【不登校の子どもたちが運営する自家焙煎珈琲のお店 Cafe Ambitious】 焙煎士 谷川ゆうと
2021/7/6 00:18
私が珈琲の焙煎を始めたのは中学三年生の頃でした。きっかけは私自身が不登校になったことです。
中学三年生以前にも学校にいかない時期もありましたが、きっかり不登校になったのは中学三年生の頃でした。
Youtubeで珈琲をドリップする動画を見て興味を持ち、はじめは珈琲豆を買ってきて家でドリップし飲んでいました。
じきに、さらにおいしい珈琲を飲みたいと思い、焙煎機を作るに至りました。
今はトライアンフの子どもたちとともに市民活動センターさんの協力を得て、毎月第1・3・5の金曜日に営業しています。
おかげさまで毎週完売しております。
はじめは人とかかわるのが苦手だという子どもでも最初は豆の量を計量するだけ、慣れてきたらそれを砕いてフィルターに入れると少しずつステップを重ねていくとできることが少しづつ広がっているなと実感しています。
今では珈琲をドリップしてお客さんに手渡すまでに成長してくれています。
現在日本では不登校の数が増えており、その存在も世間的に知られるようになりました。不登校になるということはそれだけで同年代の子どもが体験できる社会経験や、学習の機会の大部分が失われます。
またその失われる機会を補填するシステムも行政の中にはありません。
不登校は問題行動ではないとか、不幸ではないとか言われていますが、私自身は学校には行けるものなら行きたかったですし、失ったものも大きいと思っています。
トライアンフやアンビシャスの活動を通して、学校に行かないからこそできる貴重な体験を得てもらいたいと思っております。
Cafe Ambitious 焙煎士 谷川ゆうと
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