エバーラスティング・ネイチャー

ウミガメを絶滅させないため、インドネシアや小笠原諸島で保全活動をしています。

認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーでは、インドネシア地域にて絶滅危惧種のウミガメの一種「タイマイ」の保全活動を行っております。今回、このタイマイ保全活動を継続的にご支援いただく月額寄付者を募集いたします。ウミガメを守り、美しい海や自然環境と地域住民の暮らしを守るため、私たちの活動の仲間になっていただけませんか？温かいご支援・応援をよろしくお願いいたします。

【募集概要】
■主催：認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー
■期間：2022年8月8日(月)～9月9日(金)
■目標：100名
■用途：タイマイ保全活動（個体数回復のための活動、人材育成、生態解明、情報発信など）
■特典：お礼メール、各種報告書の送付、現地からの活動ムービー、サポーター限定勉強会＆交流会へのご招待

▶▶継続寄付の停止はご自身で可能です◀◀
継続寄付停止の方法、その他よくある質問は本ページ下部に記載しております「よくある質問－支援者の方」よりご覧ください

絶滅危惧種のウミガメを守りたい！「タイマイサポーター」100名募集！

ご寄付でできること

こんにちは、ELNA井ノ口です。いつもタイマイ保全活動のサポートありがとうございます！ サポートいただいている活動の近況をお届けしたく、ブログのとりまとめをここにアップします。 ■『プスムット島に現地調査行ってきました！』 <img src="https://lh7-rt.googleusercontent.com/docsz/AD_4nXf6YE0knzwD1u1jYAkZuTvMjy0eWLI-Tkv5TK_PqIo22-hdnV6q6V2JwXqQsiExBheKujZISqNK1LDd87pOL_iapfeIsZINxlsvxrgeoyFB1kVAVliMicRqMmjpkOncNxxMWBb-eJSQmB3SZZ3BRMWr9gbw?key=ovD9kVtd2fBkzsf_TPQgdQ"> タイマイ保全活動地のプスムット島へ、現地パートナー団体YPLIのスタッフが現地調査に行って参りました。 その報告より、現地の状況を共有します。 プスムット島は、活動地の中でも卵の盗掘が比較的多く見られている場所です。そのため、盗掘から保護した産卵巣のふ化状況調査を昼間おこなう他、訪問時は夜のパトロールもおこないます。・・・ （続きはこちらから）<a href="https://www.elna.or.jp/hawksbill_20240731/" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.elna.or.jp/hawksbill_20240731/</a>■『キマル島での近況と監視員さんの話し』 <img src="https://lh7-rt.googleusercontent.com/docsz/AD_4nXfUmtfh4hYwMjQw4wYd1Sb7koabfKKCGHvRvr-chIC3CURF7w7bH2QoyK44Q8Sp3twEx8s2enrNX4FGvSyFaj43mjYSdBuzJAC1qtM3ncYK673V816-ZAaXJOapPOgo-zRx9bRaSYNNMbEky6NKKaw3nlFU?key=ovD9kVtd2fBkzsf_TPQgdQ"> キマル島は、ミズオオトカゲによる食害が酷く一時期は島内のウミガメ卵ほぼ全滅！・・・という時代を乗り越え、よく働いてくれるウミガメ監視員が雇用されたことにより、現在はミズオオトカゲ食害は大きな脅威ではなくなり（今も食べられてはいますが）、沢山のふ化稚ガメが算出されたことにより今、絶賛産卵増加中のノリノリの島でございます。・・・ （全文はこちらから）<a href="https://www.elna.or.jp/hawksbill_20240802/" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.elna.or.jp/hawksbill_20240802/</a> 『インドネシア調査日記』 <img src="https://lh7-rt.googleusercontent.com/docsz/AD_4nXe5GEqHJIftEsIg7BIwfxwy9XKQ_lgANeoV2qTKDcU7OYZyxg8YPKRpBhsfDlX8UbgN7ZpOvQC9R_VtdPKhnVyFZWiIlXy4U8DK6XxEXJKU1AQJo1TgKzv-SSKCr2x5eahq2YOO3JzvVgqQglEzZizWJ9Dl?key=ovD9kVtd2fBkzsf_TPQgdQ"> 仕事で初めてインドネシア出張に行ったスタッフKが、出張調査でのあれこれを赤裸々に綴っています。 part 1 :<a href="https://www.elna.or.jp/segama-survey2024/" rel="noopener noreferrer nofollow"> 日本～ジャカルタ編 </a>part 2 :<a href="https://www.elna.or.jp/segama-survey2024-2/" rel="noopener noreferrer nofollow"> 島へ向けてジャカルタを出発編 </a>part 3:<a href="https://www.elna.or.jp/segama-survey2024-3/" rel="noopener noreferrer nofollow"> バカウニ～セガマ・ブサール島へ編 </a>part 4:<a href="https://www.elna.or.jp/segama-survey2024-4/" rel="noopener noreferrer nofollow"> 島編スタート！ </a>part 5:<a href="https://www.elna.or.jp/segama-survey2024-5/" rel="noopener noreferrer nofollow"> 調査編</a> 以上のように、活動の近況はELNAのwebサイトの<a href="https://www.elna.or.jp/blog/" rel="noopener noreferrer nofollow">BLOG</a>にて随時アップしております。 是非ときどきのぞいてみてくださいね！

