こども病院に「子どもから話を聴く部屋」を作りたい!~虐待や性暴力を受けた子どもたちを救いたい~

寄付先

特例認定NPO法人 子ども支援センターつなっぐ

NPO法人子ども支援センターつなっぐ

支援総額

9,287,664円

/ 8,000,000円

310%
267%
167%
100%
  • 支援総額

    9,287,664円

  • 支援者数

    1,458人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2022年6月9日

  • 終了日

    2022年7月24日

キャンペーンは終了しました

7月16日ファーストゴールを達成しました!みなさんのお力添えあってこそです。

同日、ネクストゴール5,000,000円を達成。

7月19日、最終ゴール8,000,000円を達成しました。

たくさんの方々のお力をいいただき、ありがとうございます!

もしも、あなたのお子さんが、小児性愛者からの被害を受けた場合。。。。

もしも、あなたの知人のお子さんが、性的虐待を受けていた場合。。。。

医療、福祉、司法などから適切な支援を受けるためには、子どもから被害の話を聞かなくてはいけません。

しかし、何度も話をすることで、子どもたちは、再び傷ついてしまします。

辛い経験を何度も話さなくて済むように、子どもから話を聴くための部屋が必要です!

ストーリー

あなたの子どもも狙われているかもしれない・・・

子どもたちが受ける性暴力、家庭内での性的虐待の実態

子どもは性被害に遭っていることに気づきにくかったり、加害者から口止めをされたりして、自分の被害を開示することがとても難しいので、実態の被害者数は、犯罪統計に表れてきません。

これだけ、子どもたちが性被害に遭っている現状で、意を決して苦しい胸の内を大人に伝えることができた子どもたちから、適切に話を聞き、聞いた話をその後の医療、福祉、司法など、様々な支援につなげる仕組みは十分とは言えません。

何度も辛い話をしなくてもすむように・・・

虐待や暴力などの被害を受けた子どもは、自分に起こった被害について話さなくてはいけません。
辛い話を何度もする。ということは、何度も辛い体験を思い出すことになり、それが2次被害、3次被害を生むと言われています。

子どもからなるべく正確に、誘導なく、なるべく負担少なく話を聴くこと。そして、それを録音・録画して記録とすることで、子どもは何度も辛い話をしなくてもすむことにつながります。

子どもからなるべく正確に、誘導なく、なるべく負担少なく話を聴くために、司法面接技法を用いて話を聴くことを「司法面接」と呼んでいます。

現在では、虐待でも特に重篤な事例の場合は、検察、警察、児童相談所が一緒に、司法面接技法を用いて話を聴く「協同面接」「代表者聴取」という面接が行われています。しかしながら、虐待件数は年々増加し続けていること、また、協同面接・代表者聴取の対象にならないケースもあり、行政機関だけではすべての面接を実施することは難しく、中立的な団体で司法面接を実施するニーズは確実に高まっています。

私たち「子ども支援センターつなっぐ」は、虐待・性暴力等を受けた子どものためのワンストップセンター(日本に2番目にできたCAC ”Child Advocacy Center”)です。2019年の設立以来、司法面接が実施できる体制を整え、司法面接を実施しています。

子どもに辛い経験を話してもらう場所はどんな場所が良いのでしょうか?

全米で900ヶ所以上のCACがあるアメリカでは・・・

2007年の段階で、子どもに優しい場所、すなわちCACで85%以上の司法面接が実施されています。
(参照:Child Abuse & Neglect Volime31,Issue 10, October 2007, Pages 1031-1052ーChild forensic interviewing in Children's Advocacy Centers: Empirical data on a practice model)

米国のCACでは、

「ピストルを持った人や手錠がついている人がうろうろする場所で、子どもが安心して話せるか?」

「子どもが安心して話をするには、CACで話を聴いてあげるのが一番良い」

と言われています。

WA州にあるDAWSON PLACE Children Advocacy Centerの面接室の様子です。

ここで、年間約350件の面接が実施されています。(WA州の人口は約77万人。練馬区とほぼ同じ人口です。)

こちらは、バックスタッフルームの様子です。


面接室の様子を、バックスタッフルームにあるモニターを多職種の人が集まり、面接者と子どもの様子をリアルタイムに視聴し、面接者と一緒に面接を進めます。

日本では・・・

日本では、検察、警察、児童相談所が行う「協同面接」「代表者聴取」は、児童相談所や検察庁などで行われることが多いです。

子どもへの心理的配慮が行き届いた施設をもって、協同面接・司法面接を実施している民間団体として、「社会福祉法人カリヨン子どもセンター」「認定NPO法人チャイルドファーストジャパン 子どもの権利擁護センターかながわ」そして、つなっぐの3団体があります。

つなっぐでは、神奈川県立こども医療センターで面接を実施しています。

子どもに優しい環境で話を聴く

この部屋は、神奈川県立こども医療センターにある、面談室です。

子どもたちにとって、病院に行くことは、警察や検察庁に行くことよりも、身近な行きなれた場所に行くことになります。

さらに、神奈川県立こども医療センターは、「こども病院」ですので、病院はとても子どもに優しい造りになっています。

「こども病院で話を聴く」ことは、「子どもに優しい場所で面接ができる」ということだけでなく、

  • 入院中の子どもにも面接が実施できる。

  • 面接の後に被害の状況を確認する「系統的全身診察」が同じ場所で実施できる。

  • 面接直後に子どもの心理状態が不安定になった時でも対応が可能。

  • 医療者が面接のバックスタッフに入り、被害の全体像を理解でき、その後の診察や治療に役立てることができる

(協同面接と系統的全身診察の手引きより)

というメリットがあります。

なぜ新たに面接室を設置するのか?

