～自己紹介～

平成3年生まれ、兵庫県川西市出身の阪本宜之です。鳥取大学工学部を卒業後、ハーモニィカレッジ（以下、当団体）に就職しました。現在は乗馬体験・自然体験合宿の企　画・運営、大学生ボランティアの育成、乗馬指導などを担当しています。

　～ハーモニィカレッジとの出会い・活動するきっかけ～

私がこの活動に本腰を入れ始めたのは、大学1年生の時に初めて参加した青少年乗馬体験合宿（以下、ポニーキャンプ）がきっかけでした。ポニーキャンプは小学生約30名と大学生ボランティア約10名が数日間、共同生活を送りながら、乗馬体験や自然体験をするという活動です。大学生ボランティアの先輩たちと会議や研修を重ね、企画・運営をしました。3泊4日のポニーキャンプの最終日、子どもたちがバスに乗って大阪に帰って行くのを見送るのですが、その時のキャンプでは「帰りたくない！」と涙を流す子どもたちが居ました。その光景を見た時、「仲間と一生懸命力を合わせて頑張ったら、子どもたちを感動させることができるのか！」と衝撃を受けました。その経験をしてから、「子どもたちにより良い体験を届けるにはどうすればいいのか？」という事を考えて、活動を続けてきました。

～ハーモニィカレッジの魅力～

当団体の魅力は馬という存在の捉え方です。当団体では、馬をパートナーとして捉えています。子どもたちに、長期間にわたり自然体験や命の大切さを実感させてくれる大切な仲間です。私たちの牧場には、子どもたちを背に乗せ元気に運動してくれる馬もいれば、歳を取って現役を引退し、養老中の馬もいます。どの馬も健やかに過ごし、天寿を全うできるように運営しています。スタッフたちのそんな馬や命への姿勢が、子どもたちにじわじわと波及していくと信じています。これが、当法人の魅力だと思っています。

～この活動を通して届けていきたいものや作り上げていきたいもの～

令和3年度、日本全国の子どもの自殺者は過去最多の415人、不登校者は約19万人と過去最多になったという文科省の調査結果が発表されました。コロナ禍による環境の変化等もありますが、年々子どもたちがイキイキとできない世の中になりつつあると感じています。私たちは、馬という大動物の“命”のチカラを借りながら、そんな状況を少しでも改善できるように奔走したいと思っています。どんな子どもたちも、自分らしくイキイキと輝ける社会を、馬と仲間とともに実現させていきます。

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