ソウレッジ代表鶴田七瀬からのメッセージ
2021/6/30 20:34
「性教育の最初の1歩を届ける教材」を製作し始めて、2年が経ちました。最初に製作した性教育トイレットペーパーは、2年間で、小学校・中学校・高校、児童養護施設、小児科、産婦人科、学童、男女共同参画センターなど様々な場所に設置されてきました。
「”つよく、やさしい自分”に1cm近づく」をコンセプトに作り始めた性教育教材が、「子どもの周囲にいる大人たち」の強い意志によってどんどん広がっている様子を間近でみながら、社会の変化を感じています。
私が大学3年のとき、親友から「性暴力を受けていた」と打ち明けられました。そこから#MeToo などに関心が向くようになり、性教育の講演などを行うNPO法人でインターンを始めました。
そして、何が性暴力・性被害なのかを認識できるようになってようやく、自分が中学2年生のときに受けたことや、大学の友人から強要された望まない性行為も性被害と言っていいのだと気がつきました。私も性被害で傷ついていた当事者だったのです。
私は性教育を「周囲の人を守るため」に必要な知識だと思って勉強を始めましたが、学び初めてからは自分自身を大切にするためにも必要不可欠なものだと考えるようになりました。
学べば学ぶほど、自分は全く知識がなかったことに気づき、そして性教育は全ての人に必要なものだと感じています。
「今の日本には性教育を受ける場が十分にはない」というのは事実です。一方で、確実に社会は変わってきています。私たちには社会を変える力があります。
ソウレッジのマンスリーサポーターになることで性教育の機会を広めていくという選択肢もあります。
みなさんと一緒に傷つきを抱え込まない社会を育んでいけたらとても心強いです。みなさんのおかげで性教育を届けることができます。本当に、いつもありがとうございます!
知識は、わたしを「強く、優しく」する。
一般社団法人ソウレッジ 代表 鶴田七瀬
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