認定NPO法人PIECES
こどもがこどもでいられる社会をひろげたい|PIECES 6周年募金キャンペーン
2022年7月31日 終了
どうもこんにちは。PIECESプロボノの中原です。現在は、PIECESメイトの皆さん(継続寄付でともに活動をひろげる皆様)とのコミュニティ作りを主にPIECESで行っています。
私がなぜPIECESのことを好きで、こうして関わり続けているのか。それは、PIECESが人間の可能性を誰よりも信じていて、そしてそれを誰よりも尊重しているからだと思います。
私は、地元の九州から仕事で東京から出てきて早5年。会社員として働いていて、ビジネスの世界の中で事業を広げていくことで社会によく関わっていこうとする在り方も持っていますが、同時にそれだけでは乗り越えられないものもあるのではないかと次第に思うようになりました。
それは、人が”ありのまま”の存在として受け入れられる経験です。これは、労働が資本に集約されていく現代の資本主義的な環境の中では、なかなか得づらいものになってしまっているように感じています。
人間はこれまでの産業の発展の中で、様々な技術やサービスを育み、私たちの生活をより自由にさせていったように思います。しかし、その自由になった時間は、さらなる労働に充てられ、私たちの暮らしは本当に豊かになったのだろうかと疑い始めた人も少なくはないのではないかと感じるのです。
経済学の父と呼ばれるアダム・スミスは、”倫理観が欠如すると資本主義は暴走する、そして暴走を止められるのは、人間の倫理観である”と主張していました。私たちは、資本の拡大・成長を通して社会に働きかけようとする前に、私の行為は人間に、そして、人間が生きるこの社会にどのように作用するのかということを今一度立ち止まって考える必要があるのではないでしょうか。
そこで、一人ひとりが自らの”ありのまま”を再確認し、社会に市民性を持って主体的に関わっていくために、私はPIECESの「Citizenship for Children(以下、CforC)」プログラムが各地に広がっていくことが求められているのではないかと思うのです。
私は、2018年にこのプログラムを受講し、子どもたちの関わりの中で、これまで大人の物差しに測られる関係性の中で生きづらさを感じていた子が、子どもたちの願いを受け止める1人ひとりの市民の存在によって、自身のありのままを受け止め、自分の願いや意志を表現し、自信を持って自らの道に進んでいく姿を目の当たりにしました。そして、これこそが、この社会を構成する市民1人ひとりの主体性と相互に作用する優しい間によって形作られる、これから私が目指していきたい社会の姿だと強く思ったのです。
そこで私は今、このPIECESの取り組みが必要としているところに、もっと届いていくといいなと思い、この取り組みに共感する方々とともに活動を支えていくコミュニティを耕していきたいと思っています。そこで、今年の12月よりオンラインのコミュニティの中で、PIECESメイト(継続寄付でともに活動をひろげる皆様)とともに楽しく歩んでいく新たな関わりを始めました。今私はこの取り組みに関わり、その可能性にとてもワクワクしています。
CforCプログラムのようなPIECESの取り組みを必要としている方々のところに届けていくには、活動を継続するための基盤となる資金が必要です。そこで基盤を寄付という形で維持していくことにとても意味があると私は感じています。それはなぜなら、これは特定の誰かが行えばいいといった類のものではなく、想いを持つ人から広がっていく優しい連鎖となる寄付の形で事業を進めることで、プログラムへの参加資格が平等に与えられるべきだと思うためです。それはまるで町会で毎年お渡しをする町会費のような、私たち1人ひとりの市民が必要としている市民性のインフラ的なものなのではないでしょうか。私はこのような形で社会に対して有機的に関わることができ、それがより豊かな社会を形作ると信じています。
認定NPO法人PIECES
2022年7月31日 終了
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