NPOシブヤ大学は、今年で設立15周年を迎えました。
シブヤ大学15歳の誕生日プレゼントの代わりに、たくさんの寄付をお待ちしております!
ストーリー
【11/15追記】お陰様で、ファーストゴール15万円、セカンドゴール30万円を達成しました!!
ちょうど1ヶ月前の10/15に、シブヤ大学15周年を記念したバースデードネーションをスタートしました。当初「15周年」にちなんで目標金額に掲げた15万円は、皆様のおかげで数日の間に達成し、セカンドゴールの30万円も、ありがたいことに先日達成することができました。
改めて、この1ヶ月間寄付やシェアで応援していただいた皆様に心より感謝申し上げます。
今回寄付いただいた皆様に感謝の気持ちを伝えるとともに、ここから先はさらなるステップへ進むため、以下の2つを実施します!
①今回寄付していただいた皆様を対象に、交流会を実施します!(12月にオンラインで開催予定)
当日は、バースデードネーションで応援いただいた皆様に、学長大澤より改めて感謝をお伝えするとともに、今後の活動についてより詳しくお話します。また、寄付していただいた方同士の交流の時間や、シブヤ大学のワクワクする活動を考えるブレスト大会も予定しています。
②最終ゴールとして50万円を掲げ、そこで集まった寄付金をもとに、シブヤ大学のポッドキャスト「シブ大ラジオ」をスタートします!
近年コロナの影響もあり、学びへのアクセス方法が多様になっていることを受け、シブヤ大学としても「授業よりももっと気楽に楽しめる学びのコンテンツをつくりたい」という想いを持っておりました。ポッドキャストでは、ゆるいことからまじめなことまで、日常に溶け込んだ「学び」のトークを配信していく予定です。通勤通学、家事育児などの忙しい日々の合間に、日頃の肩書きを置いて「私」に戻れる学びのコンテンツを目指します。以前から取り掛かりたいと思いながらもなかなか進められていなかったポッドキャストの立ち上げを、皆様からのご支援を受けて実現したいと思います。
これからも、現代の生活スタイルにあった社会教育のあり方を模索しながら、より多くの人の日常に届く「学び」を実践していきます。
バースデードネーション終了まで残り2週間、引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!
シブヤ大学学長 大澤悠季
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「誰もが無料で学べる場」をつくり続けて15年
こんにちは、NPO法人シブヤ大学学長の大澤です。
シブヤ大学は、9月で15周年を迎えました。これまでシブヤ大学に関わってくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えるとともに、これからのシブヤ大学の活動を応援していただきたく、寄付キャンペーンを実施することにしました。ここまで活動を続けて来れたのも、日頃から一緒に学びの場をつくってくださっている学生、ボランティアスタッフ、サポーター、企業自治体の皆様のおかげです。これからのシブヤ大学も、どうぞよろしくお願いします。
シブヤ大学は、2006年の開校以来、渋谷のまちをキャンパスに、誰もがいくつになっても気軽に学べる学び場として活動してきました。これまでの15年間で実施した授業は1400講座以上、授業への参加者は4万人を超えます。高校生から70代以上の方まで、立場も年齢も違う人たちと一緒に学んできました。
シブヤ大学の特徴
① 授業料は無料
誰もが気軽に参加できる学びの場であり続けるために、毎月開催している授業は、実費を除くすべての授業を無料で行っています。
② 授業のテーマは幅広く
授業のテーマは、手芸から社会問題を扱ったものまで幅広く、ビジネススキルや資格取得の勉強だけではない、人生を豊かにする学びを大切にしています。
③ 自分が受けたい授業をつくる
1つ1つの授業は、「自分が受けたい授業をつくること」を大切に、授業コーディネーターによって企画されています。企画から当日の運営には、多くのボランティアスタッフが関わっています。
コロナ禍で崩れた財政基盤を復活させ、withコロナ時代だからこそのシブヤ大学を届けたい
【https://www.shibuya-univ.net/classes/】
昨年度以降は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、授業料無料の仕組みを支えてきた財政基盤が崩れてしまいました。
