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「限界集落と里山を未来へつなぐ!」 コロナ禍でもNICEと一緒に活動を支えてくれるサポーターを100人募集します!

寄付先

NPO法人 NICE(日本国際ワークキャンプセンター)

NICEスタッフ

支援者数

105人

/ 100人

105%
100%
  • 支援総額

    79,741円

  • 支援者数

    105人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2021年6月30日

  • 終了日

    2021年8月31日

キャンペーンは終了しました

赤目リーダー経験者 丸山大貴さんからの応援メッセージ

2021/7/21 11:22

三重県名張市赤目リーダー経験者の丸山さんより応援メッセージを頂いておりますので、ご紹介させていただきます。

「今、このような時代だからこそ、豊かな人生とは何か改めて考えてみませんか?」

 三重県名張市–––––三重と大阪の境に位置し、大阪の中心部まで1時間以内という利便性から、昭和後期から平成初期にかけては関西のベットタウンとして名を轟かせ、大幅な人口増加もあった場所である。しかし今回私が紹介したいのは、都市整備があったということを想起すらできない、里山の風景が美しい「赤目」である。赤目地区には赤目の滝があり、コロナ前までは日本のみならず海外からの観光客で賑わっていた。赤目の森は、観光で訪れた人々を優しく見守り、ひっそりと包むかの如く、観光道路から脇にそれた、林道沿いに広がっている。

 私が赤目の森を初めて訪れたのは、2020年3月のまだ肌寒い時期だった。10年前にNICEのワークキャンプに参加し、NICEに集まる人々に魅了され、これまでに国内外のたくさんのワークキャンプへ参加してきた。ワーキャンリーダーの経験も幾度かあったものの、ブランクもあり、「ワークキャンプはもう卒業した」と勝手に決め込んでいた私にとって、再びリーダーとしてワークキャンプに参加することは、正直なところ抵抗もあった。「あぁ、携帯の電波もひどく悪いこの場所で、また数週間のワークと共同生活が始まるのか...」そう心の中で呟いていた私を出迎えてくれたのは、赤目の里山を育てる会理事長の伊井野雄二さんだった。

 伊井野さんはこの場では到底書ききれない程の知識と知見があり、人生経験が驚くほどに豊富な “おっちゃん” である。彼がよく口にしていたのは、「依存とは何か、衣食住の全てに関心を寄せ、それをまず考えてみよう」「時代の流れにのみ込まれ、楽な方にしか目が向かないような生き方を、もう一度考え直してみないか」「本質がわかるまで、自分でしっかり考えよう」という内容であった。実際のところ、赤目の森での生活は、利便性と効率の良さを追求する都会での生活とは遠くかけ離れたものであり、真逆であった。例えば、風呂に入るためには、まず木を伐り倒してカットし、重い丸太を運んで薪を割り、それをボイラーに焼べて火加減を調整しなければならなかった。鶏肉を食べるために、鶏小屋まで足を運んで自分たちで捕まえ、それを持ち帰ってしめた後に、適切な方法でさばいて、調理したこともあった。全てにおいて手間がかかり、時間を省くためには決して効率の良い生活ではなかったが、どれもこれもが新鮮で、自然や生命の恩恵を感じることができ、今までの生活では意識することのなかった数多くのことを考えさせれた。蛇口を捻るとお湯がでるようになるまで、ネット注文で親子丼が自宅に届くまでの過程に、どれくらいの労力、自然の恵、人々の汗水が流れているか、キャンプメンバー全員が真剣に考えたことは言うまでもないだろう––––––。

 一般的な日常では味わうことのない経験を、普段とは異なる場所で、様々なバックグラウンドや価値観を持つ人々と過ごし、ボランティアワークの成果と自分たちの学びを積みあげてゆく時間。言葉で表すと、それがどうしてもたいそれたものではなくなってしまうのが心苦しいが、未だ見ぬ感動に出会えるのが、ワーキャンの醍醐味だ。とりわけ、赤目の森のように<自立して生きることの重要性を、理解して生きる人生>を提唱してくれるところでは、ワーキャン前後で参加者の気持ちに大きな変化や自己成長が必ずあると言っても過言ではない。コロナ終息までの道のりはまだ長く、不安定な社会情勢ではあるけれども、今後もワークキャンプが継続され、NICEの活動が次世代へと継承され、赤目の森も新たな来訪者を迎え入れられることを、強く願っている。

◆NPO法人赤目の里山を育てる会
活動紹介ビデオ

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▼丸山大貴

19歳でNICEに加入。フィリピンのワーキャンへ初参加し、「世界中の人々が幸福になるためにはたくさんの課題があり、命が守られなければ、教育も仕事の機会もない。経済発展はそれからの話だ」と悟る。

20歳で大学を辞め、一念発起して海外の医大受験の準備を始める。

その後も海外や日本各地でワーキャンリーダーを務め、中国において留守児童や孤児への支援を目的とする学生団体、灯- AKARI- の代表を務める。

今夏、中国の大学医学部を卒業予定。将来は<社会を診るDr.>として、全ての人々がこの世に産まれて来てよかったと思える社会を実現するために、現在も奮闘中の28歳。

座右の銘は「出過ぎた杭は打たれない」「二兎を追う者三兎を得る」

丸山さん、とても熱いメッセージをありがとうございました。 
今後NPO法人赤目の里山を育てる会とNICEがさらに地域社会での活動を盛り上げていくために、是非ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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NPO法人

NICE(日本国際ワークキャンプセンター)

〒2450061

神奈川県横浜市戸塚区汲沢8-3-1

080-2347-3184

https://www.nice1.gr.jp/

代表:開澤真一郎

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