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日本の学校教育の中心に食育菜園を! 子どもたちに「エディブル・スクールヤード」を届けるためのマンスリーサポーターを100名募集します!

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一般社団法人 エディブル・スクールヤード・ジャパン

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「身体と大地はつながっている」と教えてくれるエディブル・スクールヤードという教育|編集者 尾崎靖さんよりエールをいただきました!

2022/1/15 18:34

「身体と大地はつながっている」と教えてくれるエディブル・スクールヤードという教育|編集者 尾崎靖さんよりエールをいただきました!のメインビジュアル

私が「アート・オブ・シンプルフード」の単行本の編集を進めていた時期、雑誌の取材でアリス・ウォータースさんに会って話をする機会がありました。そのインタビューの最後に、私はアリスさんに質問しました。

「一番大事なことはなんですか?」、と。「Sense of Land」、アリスさんは、即座にそう答えました。

私はそのニュアンスがわからず、怪訝そうな顔をしたのだと思います。アリスさんは、今度は日本語でゆっくりと「Shin Do Fu Jiー身土不二」と言い直してくれました。

大地と私たちの身体は分離していない。つながっている、という意味です。大きく見ると、自然と私たちはつながっている、と言えるかもしれません。アリスさんは、そのプリンシパルを大切にして、ずっと実践してきたのです。

最近になって、改めて「身土不二」について意識させられたのは、皮肉なことにコロナ禍によってでした。人間の環境破壊が要因ともされるコロナ禍は、自然環境と身体環境がつながっていると意識させてくれるのに十分でした。

「自然」は思いがけないカタチで私たちにつながり、生活は一変しました。地球の健康は私たちの健康とダイレクトに関係していて、人も自然の一部だと感じた人も多かったのではないでしょうか。

コロナ禍によりリモートワークが普及し、2拠点居住や移住する人が増えました。多くの人が自然とともに生きるライフスタイルを選択し、食べるものも、環境に負荷をかけずに自分で作りたいという人が増えました。遺伝子組み換え食品が登場し、食の安心安全への関心も高まっていることもあり、「環境」と「食べること」への意識も変わってきたように感じます。

私には、人の潜在意識が「身土不二」という感覚に突き動かされたように見えました。

アリスさんが、以前、「世界と食」について話していた言葉を思い出します。それはこんな言葉です。

「誰でも食べ物についての言葉を理解できます。食べ物で世界を変えるには、人々が食べ物との新しい関係に参加するだけのことなのです。小さな子どものうちから教われば、それはとても簡単です。子どもたちは、食べ物との新しい関係を好きになります。子供たちは食卓で一緒に食べること、料理することが好きです。そういう子どもたちの気持ちを、私は知っています。世界中で食に対する教育を行えば、私たちは世界を変えることができるでしょう。きっとできます」

今、全世界に6000校以上あるエディブル・スクールヤードを実践している学校は、まさに「新しい世界」を創造する子どもたちを育んでいると言えるでしょう。自然と人のつながりを大切にする「新しい世界」がスクスク育つためには、子どもたちに教えるエディブル・スクールヤードの先生も大切な存在です。

私たちは、大地を守る農家さんをサポートする必要があるように、未来を見据えるエディブル・スクールヤード・ジャパンをサポートする理解と応援が必要だと感じています。

 (尾崎さんが編集を担当された『アート オブ シンプルフード』)


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