私たちハーモニィカレッジは、鳥取県東部を活動拠点に、11頭のポニーと共に活動を行っています。子どもたちに「自信と誇りを!」をモットーに、25年間、社会教育活動取り組んできました。
一方、活動を支えるポニーたちは半数が20歳を超え「高齢化」しており、年齢と共に乗馬からふれあいへと役割が変わってきているのが現状です。
ポニーという誇り高い大動物の背中を借りて、勘や思いやり、判断力を育み、良い苦労と喜びを共有する輪をうみ、人と人とを繋いでくれるこの活動の継続にはポニーの存在は欠かせません。
これからもポニーとともに、未来を担う子ども達にこの活動を届けるために『マンスリーサポーター』を募集いたします。暖かい応援やご支援をよろしくお願いいたします。
ストーリー
ポニーとの関わりを通して「子ども達の自信と誇り」を育む
1997年。鳥取県八頭町に小さな牧場「ハーモニィカレッジ」が誕生し、大動物であるポニーとの関わりを通して「子ども達の自信と誇り」を育む社会教育活動をこれまで続けてきました。長期休暇を利用したポニーキャンプは延べ352回開催、活動を支えてくれた青年ボランティア(カウンセラー)は128名が社会人となり、19期~22期生(62名)が今も、主体的に活動を支えてくれています。
一方、メインのプログラムを支えるポニーは、体高の大きな馬とポニーが11頭います。その中には高齢馬が5頭と「ポニーの高齢化」に直面しているのも現状です。馬の寿命は約30歳と言われますが、設立当初からいるシェトランドランドポニーのタマは34歳となっています。「命」に根ざした生き方を教えてくれるポニー達をもちろん最後まで飼い続けますが、人間界と同じく世代交代が必要です。
これまでのように、ポニーという誇り高い大動物の背中を借りて、勘や思いやり、判断力を育み、良い苦労と喜びを共有する輪をうみ、人と人とを繋いでくれるポニーの存在はこの活動には欠かせません。
皆様からのご支援は、ハーモニィカレッジの資金面での基盤強化になり、安定して未来を担う子ども達にこの活動を届けることができます。また、ポニーの購入や馬具、設備の充実なども可能になります。経済力で応援、知識・体力で応援、専門性で応援など、皆さんの得意なことでの応援を集め「馬と人とともに未来を創る」社会を実現していきます。
「馬と人とともに、未来を創る」ことを目指して。
わたしたちハーモニィカレッジは、「馬と人とともに、未来を創る」ことを目指し、大きく3つの取り組みをしています。
■子どもたちに自信と誇りを!
①就学前の子どもを対象として、牧場幼稚園を運営しています。
(事業名:ぼくじょうようちえんぱっか)
②小中学生を対象として、長期休暇や週末、放課後などを利用し、馬や自然を満喫できるプログラムを実施しています。
(事業名:ポニーキャンプ・ポニーパーク・あそび~馬)
■若者に希望と主体性を!
ハーモニィカレッジの事業では、情熱と優しさにあふれた学生ボランティアが活躍しています。子どもたちの心に寄り添い、子どもたちに懸命に向き合う姿は代々受け継がれ、現在22期生まで誕生しています。
(事業名:カウンセラー)
■大人に安心と繋がりを!
心身の健康、リフレッシュを目的とした乗馬レッスンや、ナチュラルホースマンシップ(馬とコミュニケーションを取る中で、相手や自分を知る考え方)を取り入れた企業向けの研修を行っています。
(事業名:乗馬レッスン・企業研修)
代表の想い『子どもの育ちを応援することは未来を守ること』
認定NPO法人ハーモニィカレッジ代表の大堀貴士と申します。
ハーモニィカレッジは25年間、馬・青年ボランティアの力を借りて子どもの育つ環境、居場所を作ってきました。馬の存在は子どもをたくましくし、若い力が社会を明るく元気にし、牧場は多様な人がつながれる場となってきました。
しかし、コロナによりこの2年で子どもの育つ環境は激変しました。人との距離をとること、経験・体験の機会の減少。
・幼少期に最も育つ五感、好奇心
・児童期に思いきり遊ぶ経験
・思春期に学ぶ人間関係
今の子どもたちはどこで学べばよいのでしょうか?
先日、牧場での活動中に子どもが「マスクがあるほうが表情隠せて安心。家にいるとYouTubeをいっぱい見れていい。外に出るのが面倒。」と話していました。この2年間で子どもの心まで大きく変化してしまったことを痛感し、『今こそ子どもたちの育つ環境を守っていかなければならない』と強く感じました。
『自分たちにできることから』と考え、子どもたちに牧場を開放しました。すると、いろんな取り組みが自然発生的に生まれてきました。「ボランティアでもやろう!」とフリースクールや放課後の学童のような活動が保護者や青年ボランティアたちが集まり活動を続けてくれています。しかし、これは長期戦になりそうです。関わる人がボランティアだけでは継続が難しいと感じています。
昨年秋、子どもが減っているにも関わらず、不登校者数、自殺数が過去最多となっているとの文部科学省の発表がありました。
『子どもの育ちを応援することは未来を守ること』
『子どもに誇れる未来を残すこと』
子どもには学び、育つ権利があり、ここには育つ場を求めている親子、それを守りたい大人、スタッフ、若者がいます。しかし、安心できる場、想いある人が活躍できる場を守り続けるには、参加者負担だけでは負担が大きくなってしまいます。
そこで皆様に、マンスリーファンディングという形で応援をお願いしたいのです。
皆さまから寄せられた支援を原資に、「子どもが育つ場」「子どもに誇れる未来を残す活動」を継続してまいります。皆様の応援、どうぞよろしくお願い致します。
応援者の声
■カウンセラーOBOG 谷 愛香
私にとってハーモニィは「わたしに帰れる」場所です。また、どんな自分も許容される安心感のある場所でもあります。
4年間どっぷりとカウンセラー活動にのめり込みました。馬たちに「誠実さ」を学び、子どもから「本気」を学び、大人たちから「生き様」を見せてもらい、カウンセラーから「熱くなれる瞬間」を与えられました。様々な物事と向き合う時、立ち返り、頼りにするのはハーモニィで育まれた感性であり、私の生きる糧になっています。
■カウンセラーOBOG 松本 洋渡
ハーモニィカレッジは様々な体験や人とのかかわりが豊富で大学生の思考を創造的にし、アイデアを実現するのに協力してくれる。
社会経験の少ない大学生の意見にも真剣に答えてくれるハーモニィカレッジのために大学生は本を読み、話を聞き、知識をつける、この知識はハーモニィカレッジのためだけならず、人生を豊かにする要素になる。ハーモニィカレッジはそのきっかけを与えてくれる場所だ。
■現役カウンセラー 大瀧 豊
僕にとってハーモニィは「繋がり」を大事に出来る場所です。カウンセラー同士の繋がり。牧場に携わるスタッフとの繋がり。空山に来るいろんな人たちとの繋がり。そして子どもたちとの繋がり。この繋がりがあるからこそ僕は楽しくカウンセラー活動をすることができ、新たな事を学んだり経験したりして自分の価値観を広げることができています。ハーモニィとの出会いは新たな繋がりを作り自分の知らない世界へと導いてくれます!
寄付金の使途
「馬と人とともに、未来を育む」というビジョンの実現に向けてより力強く歩みを進めていくため、皆さまの寄付金を大切に使わせていただきます。
ポニーの購入資金
育成費用
飼料代
人件費など
場所に対する支援、牧場を運営するために必要な費用
クラブハウスの建設
水源の井戸堀りのための資金など