このキャンペーンは継続寄付になります。

このキャンペーンでは継続(毎月)での寄付を集めています。初回の寄付決済以降、毎月1日に自動的に初回に寄付いただいた金額と同額で決済が行われますので予めご了承ください。

生演奏をすべての人に!~目の不自由な方へ生演奏を届けるためのマンスリーサポーター募集~

寄付先

NPO法人 パフォーマンスバンク

鈴木浩之

支援者数

57人

/ 50人

114%
100%
  • 支援総額

    50,831円

  • 支援者数

    57人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2021年4月25日

  • 終了日

    2021年5月31日

キャンペーンは終了しました

「視覚に障がいがあって、気軽に行けるコンサートを探すのが難しい」そんな悩みを持つ方々のために、見えなくても分かるコンサート情報メディアをつくります。誰もが当たり前に音楽情報にアクセスできる社会を目指して、目の不自由な方と音楽をつなぐ架け橋を一緒に創りませんか?

ストーリー

「生演奏の楽しさ」をすべての人に届けるために

私たちNPO法人パフォーマンスバンクは「生演奏の楽しさをすべての人に」を理念に掲げ、2014年から活動しています。

「生演奏を聴きに行きたくても、行けない」

そんな悩みを抱える方々に生演奏を届けるため、老人ホームや保育園を中心に、年間約200件の演奏会を開催しています。

老人ホームに入居すると、気軽に外出することが難しい。

親子でコンサートに行きたいのに、未就学児の入場不可のコンサートが多い。

この現状を背景に、もっと気軽に生演奏を楽しめる場をつくりたいという想いから、出張演奏による移動や年齢の制限のないコンサート提供に取り組んでいます。

でも、ただ聴いているだけでは物足りない。

大事にしているのは、お客様の笑顔です。

目指すのは音楽で心と心をつなげ、観客と演奏者、観客同士の交流が生まれる場をつくること。

昨年より本格的に導入が始まった「双方向型コンサート」は、観客が主体的に演奏参加できるようプログラムを工夫し、身体的・知的な障がいを持つ人が生演奏を楽しめる場づくりを可能にしました。

現在登録奏者は約120組、400名。ハイアマチュア~プロの卵を中心とした実力ある演奏者の中から、お客様に合わせた演奏者をご紹介。ピアノやバイオリン、フルートなど王道の楽器から、和太鼓や歌まで幅広いジャンルの楽器、編成による多彩なコーディネートで、一回一回が心に残るようなコンサートづくりをしています。

観客をはじめ多くの事業者様より「本当に今日の音楽は素晴らしかった!」「他の楽器でのコンサートも開催して欲しい」など嬉しいお声を多数いただいております。

目の不自由な方が気軽にコンサートを聴きに行ける「しくみ」をつくる

「目の不自由な方に生演奏を届ける」

本キャンペーンは「目の不自由な方に生演奏を届ける」ことが目的です。

これまで老人ホームや保育園を中心に、「生演奏を聴きに行きたくても、行けない人」に生演奏を届ける活動を積み重ねてきました。

しかし、「生演奏の楽しさをすべての人に」という活動理念の達成にはまだまだ道半ばです。

それは「障がいを理由に、生演奏を聴きに行けない人」に音楽を届けられていないから。

私たちは、障がいを理由に生演奏を諦めることのない社会を目指し、本キャンペーンはその実現に向けた第一歩です。

目の不自由な方にとって耳を使う音楽鑑賞は貴重な娯楽になります。

しかし、彼らが生演奏を聴きたいと思ったとき、コンサートの開催情報を得るのは、私たちが想像する以上にハードルが高いのです。

それは、コンサート情報の多くがインターネットやポスターなどによる視覚情報であるから。

ラジオでもコンサート情報は提供されており、実際、視覚障がい者の多くはラジオで情報を集めていますが、ラジオはプロのコンサート情報ばかりなのが現状です。

もっと気軽に聴きに行けるコンサートはないのか。

本キャンペーンでは、その解決策となるべく、気軽に聴きに行けるコンサートを視覚障がい者に分かりやすく伝える情報ページ「Performance Bank Station(PBS)」を立ち上げます。

ページ内は弱視の人が見やすいフォーマットや、全盲の人が音声読み上げソフトを利用することを想定した分かりやすいレイアウトになるよう工夫します。

さらに、目の不自由な方向けのコンサートノウハウの提供や開催の後方支援により、演奏者、コンサート主催者のサポートを行い、目の不自由な方が気軽に聴きに行けるコンサートの開催を増やしていきます。

この取り組みは「生演奏の楽しさをすべての人に」の理念を掲げる私たちだからこその使命です。 

情報通新研究機構の調査によると、全国の視覚障がい者は31万人(平成28年時点)に及びます。

1人でも多くの方が不自由なく生演奏にアクセスできるよう、これまで様々なコンサートを開催してきたマッチングノウハウとプログラム提案力を最大限活かし、登録奏者とともに、このキャンペーンに取り組みます。

