イトーサイクル・建築家伊藤嘉朗さんから応援メッセージをいただきました!
2022/8/31 18:38
伊藤さんは、たまプラーザのランドマーク100段階段のデザインを手掛けられた建築家さんです!そしてツールド・ツマリの代表でもあります!
全てのことの始まりは、2008年のAOBA+ARTをきっかけに展開されてきました。今回、「街のはなし」にもご支援いただき、応援のメッセージもくださいました!伊藤さん、ありがとうございます。
=====
僕が美しが丘という街を知るようになったのは、AOBA+ARTというアートプロジェクトがきっかけでした。谷山さんはじめ、たくさんのアーティストが街中に作品を設置していて、コンパクトだけれど街に馴染んだ楽しいイベントだったと思います。
たまプラーザという駅名のせいなのか、この街は僕が長年住んでいる東京の根津や町屋のような下町とは違って、上品そうで馴染めない、というのが第一印象でした。それはしばらく変わらなかったのだけれど、2015年にAOBA+ARTに誘ってもらい、街のことを知るうちに、というか街の人と仲良くなるうちに、なんとなく親戚の住んでる街、みたいな感覚になっていきました。街はそこに住んでいる人が大事、という当たり前のことに気付かされたということかもしれません。
谷山さんは不思議な人で、この街にスッと馴染んで、あっという間に街の人たちの中に入り込んでしまったように、僕からは見えていて、彼女の作品がいくつもこの街に馴染んでいるのもそのせいではないかと思うのです。
そんなふうに場所と共にある作品づくりが得意な谷山さんが、美しが丘に関わる人の話を集めて記録を残すという、歴史家みたいなプロジェクトを始めたのはすごく自然なことで、さらにそれが積み重なっていった先が興味深かったのだけれど、ついに一冊の本にまとめる、ということを知ってさらに楽しみが増えました。
一枚の紙を折り畳んだスタイルもかっこいいから、続けてほしいのだけど、それが形を変えて本にまとまるなんて、小さな出来事がどんどん繋がって成長していく様子がリアルタイムで見えるスリル、ドキドキ感。
「街のはなし」は美しが丘の人たちのリアルな声が詰まっているので、この街の中だけにとどまらず、どこの街にでもつながるようなヒントがたくさんあるはず・・・です。
どんなふうな本になるのか、早く手に取って頁をめくりたい、などと思っているのです。
← 活動報告一覧へ戻る