友人の皆さん、おかげさまで今年も無事に誕生日を迎えることができました。
先の見えない状況の中でも、大好きな博物館とそれを支える大切な仲間たちのために、ぜひ寄付をお願いします。
ストーリー
7月18日、私ニシザワマキコは誕生日を迎えました。
毎年友人を招いて楽しくお祝いをする今日ですが、今年はそうもいきません。そこで、誕生日プレゼントの代わりに、我が【はくラボ:NPO法人大阪自然史センター】のための寄付をお願いできませんか?
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できるので、是非気軽な気持ちで寄付をお願いできると嬉しいです!
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
■ 私と大阪市立自然史博物館
18年前、私は関東から「自然史博物館で働きたい、働けるならトイレ掃除でもなんでもいい」と大阪にやってきました。標本登録台帳の入力やミュージアムショップでのアルバイトを掛け持ちしながら生活しはじめました。一番驚いたのは、「人のアイデアを面白がる」「言い出しっぺを大事にする」という大阪の文化でした。生来、思いついたりアイデアが突然降ってきていてもたってもいられなくなることが多かった私には、「まず制止する」のではなく「そんなにやりたいなら、どうやったら実現するか一緒に考える」方向に動いていく文化に感動したのでした。
そうやってできたのが、標本サークルなにわホネホネ団であり、東日本大震災で被害を受けた博物館を応援する有志の集まり、東北遠征団です。
■ 私が「はくラボ」のために寄付を集めようと思ったきっかけ
2011年、岩手県下閉伊郡山田町・大船渡市から出張こどもワークショップの活動を始めた東北遠征団は、最初はなにわホネホネ団のメンバーと、関西の博物館仲間の集まりでした。当然資金はなく、当時サークルとして取得していた花王コミュニティミュージアム・プログラムの特別助成と、個人からの寄付を集めて現地に入りました。遠野の穏やかな景色を越え、釜石市内に入ったときの衝撃はとても言葉では言い表せません。そんな中で開催した私たちのイベントには「町にまだこんなに子どもがいたのか」と町の担当者に驚かれる盛況ぶりで、大槌町など周辺の地域で活動する団体にも次回のオファーを受けることになりました。寝るところがまだなく、夜、レンタカーの座席で友人と寝転がりながら「これは一回で終わらせるわけにいかないね」と話し合ったのを覚えています。
とはいえ、ただの1サークル(それも変な名前)の私たちが、緊張状態にある現地の受け入れ担当者に要らない負担をかけることもよくわかりました。町の担当者は「ホネホネ団ってなんだ!?」と検索し、博物館関係のサークルだからとようやく納得したと聞きます。
そこで、この活動を博物館友の会を運営するNPO大阪自然史センターの事業として位置付け、助成金や寄付を集め、博物館と連携して活動することで、安心して受け入れてもらえるようにしようということになりました。大阪に来て感じた「どうやったら実現するか」を周囲が全力で考えてくれた結果、はくラボは、10年にわたる東北での活動の足場となってくれたのです。本当に感謝しています。
■ 寄付金の使いみち
そんな「はくラボ」ですが、昨年からの新型コロナのため博物館が休館、ミュージアムショップも閉めざるを得ず、事業の打ち切りもあり収入は激減。2020年は緊急寄付キャンペーンのおかげで当座の危機は脱したものの、コロナの影響が長期化する中で社会の関心は貧困や失業といったことに向きやすく、2021年上半期(6月末まで)のはくラボへの寄付額はわずか47万円と、昨年度の同時期に比べマイナス93%という低い数字となっています。出勤日数を抑え最小限のスタッフで団体運営を行う現在の状況の中、有効な寄付アピールの手段を打ち出せないまま、ジリジリとした焦りを感じています。
今回のバースデードネーションで集まったお金は、私がお世話になっている「はくラボ」の活動支援のために寄付します。5000円・10000円コースの方にお送りする送料やグッズは西澤が購入します。