ストーリー
「もっとゆたかな寄付の体験を、子どもたちに。」
こんにちは、吉見新です。
今日9月12日は、わたしの誕生日です。38才になりました。
今まで、あまり人にお話しすることがなかったのですが、
大切な家族や、大切な友だち、大切な仲間に、わたしの願いを知ってもらいたいと考え、
初めての「バースデードネーション」に挑戦することにしました。
飽きっぽく、何事も長続きしないわたしが、この9年半ずっと続けている活動があります。
それは「寄付が広がる社会」の実現を目指して活動している「日本ファンドレイジング協会」というNPOを応援することです。
「ファンドレイジング」というちょっと聞き慣れないことば。
これは、大学や病院、NPOなどの非営利セクターが行う資金調達のことを意味します。
今回、寄付をお願いする「社会貢献教育プログラム」は、子どもたちがさまざまな社会課題の存在を知り、自らの価値観で社会的な活動を応援する楽しさを体験する授業を通じて、社会貢献の未来の担い手を育む協会の大切な試みの一つです。
(詳しくは、こちらhttps://syncable.biz/associate/jfra をぜひ読んでみてください)
先日、実家のある福岡で行われた「寄付の教室」を見学してきました。
やや恥ずかしげに、でも楽しそうにワークショップに取り組む子どもたちの姿を見ながら、
ふと子どもの頃の自分を思い出しました。
あの協調性がなくて、社会性もなくて、いつも生きづらさを感じていた自分が、
いつかなりたいと思った大人に、わたしは今なれているのだろうか。
「寄付が広がる社会」は、人々が互いに助け合う社会を意味します。
それは、互いを尊重しあい、補い合う、寛容な社会だと思っています。
今、目の前にいるこの子どもたちが、いつか困難に直面したときに、
必ず誰かが手を差し伸べてくれる、そんな社会になることを、わたしは願っています。
わたしは、これまではボランティアとして、今は協会のスタッフとして、そんな社会をつくるために日々奮闘しています。
なりたかった大人になれているかは分からないけど、あの頃のわたしに「まだ諦めてないよ」と言うことはできる気がします。
どうかわたしの挑戦を、「バースデードネーション」で応援してください。
最後に、この場をかりて、日頃口にすることのできない感謝の気持ちを伝えたいと思います。
みんな、いつもありがとう。
こんなわたしを、ありのままで受け入れてくれてありがとう。
みんなのお陰で、わたしは今、毎日笑って生きています。
38才の誕生日に、この世界に生きるすべての人々の笑顔を願って、
吉見 新