保育とは、子どもの育つ力を引き出すこと
2021/4/15 15:10
昨日の静岡市は半袖になりたいくらい暑くなりました。
こんな日はもちろん水!水!水!
そして泥!!
思いっきり泥水の中で遊んだということは・・
お洗濯物をたくさんお持ち帰り!
「今だけしかこんなこと味わえないから」と
泥だらけのお洋服の洗濯をしてくれる理解のある親御さん達なしには、
ゆたかの活動は成立しません!
今日は、そんなゆたかの前身事業にご参加いただき、開園当初からのゆたかを応援し続けてくださっている高木優子さんの応援メッセージをお届けします。ゆたかには毎年高校生が保育の見学に来るんです!
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「野外保育ゆたか」の前身である「里山いっぽ」に当時3歳の息子がお世話になりました。以来「野外保育ゆたか」のファンであり応援団の一人です。
当時、公園でもエネルギーを持て余していた息子は、里山というフィールドでお友達と一緒に遊び尽くす時間を満喫しました。
私も親として、子どもの自ら育とうとする力を信じること、待つこと、よく見守ることの大切さをスタッフの「まゆんば」こと京井さんや「ぶんぶん」こと岩瀬さん達から教わりました。野外保育で出会えたスタッフや親御さん達とのご縁のおかげで、私は子育てを楽しみ、面白がり、自分の世界が広がったことを実感するようになりました。
現在、私は公立高校で家庭科を教えています。家庭科の教科書には「保育とは、子どもの育つ力を引き出すことである」と書かれていますが、この保育観を持って子どもと向き合うことは「言うは易く行うは難し」です。子どもは大人が守るべき、弱い存在であるという考えから、手や口を出しすぎたり、先回りをしてリスク回避をしようとしがちです。
しかし、ここ「野外保育ゆたか」では、子どもは自分で考えたり決めたりできる!自分たちで解決しようとする力がある!という保育観をもって、日々の保育を実践しています。将来保育士になりたいという高校生達に、「野外保育ゆたか」への保育体験を私が促す理由がここにあります。
「ゆたかのバス」が実現したら、さらに可能性が広がり、様々なフィールドに生き生きと飛び出す子どもたちの姿が目に浮かびます。
(その1つに、高校生との交流も深められるのではないかと、期待を膨らませています。)
高木優子
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