応援メッセージ 村木真紀さん
2022/2/13 15:55
私たち虹色ダイバーシティは、QRWC様のご近所NPOで、LGBTQに関する職場の状況を調べ続けています。昨年は2018年から2020年のデータを使って「職場のLGBT白書」を作成しましたが、この3年で、大手企業のLGBT施策は前進しているものの、ハラスメントが顕著に減っているわけではなく、しんどい状況が続いていることが分かりました。
では、職場でしんどいことがあった時、誰に相談できるでしょうか?パートナーや家族と一緒に住んでいて、その人がLGBTQに関する理解があれば、「今日、こんな嫌なことがあって…」と話せるかもしれません。自分のありのままの姿を受け止めてくれる人が身近にいる、それだけでも、明日に向かうエネルギーになりえます。
しかし、同じ調査によると、一部のLGBTQでは、一人暮らしの比率が高くなっています。生まれの家族が理解してくれない、同性パートナーと結婚できない、賃借でも差別される恐れがある等々の理由が考えられます。一人暮らし自体は、別に悪いことではありません。しかし、孤独や孤立のリスクが高くなることは意識しておく必要があります。
このシェアハウス構想を聞いた時、それはいいなと思いました。LGBTQに関する住まいの問題を解決する、一つの手段になると思います。応援しています!
村木真紀(認定NPO法人虹色ダイバーシティ 理事長)
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