赤目(三重県)リーダー経験者・じょー(見城俊介)さんより応援メッセージをいただきました!
2021/8/5 23:17
本日も活動報告をご覧いただき、ありがとうございます!マンスリーサポーターチームのkatsuです。
三重県 赤目ワークキャンプのリーダー経験者、じょー(見城俊介)さんからの応援メッセージをいただきましたのでご紹介いたします!
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私が、NICEの「里山保全」のプロジェクトへ参加したのは、大学2年生の春になります。
三重県の赤目で二週間、日本人外国人入り混じったメンバーで、里山保全の一端を担いました。NICEの活動に参加するまで、日本の森林や里山の現状について、ほとんど知識を持ち合わせていませんでした。しかしながら、プロジェクトを通して、現在の日本の森林は手入れが行き届いておらず、その価値が失われつつあることを知りました。
はるか昔から、人と森林は共に暮らしており、その環境は里山と呼ばれてます。里山では、そこで暮らす人々は、森林の価値を保つことにより自らの生活を継続してきました。
またそれが、生物多様性にも繋がり、いわばwin–winの関係が築けていたといえます。
しかしながら、現代の日本においては、そのような関係は崩れつつあります。気候変動の脅威が大きくなり、カーボンニュートラルが叫ばれる昨今において、大気中の二酸化炭素を固定する森林は、無視することのできない存在だといえます。そのような観点からも、我々と自然とのあり方を、再度考える必要性を感じます。
ここに書かせていただいた森林や里山についての知識や価値観は、NICEの活動を通して、そこに暮らす人々との対話から得られたものです。そのため、我々と自然の共生について考え直すためにも、多くの人に里山に関わってもらうことが、求められているように思われます。
NICEの活動は、特にこれからの日本を担う若い人々には、魅力的なプロジェクトと言えます。数週間にわたり、日本人外国人、多様な人々と協力し、プロジェクトを遂行する。そのような経験を得ることは、とても価値があり、多くの人に魅力的に映るように思われます。そして、そのようなプロジェクトを通して、若い人々に里山について知ってもらうことには、大きな意義が存在すると私は思います。
そのため、NICEのプロジェクトが今後も継続され、その中の「里山保全」のプロジェクトにおいても、多くの人たちが、その後の人生に良い影響を及ぼすような経験ができることを、私は願っています。
・プロフィール
じょー(見城俊介)
大学一年生の夏にインドのワークキャンプへ参加したことをきっかけに、NICEへ関わるようになる。翌年の春には、三重県赤目のプロジェクトでリーダーを経験。並行して、自身の大学へNICEを広めるために、説明会等を実施。学部4年生の頃には、関西NICE学生チーム・NEXYを立ち上げ、自身の活動を関西へと広げた。
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