森のようちえんは、自らの力で育つ機会を保障する活動
2021/4/29 13:01
昨日の目標達成後、セカンドゴールを設定いたしました。
早速たくさんのご寄付をいただき、本当に本当にありがとうございます。
今度は、バスで訪れたフィールドでこども達が安全に活動するための道具の購入資金を募っています。
ご支援が、私たちの力につながります。
どうぞよろしくお願いいたします。
森のようちえん業界では知らぬ人はいない、
NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟の理事長、内田幸一さんから、
応援メッセージをいただきました。
困った時、悩んだ時には相談し、うっちゃんの力強い言葉に私たちはいつも励まされています。
***************
全国に広がる森のようちえんのネットワーク、森のようちえんは大小様々ですが、全国各地で250以上が活動しています。
多くは自然の中、ゆったりした時間の中で、子どもたちが自ら育つ機会をじっくり待つ活動です。お母さん・お父さん・保育者・地域の人々に見守られ、新しい子育ての場として広がりを見せています。
静岡市で頑張る「野外保育ゆたか」私も何度か静岡を訪れ見学をさせて頂きました。市街地は都市化が進む静岡市、益々これからも発展するでしょう。暖かな気候と海や山の自然が近く、誰もが住んでみたいと思う環境が揃っています。そして穏やかな自然環境を活かして、子どもたちの成長を進めることの出来る地であるとも感じています。
森のようちえんとして、子どもたちの活動の場を広げる手段にバスを使って様々な場所へ出かけることは、とても素晴らしいことです。私も30年以上にわたりマイクロバスに子どもたちを乗せ、四季折々の自然の中へ出かけました。地域に広がる様々な自然環境、森や川、山や海、そして田園や自然公園など、どこへでも子どもたちを連れていくことができます。子どもたちにとっては毎日が遠足の様な日々です。
一年を通じて自然と関わる機会を得た子どもたちは、四季の変化の中で様々なことを発見し、自らの五感を頼りに多くのことに気づき、それを人に伝えることを良くする様になります。自然に関わることは人との関わりを豊かにします。子どもたちは自然の中で偶然出合う事柄を友達と共有し、遊びの世界を広げます。子どもたちが自ら作り出す遊びの世界は、自由な発想や人と関わりから生まれる、様々な関係性を経験し、主体性や自立の機会を生みます。森のようちえんは、そうした子どもが本来、自らの力で育つ機会を保障する活動です。
静岡市で長く活動する「ゆたかの木」においてより充実した活動ができる様、私も心から応援いたします。そして日本全国の森のようちえんがお互いを支え合い、地域に根付いた活動となることを強く願っています。
森のようちえん全国ネットワーク連盟理事長
内 田 幸 一
← 活動報告一覧へ戻る