元NICE職員・山ノ井優美香さんからの応援メッセージを紹介します!
2021/8/24 09:12
元来、体を動かすのは好きじゃない。
元来、人とうちとけるのは得意じゃない。
それでも東京で普段デスクワークをしていると無性に山に入りたくなる。
森の中で日の光をあびて白く輝くやまあじさいが、落ち葉を踏みしめる音が、土のにおいが異様に恋しくなる。
とはいえ、ワークキャンプに参加する一番の理由はやっぱり人だろう。
「せっかく美味しいの持ってきたのに包丁を忘れたわ」
と笑いながら鉈でトマトを切り始める地元の方。
山を駆けずりまわる子ども達。
17歳の参加者は、「ワークキャンプに来て、みんなと過ごせて自分が本当に何がやりたいのか初めて人に言えたような気がする」とこっそり教えてくれた。
里山を育てるというのはな、単に環境を守るっちゅうことやない。
人の手によって里山が活き、里山によって人が生かされる。それが自立ちゅうことや。
そう語る受け入れ先の方の眼光は鋭く、またあたたかい。
里山に関わるすべての人が自分らしく泥臭くきらめいて最高にかっこいい。
私もその一員になれるだろうかと、満員電車の中で今日も手帳を開くのだ。
山ノ井優美香
会員(2009年~)、事務局職員(2015年~2019年)
参加ワークキャンプ:石見銀山(大田)、赤目、栃木Youth
現在は新型コロナの影響を鑑み、状況が許す範囲で活動中。
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