NPO法人チャイボラはこの度、社会起業家応援プログラム「第12回コモンズSEEDCap」を受賞いたしました。
この受賞を機に、より多くの方に社会的養護について関心を高めていただきたいと考え、寄付募集キャンペーンを開始します。
今回のキャンペーンを通し、社会的養護についての関心を広く集め、現状とわたしたち「チャイボラ」の活動をひとりでも多くの方に知ってもらいたい。応援してくださる方の期待に応えるためにも、より良い未来に向かって歩みを進めていきたいと思います。
集まった寄付は、日本全体の社会的養施設の職員の確保と、社会的養施設の職員が長く働ける環境の整備を進めるため、チャイボラの大阪支部設立の費用に充てさせていただきます。
ストーリー
なぜ社会的養護施設職員の確保と定着の支援をしているのか?
施設で暮らす子どもたちにとって職員の存在はとても大きく、施設で暮らす期間だけでなく退所した後、つまりは人生にも大きな影響を与えます。
しかし、現在施設の職員は不足しており、職員の十分な確保と定着は大きな課題となっています。
例えば、夜の寝かしつけ。
虐待を受けて心に傷を負った子どもでも、そこで働く職員が足りないことで眠るまでそばにいてあげられないこともあります。
もっとたっぷりの時間と愛情をかけてあげいたいと多くの職員が思っています。
しかし、1人で多くの子どもの対応をしているため、限界があるのです。
理想と現実のギャップに悩みバーンアウトしてしまう職員も少なくありません。
「あと一人職員がいれば・・・」
と思うことは日常茶飯事です。
日々奮闘する職員の確保と定着をサポートすることは、
「子どもたち一人ひとりが大切に育てられる世の中」につながります!
これまでの3年間でチャイボラがやってきたこと
・施設見学会のサポートスタート
→3年間で20回開催。述べ900人の集客を行う。
・2019年6月に「社会的養護総合情報サイト チャボナビ」をリリース
→現在までに72施設を登録。述べ386件のイベントを掲載。656人の方が、チャボナビを通して見学会に申し込む。
→2021年5月現在で月間UU数12,798UU。会員登録数521人。
・同時期に、施設職員と協力し、専門・短大・四大などへの出張授業をスタート
→現在までに11校で22回の授業を行い、861人の学生に授業を実施。社会的養護への正しい理解を広め、施設で働くことへの興味関心を高める。
・社会的養護の認知拡大を目的とした一般向けの学習会もスタート
→現在までに20回開催し、参加者数900名。オンラインで実施することで、全国からの参加が可能に。施設で育った方や、現役の施設職員、一般企業で勤める方などが交流することで、施設への偏見をなくし支援と理解を広めている。
・2021年1月より、「社会的養護施設職員のための相談窓口」を開設、併せて、現場の職員向け、管理職向け双方に向けた研修もスタート
→現在までに研修は10回開催。申込者数325名。全国の施設職員が繋がる場ともなっている。相談窓口にも多くの相談が寄せられている。
寄付者へのお礼・特典など
年間活動報告書の送付
チャイボラオリジナルステッカーなどを送付させていただきます。