タイマイ保全活動の近況（ブログまとめ）

今日は、嬉しいお知らせです！ELNAのタイマイ活動地を含めたインドネシアのタイマイDNAの解析について数年前から共同研究を進めて参りました。この度、こちらが論文として公開されました！<img src="https://static.xx.fbcdn.net/images/emoji.php/v9/tfd/1/16/1f64c.png" alt="🙌">この研究により、保全活動にとってとても重要なことが明らかになりました。それは、ELNAのタイマイ保全活動地は４ヵ所とも違う個体群であり、それぞれを保全する重要性が示されたことです。 遺伝的な多様性としては、セガマ・ブサール島とキマール島が遺伝的多様度が高いことも分かりました。（セガマ・ブサール島は２つの分化したクレードを含む点で多様度が高く、キマール島はハプロタイプの種類が多い点で高い）また、インドネシアのタイマイ個体群解析は長きに渡り未知でした（未研究であった）。繁殖個体のＤＮＡ分析は、周辺海域のタイマイ生態解明においても重要なことです。そのため、非常に価値ある研究となりました。 タイマイ保全活動は、タイマイサポーター様と島オーナーの皆さまのご支援により継続的ています。それぞれの島が重要 研究に関するまとめは下記の通りです。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 論文詳細 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■タイトル Unraveling fine-scale genetic structure in endangered hawksbill turtle (Eretmochelys imbricata) in Indonesia: implications for management strategies■論文リンク <a href="https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmars.2024.1358695/full" rel="noopener noreferrer nofollow">https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmars.2024.1358695/full</a>■研究の成果・意義 ・未解明であったインドネシアのタイマイの遺伝的な個体群構造を明らかにした ・ジャワ海域にある6島を調査し、13の新しいDNA配列（ハプロタイプ）を発見した ・既報のDNA配列としては、マレーシアやオーストラリの産卵個体群と共有する配列が検出された ・インド洋～太平洋地域の個体群として新たに5つの異なる管理グループが認められた■研究のハイライト – 遺伝的多様性の解明 この研究により、遺伝的多様性が明らかになり、タイマイ保護のために重要な5つの新たな遺伝的に異なる系群または管理単位の存在が浮き彫りになった。– 保全のマイルストーン この研究結果は、インドネシア国内において予想外に比較的短距離での個体群構造の違いがあることを明らかにした。 地理的に近接した地域であっても、タイマイ個体群を独立して管理・保全する必要性が示された。 個体群の分化に関するこの微妙な違いは、それぞれのタイマイ個体群特有のニーズや遺伝的背景に合わせて管理努力を行うという、地域に合わせた保護戦略の重要性を強調している。– 共同による努力 この研究は、Yayasan Penyu Laut Indonesia (YPLI)、Everlasting Nature of Asia (ELNA)、世界自然保護基金 (WWF)、IPB大学、Oceanogenなど、 絶滅の危機に瀕しているタイマイの研究と保護に尽力するさまざまな組織間の協力により達成することができた

