ストーリー
【名古屋のら猫不妊手術5,000頭プロジェクト】
阪田泰志のバースデードネーションのページをご覧いただきありがとうございます! (バースデードネーションとは、誕生日プレゼントの代わりに寄付を集めるキャンペーンのことです。)
私、阪田泰志は38歳になりました。18歳の時から動物にかかわり続けてきたので、今年で20年となります。その間、「のら猫」を取り巻く環境は大きく変わりました。今では多くの人々や自治体が猫の殺処分を減らそうと努力しています。20年前には考えられなかった変化です。
しかし残念なことに、現在も、「殺処分」される猫より交通事故などによって路上死する猫の方が80倍も多いことは、ほとんど知られていません。
名古屋市の場合、路上死する猫の数は「弊獣数」(=当局によって回収された動物の死体の数)として集計されています。猫は交通事故で死ぬものが大部分を占めるため、「交通事故などによる死体の回収頭数」などとする自治体もあります。
令和2年度の名古屋市の猫の殺処分数は70頭。これに対し弊獣数は5,765頭でした。
【のら猫を取り巻く環境の変化】
保健所に持ち込まれる猫の約7割は子猫で、かつてはその多くが殺処分されていました。そこで、殺処分を減らすため、猫を保護猫団体や個人に譲渡する動きが各自治体で活発化し、それに呼応して個人にも『猫を飼うならペットショップより「保護猫」』という気運が醸成されてきたのがここ20年の流れと言えます。
しかし、全体として見れば、生まれてくる子猫のほうが譲渡される猫の数より圧倒的に多いため、路上死が殺処分より80倍多い現状を変えるには至っていません。
そこで、花の木シェルターでは【名古屋のら猫不妊手術5,000頭プロジェクト】を立ち上げることにしました。
【名古屋のら猫不妊手術5,000頭プロジェクト】
以下のグラフは、名古屋市の猫の弊獣数 [黒] と、名古屋市が猫の不妊手術(オスの去勢、メスの避妊手術)を助成した件数 [オレンジ] の12年間の推移を表したものです。これを見ると、路上死した猫と不妊手術の助成件数の合計が、8,800頭前後でほぼ一定していることが分かります。
そして、この8,800頭のうち4,000頭は今後も名古屋市が予算を確保しており、不妊手術への助成が継続される予定です。そのため花の木シェルターでは、残り約5,000頭の不妊手術を実施すべく、この活動を【名古屋のら猫不妊手術5,000頭プロジェクト】と命名しました。
(本来であれば、名古屋市に翌年の予算1年分を前倒し、一挙に8、000頭の不妊手術を行ってもらいたいところですが、交渉の結果「予算の変更は不可能」とのことで、なんとも残念・・・。)
【当プロジェクトの予算】
猫の不妊手術には、手術だけでなく、猫の捕獲や元居た場所へリリースするための人手や、術前術後に猫を保護しておくためのスペースなども必要なため、今のところ1頭当たり約2万円、5,000頭でおよそ1億円の費用を見込んでいます。
(ただ、いきなり5,000頭を目指すのはあまりに無謀なので、2022年は1,000頭を目標とし、第二ステップとして5,000頭を目指す所存です。)
とはいえ、花の木シェルター独力では1,000頭分の費用、2,000万円でさえ捻出が困難なため、全国の猫を愛する皆様のご協力をお願いする次第です。
もしもこの【名古屋のら猫不妊手術5,000頭プロジェクト】が成功し、これによってのら猫の数が劇的に減ることが実証されれば、その方法論を名古屋以外の市町村にも広げ、ひいては日本から「のら猫」をなくせると考えています。
【生まれて来るのら猫ゼロ】
【生まれてくるのら猫ゼロ】は、けっして夢物語ではありません。しかし、皆さまのご協力無しには到底実現できません。【生まれてくるのら猫ゼロ】のため、皆さまのご協力を重ねてお願いいたします。
【ご寄付の方法】
画面右下の「寄付する」ボタンで500円からご支援いただけます。(システム利用料と決済手数料を除いた金額が花の木シェルターに寄付されます。)