんがいなければ、この演劇祭は開催できません。あらためてここでお礼を言いたいと思うくらいです。

「演劇」ってなんだろう、という質問に答えて

「演劇」とは、登場人物の動きや表情、舞台装置や照明などの 見えるもの と、

台詞や音楽、音響などの 聞こえるもの で表現する舞台芸術です。

観客は、これらの 見えるもの 聞こえるもの を通して、笑い、泣き、怒り、喜び、感動します。

けれども、実は、その奥にある見えないもの 聞こえないもの を感じ取ったときこそ、

より深い感動があり、明日への生きる活力を得るのです。

このような、見えないもの と、聞こえないもの を感じ取る楽しさが

人々の感性、想像力、創造性を育むのです。

それから、

「演劇」に、決まった見方というものはありません。

だれでも、自由に観て、自由に感じて、自由に受け止めればいいのです。

このような「演劇」を広くお届けしたいと思います。

この演劇祭へのご支援を、もう一度お願いいたします!

このクラウドファンディングによって全国の皆様へご支援をお願いいたします。

  海外も国内も地域も、様々な困難な事柄に見舞われております。お父さんもお母さんも子どもたちも大変です。だからこそ、子どもたちから多くの方々まで、心温まり、勇気が湧き、明日への暮らしに向かっていけるように、優れた作品をお届けしたいと思います。スタッフもクルーも精一杯の頑張りで、演劇祭を成功に導きたいと願っております。どうぞ、多くの方のご理解を得て、世界でも大変小さいゾーンの小さい3つの劇場で開催します「第7回 松江・森の演劇祭」に温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

認定NPO法人

特定非営利活動法人あしぶえ

〒6902105

島根県松江市八雲町平原481-1

0852-54-2400

https://www.ashibue.jp

代表:園山土筆

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