PFAS汚染源「ダイキン」を徹底追及します。シリーズ「公害『PFOA』」の取材費をご支援ください!

寄付先

NPO法人 Tansa

Tokyo Investigative Newsroom Tansa

支援総額

1,571,769円

/ 1,500,000円

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  • 支援総額

    1,571,769円

  • 支援者数

    197人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2021年11月25日

  • 終了日

    2024年3月31日

キャンペーンは終了しました

今、全国各地で「PFAS(ピーファス)」汚染が広がっています。PFASは、人の健康に悪影響をもたらす化学物質です。PFASの中でも特に毒性の高い物質が、「PFOA(ピーフォア)」です。フッ素加工の「焦げ付かないフライパン」やハンバーガーの包み紙、防水スプレーなど、私たちの身近で長年使用されてきました。ところが、胎児への影響や発がん性が世界各国の研究で判明し、日本では2021年10月に製造・輸入が禁止されました。

その矢先、大阪の河川・地下水から全国一の濃度のPFOAが検出。住民の血液からも、高濃度のPFOAが見つかりました。近くには1960年代からPFOAを製造・使用してきた、大手エアコンメーカー「ダイキン」の工場が。取材を進めると、ダイキンはその危険性を知りながらPFOAの製造を続け、工場敷地外にPFOAを放出してきたことが判明しました。また、地元行政である大阪府、摂津市も、ダイキンによる汚染の実態を知りながら、住民に伏せてきました。

PFOAは「永遠の化学物質」と呼ばれるほど残留性が高く、一度環境中や人体に入ると長年蓄積し、作用します。全国一のPFOA汚染を引き起こした企業として、ダイキンは責任を取らねばなりません。十分な対策を取らず、ダイキンとともに汚染の実態を隠してきた行政の責任もあります。

Tansaは、汚染者であるダイキンの責任を追及し、被害を受けた住民への補償や汚染された自然環境の浄化につながる報道を目指します。探査報道シリーズ「公害PFOA」を徹底的に取材するための費用のサポートをよろしくお願いします。

ストーリー

【Tansaについて】

◉探査報道に特化した、非営利・独立メディアです

Tansaは、探査報道を専門とする報道機関です。当局発表を右から左に流す「記者クラブ報道」とは違い、暴露しなければ永遠に伏せられる事実を、独自取材で掘り起こし報じます。従来は「調査報道」と呼ばれてきましたが、単なる調査ではなく、膨大な労力と高度な技術が必要なため「探査報道」という言葉を使っています。英語では「捜査」の意味合いがある「investigation」という言葉を用い「investigative report」と言っています。

暴露するのは、政府や企業、犯罪集団組織などが隠蔽する不正です。テーマは、大きな力に虐げられている人々のために、何を変えたらいいかという視点で選びます。問題の構造に切り込み、犠牲者や被害者の置かれている状況を変え、将来の被害を防ぐことが目的です。着手したら事態が変わるまで報道を続けていきます。

◉Tansaは、国際ニューズルームです

ジャーナリズムのグローバルスタンダードである、世界規模での連携を重視します。探査報道が挑む国家権力や企業は、すでに国境を越えて広く活動しているからです。Tansaは2017年、探査ジャーナリズム組織でつくる国際的アソシエーション「探査ジャーナリズム世界ネットワーク(GIJN)」(2023年10月現在、90カ国244組織が加盟)に国内で初めて加盟しました。現在も、国内唯一の報道機関です。

【シリーズ「公害PFOA」について】

◉報道の成果

本連載は、2021年11月にスタートし、これまでに45本の記事を出してきました(2023年10月現在)。ダイキンの内部文書を手に入れ、大量のPFOA敷地外排出の実態を暴いたり、市民ではなくダイキンに寄り添う行政を追及したりしています。また、米国のPFOA汚染を明らかにしたロバート・ビロット弁護士とも協力し、取材を進めてきました。

Tansaの記事が基となり、国会や地方議会でPFOA汚染に関する審議がなされたり、住民がTansaの記事を引用して署名キャンペーンを立ち上げたりしています。少しずつではありますが、50年以上伏せられてきた事実が明らかになり、事態が動きつつあります。

◉記事を読む

  • 日本語 

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  • 英語 

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シリーズ前半の約20本分の記事ををわかりやすくまとめています

  • 前編 

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  • 後編 

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雑誌『週刊金曜日』で連載中

雑誌『週刊金曜日』でも連載中です。ぜひ、お手にとってご覧ください。

◉報道への評価

本連載は、次の2つの評価を得ました。

  • 2022年 一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ「PEPジャーナリズム大賞&課題発見部門賞」

  • 2023年 メディア・アンビシャス「2022年メディア・アンビシャス大賞【活字部門】優秀賞」

【必要な資金について】

◉なぜ資金が必要なのか

Tansaでは、あらゆる権力から独立した立場を守るために、企業からの広告料を受け付けていません。また、経済状況に関わらず誰でも探査報道にアクセスできる社会をめざし、読者から購読料もとっていません。Tansaの主な収入源は、①個人からの寄付、②財団などからの助成金、③探査報道ジャーナリスト養成学校「Tansa School」の受講料です。しかし、それぞれまだ脆弱です。

Tansaの徹底した取材による事実の発掘が評価され、これまでに「報道の自由推進省賞(日本外国特派員協会)」や「貧困ジャーナリズム大賞(反貧困ネットワーク)」、「ジャーナリズムXアワード大賞(ジャーナリズム支援市民基金)」などを受賞しています。

一方で、Tansaは小さな報道機関です。今回のテーマである、「PFOA」を製造していた企業「ダイキン」が巨象だとすれば、Tansaは小さな蟻です。もし訴訟が起きてTansaが負けてしまうと、賠償金は払えないでしょう。アリンコがゾウに立ち向かうには、緻密な取材が必要です。

何が起きても負けないよう、手間ひまを惜しまず、費用を削らず、決定的な証拠を掴まねばなりません。そのための資金を、みなさんにサポートいただきたいです。

◉予算の内訳

取材は2021年春にスタートし、2年半以上続けています。すでに数百万円の費用がかかっており、Tansaに寄せられる寄付金でまかなっています。安定した資金を得るために、日々の取材と並行して助成金を探してきました。ところが、今回のテーマに深く関係している経産省や環境省とかかわりのある助成元が多く、さらに大企業ダイキンを相手にしたプロジェクトのため、申請すらできない助成金ばかりでした。そこで、本テーマに関心をもち、応援してくださる市民のみなさまからのサポートを募ることにしました。目標金額は、150万円です(内訳は2022年4月更新)。

皆さん一人一人の寄付が、事態を動かす報道の力になります。

寄付は1000円から可能です。ご協力をよろしくお願いいたします。

NPO法人

Tansa

〒1050013

東京都港区浜松町2-2-15浜松町ダイヤビル2階

https://tansajp.org/

代表:渡辺周

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