【タイマイDNAに関する共同研究：論文投稿】

こんにちは！いつもタイマイ保全活動をサポートいただき、誠にありがとうございます。 サポーター様向けに年１回ほど不定期で発信している、レポートを作成しました。2024/1/24付でサポーターの皆様にメールで送信しましたので、ご確認お願いします。 皆さまの支えにより、どのような活動ができているのか、是非是非ご覧くださいませ！ メールは、迷惑メールに保存されているケースもありますので、今一度メールをご確認いただければ幸いです。 また、通信が届いていないよという方は、infoアットelna.or.jpまでご連絡お願い致します。（アットを@に変換の上送信ください） <img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/2f7ea035-f4e2-44ba-87f7-021008d0ce39.jpg" width="559px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/8d21a58e-8764-4917-8209-0775b9e4345a.jpg" width="559px">

気まぐれ玳瑁通信を作成・配信しました

タイマイ保全活動地の１つセガマ・ブサール島（以下、「セガマB島」とします）は、東南アジア地域の中で大規模産卵地の１つです。<a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231212-WA0020.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231212-WA0020-300x139.jpg" alt=""></a>↑ 先日のセガマ・ブサール島 周辺国を見ますと、オーストラリアもかつてはタイマイの産卵が多い国でしたが、オーストラリア北（東部側）の大きい繁殖地であったMillman島のタイマイ個体群はあと１０年程で絶滅の予想だそうです！ そんな中セガマB島は20世紀におこった８割の減少から回復し、更に安定して個体数回復が見られています。（タイマイの捕獲が禁止され、+ELNAと<a href="https://seaturtle.or.id/" rel="noopener noreferrer nofollow">YPLI</a>の活動により盗掘から卵を保護しているため） そして今年２０２３年も、産卵記録を更新しました！2300巣越えの予定です。先月セガマB島のふ化状況や常駐している監視員の活動状況を確認するため、調査を実施しました。 <a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0061.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0061-169x300.jpg" alt=""></a><a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0038.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0038-300x169.jpg" alt=""></a> 上写真のように殻を掘り出してふ化状況を調査しました。（この写真はふ化した殻が多いです） 調査を行っているそばで新たにタイマイの産卵が見られています。それぐらい産卵が多いです。セガマB島はタイマイに適した産卵地です。 アオウミガメも年間0-2頭ほど産卵に来ることはあります。しかしふ化はほとんど見られません。今回も、下２枚目の写真のように水没してしまうような場所に産卵してしまっています。アオウミガメのふ化環境に適した場所はこの島内ではほぼ無いんですよね。。。 <a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0047.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0047-300x169.jpg" alt=""></a> <a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0053.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231213-WA0053-169x300.jpg" alt=""></a>この島ではタイマイ卵の天敵がいます。ミズオオトカゲです。下の写真のように産んだ数日以内に掘り返して食べられることが多いです。近年この食害の影響でセガマB島でのふ化状況が大きく変わってきているようです。来年度にかけてその辺りの詳しい状況を確認して、詳細情報を解析していけるように取り組んでいきます！ （大成建設自然・歴史環境基金様の助成をいただいて実施します） <a href="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231212-WA0032.jpg" rel="noopener noreferrer nofollow"><img src="https://www.elna.or.jp/wp-new/wp-content/uploads/2023/12/IMG-20231212-WA0032-139x300.jpg" alt=""></a> セガマB島での保全活動は、”<a href="https://syncable.biz/campaign/2753" rel="noopener noreferrer nofollow">タイマイ保全サポーター</a>”と“<a href="https://www.elna.or.jp/owner-indonesia/" rel="noopener noreferrer nofollow">ウミガメ保護島オーナー</a>”の皆さまからのご支援により継続実施できています。 引き続きの活動サポートをどうぞよろしくお願い致します。

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