馬の健康管理について…蹄について
2022/4/13 13:13
馬の蹄は第2の心臓と言われています。
今回はアヴニールファームでの蹄の健康管理について、御紹介いたします。
アヴニールファームでは、入厩すると間もなく裸蹄にします。
その代わりに馬達は、運動や敷地外の散歩に出る際は、前肢にブーツを着用します。それは、現在ファームに来ている装蹄師さんの考え方に沿ったもので、日本ではまだまだ浸透していないのが現実です。但し、蹄鉄を履かせている馬を裸蹄にすることで、蹄底・蹄叉・蹄支角・蹄支がより機能します。その為、四肢の着地の衝撃を吸収することが出来るようになり、関節・腱・靭帯・筋肉の問題が減少します。
蹄は心臓に次ぐ血液のポンプの役を担っており、裸蹄にすることでその機能をフルに活用できる為、蹄鉄を履かせている馬より、心臓の負担が少なくなります。このような理由から、平均的な馬の寿命は、蹄鉄を使用している馬より、裸蹄馬の方が長いとされている為、アヴニールファームでは裸蹄を行っております。
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