継続的な情報発信×コンサート開催支援


今回のキャンペーンにより目の不自由な方へのコンサート情報を届けるプラットフォーム「Performance Bank Station(PBS)」が完成しました。

このプラットフォームは登録奏者から提供されたコンサート情報を目の不自由な方へ円滑に届ける役割を果たし、目の不自由な方がコンサート情報を気軽にキャッチアップすることが出来ます。

次に目指すのは、「Performance Bank Station(PBS)」に自団体が開催したコンサート情報を提供すること、そして登録演奏者に目の不自由な方が楽しめるコンサートづくりのノウハウを提供することです。

パフォーマンスバンクはこれまで、一方的に演奏者が演奏を届けるのでは無く、演奏者と利用者が双方向に楽しむことができるコンサートを開催してきました。

そうした経験を元に目の不自由な方が楽しめるコンサートを演奏者と一緒に作り上げていきます。

さらに、双方向型のコンサートを開催することによりコンサートを通じた演奏者と目の不自由な方の交流が生まれ、「今度はこういったパフォーマンスをしてみよう」「今度はこんな曲が聴きたい」というように双方のニーズに応えたコンサートを開催することができます。

最終形で目指すのは「Performance Bank Station(PBS)」の利用演奏者を全国の演奏者に拡大、目の不自由な方の利用者拡大です。

全国の演奏者から提供されたコンサート情報をPBSに集約することで、目の不自由な方が自分の住んでいる地域でコンサートを探せるようになります。

さらに全国の登録外演奏者に対し、目の不自由な向けのコンサートノウハウを提供し、誰でも気軽に実践出来るように支援していきます。

私たちパフォーマンスバンクは、『目の不自由な方が気軽にコンサートを聴きに行ける社会』の実現を目指し、「Performance Bank Station(PBS)」をコンサート情報の提供・収集ツールとして多くの演奏者、目の不自由な方に利用していただけるよう進化させていきます。

代表メッセージ『10年越しの想いを今こそかたちに』


本キャンペーンに関心をお寄せ頂きありがとうございます。NPO法人パフォーマンスバンク代表の鈴木です。

『目の不自由な方は気軽にコンサートを聴きにいけない』

私がそのことを知ったのは2011年のことです。

私は当時、大学時代の友人たちと立ち上げた市民吹奏楽団の団長を務めていました。

年一回の定期演奏会に少しでも多くの方に来て欲しいという一心から、大学の近くに点字図書館があったご縁で、東京都盲人福祉協会(都盲協)様を通じて演奏会の宣伝をさせて頂くことになりました。

「これで10人くらいはお客さんが増えるといいなぁ…」

そんな私の期待を裏切り、当日は【50名超】の視覚障がい者の皆様にご来場頂きました。通常の定期演奏会の集客が300〜400人程度だった私たちにとって、驚くべき出来事でした。

「なぜこんなにも多くの方にご来場いただけたのか?」

お越し頂いた皆様や都盲協様へのインタビュー等を通じて、以下のようなことを知りました。

----------

・目の不自由な方の中には音楽鑑賞を趣味とする人が多いが、コンサートやライブを聴きに行くことは少ない

・その一番の原因は情報不足。主な情報源となるラジオからはプロのコンサートのお知らせはたまに流れてくるが、チケット代も高いので気軽に出かけることはできない。気軽に足を運べるアマチュアや若手プロのコンサートについては、そもそも情報が入ってこない。

・もう1つの不安がコンサート主催者側の受け入れ体制。アマチュアや若手プロのコンサート情報を得たとしても、目の不自由な方の来場が想定されておらず、逆に迷惑になるのではないかという心配がある

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それ以来、楽団では目の不自由な方への毎年の定期演奏会のご案内と、混雑を避けるための優先入場の実施などに取り組んできました。

しかしそれはたった1つの楽団の年一回の取り組みに過ぎません。

「いつか同様の取り組みをもっと拡げたい」

それは私が心の中でずっと秘めていた想いでした。

・・・

あれから10年。私は2014年にNPO法人パフォーマンスバンクを立ち上げ、延べ1,000件以上の老人ホーム等への訪問コンサートの開催に携わってきました。

この実績は、「生演奏の楽しさをすべての人に」という理念に賛同頂いた、300名を超える登録奏者のみなさんのご協力があってこそのものです。

そんな高い志を持つ音楽家の皆さんとのつながりも活かして

『目の不自由な方が気軽にコンサートを聴きに行ける社会を創る』

という10年前から温めていた想いを今こそ実現できるのではないかと思っています。
ぜひご支援を頂けますと幸いです。

寄付金の使途

・調査費(コンサート情報の収集や演奏者募集に係る費用)

・目の不自由な方にコンサート情報を届けるためのHP運営費、人件費

・目の不自由な方のためのコンサート開催費(場所代、演奏報酬、企画・調整費)

・寄付者に対する定期的な報告

・広告宣伝費(インターネット広告等による宣伝拡散に係る費用)



NPO法人

パフォーマンスバンク

〒2730011

千葉県船橋市湊町2-8-40-3304

https://www.p-bank.org
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