昨年度は企業からの委託授業が一時完全にストップし、想定していた収入が半減するほどの大打撃を受けました。今年度に入りいくつかの企業とのコラボレーション授業が復活したものの、いまだ事務局スタッフの人件費を含む、運営にかかる最低限の支出を補うのも難しい状況が続いています。
そんな中で、活動休止や授業の有料化の検討も行いましたが、何度も話し合いを重ね、このような社会状況だからこそ、学びたいことを自由に学べる場が必要だと感じ、オンラインに切り替えて授業を続けることを決めました。これは、渋谷のまちのリアルな空間で活動してきたシブヤ大学にとって大きな挑戦でした。
オンライン授業を通して幅広い属性の参加者の皆さんと話すうちに、長引く自粛生活の中で、純粋に学びを楽しみたいというニーズが高まっていることが分かりました。また、これまで以上に社会や政治が自分たちの生活に直結していることが痛感できる今、社会についてともに学び、対話をしたいというニーズも高まっていることが見えてきました。
自分たちの生きる社会について安心して話せる学びの場をつくりたい
これからのシブヤ大学が目指すのは、「自分たちの生きる社会について安心して話せる学びの場」をつくることです。
日本では、政治や社会のことについて一個人が考えを述べることに対して、冷たい一面があるように思います。友達や家族との会話で話題にあげるのにもSNSで投稿するのにも勇気が必要な「社会的なトピック」を、仕事や恋愛の話と同じように話せる機会を学びの場を通してつくること。それが私たちのやりたいことです。
新しい社会教育のかたちをシブヤから日本全国に広めたい
充実した社会教育システムのもと、いくつになっても学び続ける文化が根付いているデンマークには、「デモクラシーフィットネス」という言葉があります。民主主義を構築・維持するのに必要なスキルのようなもので、筋肉と同じように普段から使っていないと衰えてしまうものです。デンマークの学校では、あらゆる場面で学生主体で議論を行い物事が決められており、この筋肉を鍛える機会が多くあるそうです。そして、社会人になり企業に就職したあとも、社会をつくる一員として必要なこの筋肉が衰えないように、定期的にトレーニング研修が行われていると言います。
社会人として働くようになると、仕事の肩書きでいる自分が占める割合が増えていき、一人の「私」に戻って物事を考えられる時間が減ってしまいます。私たちは、職場や家庭における肩書きや責任を脇に置いて、社会のことを「私」を主語にして考えられる場をつくることが、現代の新たな社会教育をつくることにつながると考えています。
そしてその先には、シブヤ大学のつくる新たな社会教育のかたちが全国に広がり、日本中のまちかどで、誰もが一人の「私」として楽しく学び、議論している光景があります。
そんな社会を目指して、シブヤから新たな社会教育モデルをつくっていきたいです。
シブヤ大学のパートナーとなる企業・自治体・団体をお待ちしております
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、これまで無料の仕組みを支えてきた企業や自治体からの委託授業が劇的に減っている中、改めて「大人のための学びの場」を企業や行政が主体となってつくっていく風土をこの国に根付かせたいと考えています。
今回のバースデードネーションを契機に、シブヤ大学を個人で応援してくださる皆様に加え、withコロナの時代ならではの社会教育のかたちをともに模索してくださる企業様をお待ちしております。
知人・友人の方々で企業の研修や社外活動・ワークショップの開催を検討されている方がおられましたら、ぜひ弊団体をご案内いただけますと幸いです。
【コラボ企画詳細】https://www.shibuya-univ.net/co-support/collabo.php
【コラボ企画お問い合わせ窓口】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjTC3OvETX0W6VFe5rMbozJ-serMRO_uouWDXXuIP8kga3hg/viewform
寄付の使い道
最後に、いただいた寄付金は、全額シブヤ大学の団体運営費(スタッフ人件費、会場費、WEBサイト運営費、講師謝礼など)として活用させていただきます。また、昨年度より開始したオンライン授業のための通信費・機材費にも使用されます。
コロナ禍がまだ続くことを考えると、これからの学びの場をつくるパートナーとしてシブヤ大学を選んでくださる企業様に加え、安定した授業運営の財源を確保していくための、個人の皆様からの寄付が必要不可欠です。
皆様のご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。