【貧困の連鎖を断ち切り、健康で自分らしく生きる力をアジアの子どもたちに】
2121年は児童労働国際撤廃年です。一方でコロナ禍により、働くことや危険な仕事を強いられるアジアの子どもたちは増え続けています。自分で未来を拓くいていくための「教育」を届けるための活動を一緒に支えてください。
※「クレジットカード」のほか「銀行振込」「郵便振替」でもご支援いただけます。詳細は、以下をご覧ください。
【エファHP】https://www.efa-japan.org/
【ご案内】https://www.efa-japan.org/files/0cfffb750d3b633591827be592de20aa.pdf
※ ご不明な点はエファジャパン事務局までお気軽にお問合せください。
ストーリー
【実施の背景】
2021年は、国連が定めた「児童労働撤廃国際年」です。世界では今も1.6億人の子どもたちが、児童労働に従事していると言われています。SDGs(持続可能な開発目標)目標8.7は「2025年までの児童労働撤廃」達成のため、国や地域を超えた多くのステークホルダーが結集して行動を起こすことをめざしています。
一方で新型コロナウイルスのパンデミックにより、弱い立場に置かれている子どもやその家族が、世帯収入の減少、学校教育の中断・中止などの影響を受けています。より多くの子どもが働かざるを得なくなったり、危険な仕事を強いられたり、ジェンダーの不平等が深刻化することで、特に女の子は農業や家事労働において搾取されるなどの可能性が高くなっています。
エファではこれまで、特にカンボジア山岳地域や農村部で、貧しい家庭を支えるため、学校に通うことをあきらめ、家事労働や農業などの「労働」を強いられていた、子どもたちを「学校や学びに戻す活動」を続けています。
ポーエットさんは両親と弟との4人家族。国境地帯に暮らし、両親の農業や家事の手伝い、弟の世話のため、就学年齢になっても小学校に入学させてもらえませんでした。今、14才になったポーエットさんは「皆さんの温かなご支のおかげで、学校に通い、勉強ができることがともてうれしいです。将来、公務員になって、自分の生まれた村や国の人々のために一生懸命仕事がしたいです」と話してくれました。
【読み書きができない生活、想像できますか?】
本を読む。新聞を読む。店の看板を読む。薬の説明書を読む。売っているものの値段を読む。役所からの通知を読む。バスに乗る。電車に乗る。メールや手紙を書く。内容を理解して契約書にサインする。もし日本で読み書きができなかったとしたら、当たり前の日常生活にも大きな困難がともなうことを意味しています。情報や機会を得ることが難しく、健康や命のリスクも高まります。
【毎年9月8日はUNESCO が定めた世界識字デーです】
カンボジアの識字者の割合は約80%。非識字者(文字の読み書きができない人は15人に1人。その内の67%(3分の2)が女性です。文字が読めないことによる「貧困の連鎖を断ち切り」、「子どもたちが自分らしく健康に生きていくため」の教育支援が必要です。
【読み書きができないカンボジアの子どもたちが将来直面する問題】
1)仕事を選ぶことができない
・安定した仕事につけない
・将来の選択肢がほかにない
2)公共サービスを受けられない
・公共サービスの情報が届かない、手続きできない
・正しい情報が得られないことでトラブルや悪意ある人に 騙される危険が高まる
3)健康や生命に関するリスクが高まる
・薬の処方箋や服用に関する説明書が読めない
・健康や衛生管理に関する情報が理解できない
【貧困の連鎖を断ち切り、健康で自分らしく生きてける力を身につけるための学びの機会を】
エファでは、学びたいと願うアジアの子どもたち、そして自分で未来を拓きたいと願う子どもたちに、本や図書館、安心安全な場所で学ぶ機会を届けるための活動をおこなっています。