ストーリー
こんにちは!NPO法人青少年自立援助センターYSCグローバル・スクールの田中宝紀です。
私が海外にルーツを持つ子ども・若者たちの支援に携わるようになってから10年以上が経過。これまでに、約1,000人の子ども・若者たちをサポートしてきました。
きっかけは16歳のころ。日本の学校でいじめを受けていた私は父の勧めもあり、単身フィリピンの公立ハイスクールに留学しました。右も左も、言葉もわからない日本人の女の子を、現地の人たちは嫌がる様子もなく、あたたかく迎え入れてくれた経験が原点となり、その「恩送り」(Pay it forward)のつもりでここまで活動を続けてきました。
海外にルーツを持つ子どもたちを取り巻く環境が厳しいことは、近年、多くのメディアが報じるところとなりました。日本語の壁、文化・宗教・制度の壁、心の壁・・・様々な壁が子どもたちの目の前に「これでもか」と立ちはだかる様に、悔しい思いを重ねてきたことも少なくありません。
一方で特にこの数年はせっかく日本に来た、日本で生まれ育った子どもたちに少しでも良い環境をと、多くの方々が立ち上がり、アクションしてくださるようにもなり、本当に心強い想いでいっぱいです。
みなさんの応援に、心から感謝申し上げます!
最近では国や地方自治体による取り組みも広がりをみせ、ようやく(まだまだ不十分ながら)、状況が前進し始めたなぁ、と思えた矢先に(!)コロナ禍が発生してしまいました。
【コロナ禍でいっそう苦しい状況に】
海外ルーツの子どもたちやその保護者は、平時から日本社会の中で弱い立場に置かれやすい存在でしたが、コロナ禍においてその困難がいっそう顕著となり、外国人保護者の失業や減収が相次いでいます。言葉の壁や複雑な制度設計、弱い雇用上の立場などから本来であれば活用できるはずの支援にもアクセスできないことも珍しくありません。
月収が10万円以下に留まり続ける家庭もあり、進学や進級を控える中で苦しい状況が続いています。
【進学・進級を後押ししたい】
現在、私たちの元には海外にルーツを持つ高校進学希望者が約50名、全国各地より対面やオンラインで学んでいます。そのほとんどが無事、日本の高校に合格し、入学手続きを進めている段階です。
しかしコロナ禍の影響により、収入が激減し日々の生活でせいいっぱいの家庭にとっては、教科書代や制服代などの入学準備費用が予想以上の負担となっています。また、子どもたちの成長に合わせて必要な学用品や小さくなった靴や洋服の買い替えなど、子育て世帯にとって時期的に出費がかさむ中で、頭を悩ませるご家庭も少なくありません。
そこで、42歳となる私の誕生日にあたって、私たちの活動を日頃サポートしてくださっているみなさんにお願いです!
「誕生日おめでとう」の言葉の代わりに、海外ルーツの子どもたちの新生活を共に応援していただけませんか?
画面右下の「支援する」ボタンより、500円からご寄付が可能です。
※ 寄付金は決済手数料を除いて全額NPO法人青少年自立援助センターYSCグローバル・スクールに寄付され、海外ルーツの子どもの進学・進級をサポートするために大切につかわせていただきます。
■ 寄付金の使いみち
コロナ禍により、経済的に苦しい状況にある家庭の海外ルーツの子ども達が、笑顔で新年度を迎えるために必要な文具や学用品等の購入に活用されます。
■目標金額
42,000円(42歳になるので!)
もし42,000円のご寄付をいただいた場合・・・
2020年度YSCグローバル・スクールで学ぶ子どもたちの内、内部奨学金対象世帯56世帯に対し、子ども1人あたり1,000円分のクオカードをプレゼントします。(不足する金額は私が個人として補填します!)
【子どもたちに笑顔の新学期を】
「バースデードネーション(誕生日寄付)」は、少し勇気のいる取り組みで、自分の誕生日だからと寄付をお願いするのは心苦しい(&恥ずかしい)気持ちも正直あるため、以前取り組んで以来気が引けていた部分もあるのですが・・・それどころではない!という状況もあり、今回ふたたび、みなさんにお願いをすることにしました。
どうぞ、(私の誕生日だから、ということは置いといて)苦しい状況にある海外ルーツの子どもたちが、笑顔で新学期を迎えることができるよう共に応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。