【現地NGOパートナー団体との契約】
2021/5/29 23:41
現地NGOパートナー団体であるFSCと2021年1月に契約を完了しました。今回は契約に至るまでの経緯と契約当日について紹介します。
まず契約書作成は、2019年末から開始しました。契約書とは何が書かれているものなのか、という勉強会を行い、以前CCPCRと結んだ契約書を叩いたりしました。全体での叩きを踏まえ、何回もPJ班や理事会で叩きを繰り返し先生に校閲などもしていただき、2020年末に完成させることが出来ました。
完成した契約書には、プロジェクトの目的、契約期間、履行義務、相互責任、不可抗力、改正について、存続条項などについて記載されています。契約書の存在により、あらかじめ資金の使い道、契約違反に当たる事項、履行義務、レポートや資金の送金時期が明らかになることにより、First Step Cambodiaと関係を良好に築くことができ、対等な関係でいることができると思います。
そして、契約前に先方と何度かオンラインミーティングを行いました。12月14日と21日の2回に分けて行いました。はじめて互いに顔を見ながらのやりとりとなり、双方親睦を深めながら、活動計画や契約内容などについてのすり合わせをしました。担当者である、ラファエルさんの親切な対応、そして私達もより慎重にミーティングを進めたことによって、何とか契約の手前までこぎつけることができました。言語の壁を乗り越えるのは大変なことではありますが、それ以外の観点から、補い合うこともできるのだと心強く感じています。プロジェクト実現、さらに男子の性的搾取をなくしていくために、まず私たちがしっかり団結することが大切です。今回の2度のミーティングによって、この団結力は具体性を帯び、更に強固なものとなったと確信しています。
そしていよいよ、2021年1月にカウンターパー トであるFSC と契約を完了しました。今回は、オンラインでの契約ということもあり、まず互いに契約書をzoom にて読み合いました。その後契約書にサインをし、そのデータを送信するという順序で契約を完了させました。契約書を作成している中で、何が正しいのかということを考えながら作成していたのですが、これが難しくすぐに出来るものではなかったです。だから契約が完了したときには、私たちがカンボジアの子どもたちのために協力する証ができたことへの嬉しさ、支援のスタートラインに立ったことへの責任感など、たくさんのものを感じました。これからはこの契約書を守るというシンプルながら重要なことを全うしていきたいです。
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