【おおさかねこ倶楽部】口の状態が悪化し、15本の抜歯|元気を取り戻すため様々な可能性に懸ける
2021/5/23 18:29
今日は、おおさかねこ倶楽部で保護している猫、『宙也くん』についてお話したいと思います。
宙也君は推定10才。
飼い主さんがお亡くなりになり、おおさかねこ倶楽部が保護することになりました。
↑宙也くん↑
1年前から推定10才なので、もっといっているかもしれません。
一緒に保護した同年代の太一君、式部ちゃんは口内環境がとても悪く、すぐに抜歯しました。
↑同じ場所から保護した猫たち↑
「宙也君は抜歯する程ではない」との獣医師の判断で、そのまま。
しかし、時々お口が痛むようで、急に食べなくなって痛み止めのお薬を飲んだり、ステロイド注射したり。すると元気になり、食欲も復活。
でもまたしばらくすると口を痛がって…、の繰り返し。
口が痛む期間は、本当に何も食べてくれず、ボランティアさんが時間をかけ、必死にご飯を与える時期が続き、体重も減っていくことに…。
このままではいけないと思い、セカンド・オピニオンを求めて、動物病院も何軒か行きました。
もうこれは、対処療法では悪化するばかりだと、遂に抜歯することになりました。
5月23日(日)手術実施。合計15本抜歯しました。
抜歯すれば全て改善するとは限りませんが、少しでも良くなればと、一縷の望みにかけての手術です。
まだ抜歯したばかりなので、今後の様子をしっかりと見ていく必要があります。
私達おおさかねこ倶楽部が保護する猫たちは、全てが健康で保護されるわけではなく、太一君や式部ちゃん、宙也君のように、お口の問題を抱えていたり、様々な健康問題を抱えているケースは多々あります。
それでも、獣医師さんやシェルターでボランティアさんの協力によって、健康状態を改善するために日々、チェックは欠かしません。
どんな健康状態であっても、諦めず今より良くなること、そして里親さんが見つかるようにと思い、活動しています。
ちなみに、一緒に保護した式部ちゃんは高齢猫な上に右足に腫瘍があった状態にも関わらず、新たな里親さんの元で今では元気に暮らしています。
↓式部ちゃんのストーリー↓
毎月莫大な医療費がかかり、常にギリギリの状態ですが、猫の幸せに代わるものはありません。
これからも、色んな問題を抱えた猫たちを保護し、新たなご家族を見つけるため、活動していきたいと思います。
おおさかねこ倶楽部より
← 活動報告一覧へ戻る