「そこに壁はない!」
2021/8/20 11:42
いよいよ本番前、最後の稽古日となりました!
今日は、声隊メンバー保護者からの嬉しいメッセージをお届けします♪
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娘は人見知りで恥ずかしがりな性格ですが、歌うことが何よりも大好きです。
兼ねてから気になっていたホワイトハンドコーラスには、今年4月から参加させて頂きました。
初めはオンラインでの練習が続き、小さな声で恥ずかしそうに歌っていましたが、えりか先生に励まされ、褒められる度に自信を付けていきました。
今では、輝く表情で歌を歌っています。それを見ると、親として、感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。
そして、様々な心の変化もありました。
遂に顔を合わせての練習が始まり、健常者の娘が視覚障害のあるメンバーと一緒に、初めて練習した日の事です。
「どうして目が見えなくなったの?」
「見えないのにどうやって歌を覚えるの?」
「どうやって歩くの???」
感じる事がたくさんありました。娘にとっては初めての、障害のあるお友達との出逢いでした。でも、子供の心はとてもまっすぐで純粋です。何度か練習で会ううちに、それはその子の個性として、蟠りもなく娘の心にスッと入っていったようでした。
全国に視覚障害の方は31万人超、聴覚障害の方はそれ以上にいらっしゃいます。
でも、日常生活において私達が障害のある方と時間を共有する機会は正直、稀です。
幸い私は、障害がある方を手助けする事だけでなく、逆に助けられることや教えてもらえる事がたくさんあると言う事を、自身の仕事を通じて長年感じてきたので、それを娘が子供の時から自然に感じる事が出来る事に感謝しています。
ホワイトハンドコーラスの子供達はハンディーキャップを越えて、自己表現豊かに歌を通して心を届けています。
右のお友達が目が見えなくとも、左のお友達が耳が聴こえなくとも、そこに壁はなく、一人一人の個性として、素晴らしいチームとして成長しています。
舞台が近づき、聴覚障害のある子供達との合同練習も始まりました。娘は手話で自己紹介が出来る様になりました。なんと自然で素敵な事だろうと、羨ましく思うほどです。
これからもホワイトハンドコーラスを通じて親子共に成長させて頂きたいと思っています。素晴らしい指導者とスタッフの方々。そして歌で心を届ける子供達への応援、どうぞよろしくお願い致します。
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