とことん遊んで「楽しいなぁ」を積み重ねる毎日
2021/5/2 20:01
今日はゆたかの保護者有志が、農園の作物の植え付けやフィールドの整備をしてくださる「畑の日」でした。昨年失敗した「綿」にチャレンジするとのこと。うまく育ちますように。
ゆたかには、いわゆるPTAのようなものはありません。やりたい人、やれる人がお力を貸してくださる、という形を開園当時から大切にしています。
ゆたかも、社会も、みんなそれぞれ違った状況の中毎日を送っています。義務という形ではなく、やれる人がやる、みんな認め合う、そんな関係性がこどもだけでなく、大人も作っていけたらいいなと考えています。
ご支援くださった方が150人を超えました。多くの人がゆたかへ想いを寄せてくださっている、本当に感謝しかありません。
セカンドゴールに向かって、引き続きご協力お願いいたします。
今日はこども達の「楽しい」をいつも一緒に作ってくれるスタッフななちゃんからのメッセージです。
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スタッフのななです。ゆたかで働き始めて丸三年が経ちました。
3月の卒園式では、年少から付き合ってきた子ども達をはじめて送り出しました。
卒園式の日、年長のMちゃんがアカメガシワの木の上から
「ななちゃーん、来てー!!」と私を呼んでくれました。
「前は上手に登れなかったのに、登れるようになったよ。すごいでしょう。」
と、かっこよく枝に立つMちゃんはとても誇らしげでした。
「そこから何が見えるの?」と聞くと、
「チューリップが見える。秘密基地が見える。くるみの木が見える。畑が見える。ゆうが見える。まゆんばが見える。かぜぐみのみんなが見える。・・・」
と見えるものをたくさん教えてくれて、
最後に「ゆたかが全部見えるよ。ゆたかはすごく楽しいなぁ。」と、
とても満足そうないい顔をして言いました。
この「楽しいなぁ」という気持ち、子ども時代にたくさん感じて、心の中にたっぷりと蓄えておいてほしいと思っています。お友達と遊んで今日も楽しかったなぁという気持ちが、ここは楽しい場所、明日もここに来たい、お友達に会いたいという気持ちにつながり、それが毎日毎日積み重なり、明日を信じられる気持ち、人と関わるのが好きな気持ち、自分の人生を肯定的に考える気持ちにつながっていくのではないかと思っています。
毎日とことん遊んで「楽しいなぁ」を積み重ねるゆたかの日々は、きっと子ども達の心の根っこを育てているはずです。
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