これまで、つなっぐで司法面接を実施する際、上記の写真の面談室を借りて実施していました。面接室とバックスタッフルームと2つの部屋を必要とするため、また、数時間という長い時間部屋を利用するため、今後多くの面接依頼をいただいたときに、対応が難しいと思われる状況になってきました。

また、検察、警察、児童相談所が行っている協同面接も、神奈川県内の虐待件数、面接件数に対して、面接室が足りない状況になると見込まれており、神奈川県立こども医療センター内に面接室があればいいのにな・・・という声を聴くようになってきました。

そこで、私たち「つなっぐ」と「神奈川県立こども医療センター」で話し合いを行い、新たに「司法面接室」を造ることになりました。

私たちが作りたい「司法面接室」について

神奈川県立こども医療センターの敷地内にある、「元医師公舎」をリフォームして「司法面接室」を造ります。

この建物の2階をリフォームします。古い建物ですが、子どもが安心・安全に来られる場所にしていきます。

リフォームには、つなっぐのボランティアたちの力を借りて、みんなでDIYをしています。その様子は活動報告で皆さんに紹介していきます!楽しみにしていてください!

完成イメージ図を描いてもらいました!

【面接室】この部屋で子どもに話をしてもらいます。

【バックスタッフルーム】 面接室から一部屋挟んだ部屋をバックスタッフルームにします。

【待合室】この部屋で、子どもたちにリラックスしてもらいます。ここは思いっきりチャイルドフレンドリーにしたい!と思っています。

関係者からのメッセージ


豊島勝昭

神奈川県立こども医療センター 新生児科部長 小児科医(新生児科医)

こども医療センターの新生児集中治療室(NICU)やNICU卒業生のフォローアップ外来で働く小児科医(新生児科医)です。

 虐待は特別な家族だけに起きることではなく、誰でも心身に過大な負荷がかかれば加害者になりうると感じています。虐待は受けている子供たちにとってそれを伝えることにも困難さがあります。虐待を受けている子供達の想いに心寄せて、その想いを受け止めていくためには、子供達の不安を緩和する空間環境が必要と感じます。

 NPO法人子ども支援センターつなっぐの活動に賛同し、多くの方と共に応援できること願っています。

鈴木浩之

立正大学社会福祉学部准教授(元神奈川県中央児童相談所 虐待対策支援課長)

 児童相談所の現場で、警察、検察と連携しながら3機関協同面接が行われるようになって8年が経ちました。捜査機関と児童相談所が連携をし、子どもを守ろうと動き出したことは画期的なことです。しかし、制度的な裏付けがないままのスタートですから様々な課題もあります。

 そのひとつに、3機関協同の中に医療機関が入っていないということです。子どもに対する系統的全身診察と司法面接は連動していることが必須です。

 もう一つは、子どもの聴き取りということにおいては、より中立性の高い機関が専門的な配慮をもって行うことが必要になる場合があります。

 これらの点において今回の医療機関における司法面接室設置は貴重なチャレンジになります。


資金使途の仕様内訳について

リフォーム代    1,500,000円
設備機材・備品費  500,000円
面接費用(10人分) 500,000円 
事務手数料     200,000円
Syncabel手数料   150,000円
管理費       150,000円
―----------------                  
必要合計金額   3,000,000円

リフォーム前の部屋の様子はこんな感じです

つなっぐのボランティアたちの力を借りて、みんなでDIYをしています。その様子は活動報告で皆さんに紹介していきます!


●税制上の優遇措置について

 当法人は特例認定NPO法人として横浜市より認定されています。当方への寄附及び会費は、所得税・法人税の税制上の優遇措置があります。また、神奈川県では個人住民税の寄附金税額控除の対象となります。詳しくは、

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をご覧ください。 

●領収書の発行について

寄附をされた方には、寄附金受領後、「寄附金受領書」を発行いたします。
(2023年1月までに送付します。) 

領収書名義:ご寄附のお手続き時にご入力いただいた「寄附者情報」の氏名を宛名として作成します。
領収書発送先:ご寄附時にご入力いただいた「寄附者情報」のご住所にお送りします。 

寄附の受領日(領収日):2022年8月31日付(Syncableから当法人への入金日)となります。

●ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

●なお、ご支援後に記載いただいた情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に領収書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

特例認定NPO法人

子ども支援センターつなっぐ

〒2310005

神奈川県横浜市中区本町5-49甲陽ビル6階飛田桂法律事務所内

0452324121

https://tsunagg.org

代表:田上幸治 飛田桂

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