こんにちは。CATS WELCARE代表の川越です。
2022/1/28 15:05
みなさん、こんにちは。CATS WELCARE代表の川越です。
施設の開設後、お客様の受け入れをスタートしたのが2020年1月。
その直後にコロナ禍に見舞われたり、多頭飼育環境で発病が多いFIPという致死性の病気に遭遇したり、加速度的に増大する医療費は恐ろしいほどで、開設前には全く予測もしなかった事態です。
快適な環境を維持するための冷暖房費やセキュリティにかかる費用も予想外でした。
スタッフが交代でお世話する中で一匹一匹の状況を常に把握し、適切に対応することの難しさも実感しました。
もっとたくさんの子を救うためには、もっと広い保護スペースとお世話をする人員が欲しい。
ネコエイズなど伝染性の疾患の子達を飼育するための場所や、施設内感染を防ぐため、保護直後の子達を一定期間隔離保護する場所ももっと必要。
病気の子を一時的に隔離してお世話する場所も。そしてよりよいケアを実践するにはマンパワーも。
これまでの2年間の実績は、わたしにとっては全く満足できるものではありません。
保護してやってほしいと相談されたけれど、飼育スペースやマンパワー不足で断らざるを得なかったケースが数えきれないほどあるからです。もっともっと…。いつもそう思って自分を駆り立ててきました。
けれど今のままでは限界があると感じています。あの子もこの子も助けたいと思う前に、もっと着実に運営基盤を固めなければ。
命を預かる仕事です。どんなことがあっても崩壊してはいけない、私達には命を守る責任があります。
自分がやりたいと思って始めた仕事。泣き言を言って人に助けを求めてはいけないと思っていました。
けれど、2年間活動をしてきて、自分でできることなどたかがしれているなと身をもって悟りました。
動物を助けたいけれど自分には何ができるのだろう?という方はたくさんおられると思います。
こういう方々に私たちのことをもっと知っていただいて、私たちの仲間として様々な形で活動に加わっていただけたらと思うようになりました。
今回のキャンペーンでは私たちのすべてを語ることはできませんが、少しでも興味をお持ちになってくださった方が大切な一歩を踏み出す機会になれば、そう思っています。どうか私たちをご支援ください。よろしくお願い申し上げます。
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