馬とのストーリーコンテンツ① スモモとデール 〜親子ポニーの余生を見守るために〜
2022/4/27 15:17
キャンペーンの序盤にご紹介した所有馬5頭の(人となりならぬ)”馬となり”を知っていただけたらと思い、本日から3日間「馬とのストーリーコンテンツ」を発信していきます!
アヴニールファームの中では、馬たちの強みや特徴、状況に合わせて役割が与えられており、決して馬に乗ることだけが全てではないことも感じていただけたら嬉しいです。
最初は、子どもたちから大人気の親子ポニー”スモモとデール”です!
2頭のプロフィールについては、以下をご覧ください。
馬の紹介④ 仲良しポニーの親子 母親スモモちゃんです ※写真左
▶︎常に娘のデールと一緒にいないと不安でバタバタします。
子供達の人気者で、乗馬体験で沢山の子供達を乗せてくれています。
スモモに会いに来てくれる沢山のリピーターの方がいます。
▶︎母親のスモモが大好きで、スモモの気配が無くなるとさみしくなって大暴れします。
だから行動は常に一緒。
現在は年齢による関節痛の為、デールの体験乗馬は実施しておりません。
お仕事はえさやり人参をたべる事と、小さな子供達にふれあってもらう事です。
親子そろって子供達に大人気です。
スモモとデールは熊本で生まれました。
もともとは馬事学院の代表取締役である野口佳槻さんが個人で所有されており、馬事学院を開業したタイミングで千葉に移って、ずっとそこで飼養されていました。
アヴニールファームでは、地域の子どもたちを呼んでのふれあい事業を行っているのですが、立ち上がり当初は所有馬も少なく、子どもたちと交流してもらうために、馬事学院から2等を預かる形で受け入れておりました。
その後、ファームとしてもポニーが本格的に必要となり、親子2頭をアヴニールファームで引き取ることになりました。
スモモとデールの親子は、常に2頭一緒でないとお互いにとても寂しがります。
特に母親であるスモモはここ最近目が悪くなってきたことも相まって、娘のデールの気配が消えると地団駄を踏んで近くに行くことを望みますし、仕事中に他のサラブレッドがデールにちょっかいを出すようなことがあると、2頭の間に入って引き剥がし、娘を守るような行動を取ることもあります。
常にお互いの存在を確かめ合っている様子を見ると、とてもじゃないですが離すことはできません。
アヴニールファームの中では、親子ポニーのツーショットは当たり前の光景ですが、サラブレッドの世界では親子の馬が引き離されずにいることは珍しく、親子揃ってここまで年を重ね、ずっと一緒にいられるケースは決して多いことではないのが現状です。
いろんな縁が重なってアヴニールファームに来てくれたスモモとデール、今では子どもたちに大人気でファームに欠かせない看板親子になりました。
彼女たちがどんなときも離れることなくのびのびと過ごせる環境を作っていきたいと思うばかりです。
キャンペーン期間も残り4日となりました。馬たちの放牧地3カ所作成のため、最終日まで頑張って参ります。皆さまからの温かいご支援をぜひ宜しくお願いいたします。
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