こども達自ら、遊びを作り上げていくゆたかの時間
2021/4/20 19:38
【ゆたかの定番の遊び】
今日は、ゆたかの定番の遊びとなっている
「木登り」「秘密基地づくり」「まてまてごっこ」
について、スタッフゆうゆがレポートしてくれます。
どの遊びも子ども達が熱中して、時間をかけてやっていきます。
皆さんにも実際に見ていただきたいなと思います。
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野外保育ゆたかでは、こども達が自分の好きなことに集中して遊んだり、こども自身が生み出した遊びに夢中になったりして、自分の力で遊びを展開したりして、友達と楽しんでいます。
それぞれのタイミングでトライする木のぼり
ゆたかの畑には、木登りできる木が何本かあります。低くて登りやすい木、高くて登りにくい木、鉄棒のように横に伸びている木、そして、たくさんの竹。登りやすい木に登って笑顔いっぱいに「おーい!」と手を振ってくれたり、横に伸びている木にぶら下がり「みてみてー!」と、嬉しそうに見せてくれます。木登りの体の使い方を覚えてくると、高い木に登る子もだんだん増えていき、上手に登る子を見て、自分もやってみようと挑戦する子も出てきます。同じ木で何度も挑戦する子、低い気から挑戦してみる子、木にしがみついて「みてー!のぼれたよ」と見せてくれる子。1人静かにチャレンジする子、木の根元に台を置く子もいます。上手に登れる子を見て、一人一人が自分でできることを考え、できるようになるまで自分なりに挑戦していきます。高い木に登れるようになった時の嬉しそうな笑顔は自信にあふれています。その自信から、まっすぐな竹を登り棒のように登っていく子もいたりして、本当に子どもってすごいなあと感じます。
時には1ヶ月かけて作っていく秘密基地作り
背丈ほどある草やイバラをハサミでチョキチョキして作る秘密基地!毎年、こども達が試行錯誤しながら自分たちの基地を作っていきます。屋根を作りたい!と、長い草を集めてみたり、「すきまがあいてる」と、もっともっと草を集め、隙間がなくなると「あめやってみる?」と、バケツに水を入れてきて、上からかけてみて、ポタポタ水が降ってくると「みずをはじくはっぱがいい!」と、水を弾くものを探したり、ゴザやシートをかけたり、自分たちで考え、工夫して作っていく姿がたくましいです。子どもの発想は、無限大で本当におもしろすぎです。
秘密基地から伸びていく道も「こっちにつくろう!」と、自分たちでイバラをハサミでチョキチョキしながら、おしゃべりも楽しみ、協力して作っていきます。マイペースでみんなの前に出るタイプではない子が、道を切り開くのが上手で、みんなに認めてもらい「ぼく、せんとういくよ!」と自信をつけたり、自分から遊び出せなかった子が「ここにみちをつくりたい!」と自ら動き出したり、仲間と一緒にみんなで作り上げていくからこそ、楽しくてたまらなくて、子どもたちの力が芽をだすのではないでしょうか。
見学者がくると、必ず秘密基地に招かれ「ここトゲがあるからあぶないよ」「きをつけてね」と、子ども達がケアしてくれます。自分たちが痛い思いをしたことを、しっかり他の人たちにも伝えられ、自信に優しさも思いやる気持ちも育っています。
みんな大好き まてまてごっこ
スタッフが子どもを追いかける、『まてまてごっこ』は走ることを存分に楽しみ、そこからルールのある鬼ごっこに変わっていきます。自分たちで「どうする?」と、ルールを考えて、うまくいかないと「じゃあ、こうしてみる?」と話し合い、みんなで遊びを盛り上げていきます。
子どもたちは、いろいろな経験を通して、友達と一緒に遊びを作り上げていくのが本当に上手です。
スタッフゆうゆ
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