【残りあと6日！】病院臨床最良のパートナーであり続けてくれた公認心理師さんからのメッセージ

2022/1/20 21:33

　中井深雪です。私が最初に精神科の音楽療法士を目指したのは、人の3歳までの精神発達とその後思春期以降の精神病理との関係性を深く学びたいと思ったからでしたが、その精神科での臨床において、のべ25年に渡って最良のパートナーであり続けてくれた一人の公認心理師の男性からの応援メッセージをここでご紹介させてください。

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　中井深雪先生は２０数年以上前から単科の精神科である当院で音楽療法の実践をされています。精神科での音楽と言えば、レクリエーションとして合唱やカラオケが行われるのが一般的だと思いますが、中井先生のプログラムをデイケアで初めて見たときは衝撃でした。参加者は思い思いの楽器を手に取って音を鳴らし始め、最初はばらばらだったそれぞれの音が徐々に中井先生のピアノで包み込まれ、曲としてまとまっていく様子を目の当たりにしたのですから。

　中井先生は音楽をその人らしいありかたでそこにいることを可能にするツールとして用い、今日に至るまで、積極的にプログラムをアップグレードさせ続けています。リクエスト曲をその曲自体の持つ作用で分類し参加者の調子を考えて構成、コロナ下ではリモートで行えるよう環境を整え、手話歌を取り入れるなど、日々工夫し支援に尽力してくださっています。私たちはそのバイタリティーにただ驚くばかりです。

　精神科医療のみならず様々な領域で音楽療法の可能性を広げ続けている中井先生とNPO法人心のおしゃべり音楽工房の活動を私たちは応援しています！！

医療法人桜桂会犬山病院
デイケアセンター
公認心理師　奥村　英雄

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　いついかなる時も、外来のメンバーさんたちに対して親身に相談に乗ってくれる彼は、4人ものお子さんを育てているイクメンの先駆けでもありました。そして私にとっては、毎回のセッション後に、その日起きた患者さんたちの心の変化を分析すべく、熱く語り合える数少ない相棒でもあり続けてくれています。

　心理療法も日進月歩、さまざまな新しいアプローチによるミーティング法が生まれ続けていますが、いつもこれらに携わりつつ専門的な視点で音楽療法を理解してくれているその姿勢に、ただただ感謝しています。
　奥村さん、いつも変わらない応援、本当に心強いです！ありがとうございました！