2度のスタディーツアーを通して感じたこと
2021/1/14 10:51
こんにちは!
キャンペーンも残り4日となりました。一人でも多くの方がこのページを読んでラオスやFUN,ボランティアについて考えるきっかけになれば幸いです。
今回は、2年連続でスタディーツアーに参加したメンバーの学部3年の齊藤瑞貴さんに記事を書いてもらいました。
私は2018年に1メンバーとして、2019年には渡航リーダーとしてスタディーツアーに参加しました。
2018年の渡航では、支援する小学校の図書館着工式に参加しました。
しかし支援する小学校には既に図書館はあり、中に本もたくさんありました。
このとき支援をする必要性はないのでは、と考えました。
しかし図書の多くは幼児向けの絵本や、翻訳されていない本ばかりで、図書を管理するカードも寄付されたものの、使われていませんでした。
また子供たちは図書館の机に寝そべり、出した本は積み上げられていました。
2019年には小学校に他に、国立図書館、都立高校図書館にも訪れましたが、ハード面は整っていたものの、利用者はほとんどいませんでした。
これらの現状からラオスでは支援は行われているものの、図書の扱いや、関心を引き出すようなソフト面の支援は行われていないことを知りました。
2018年の渡航時に小学校に寄付したサッカーボールは
先生の管理の意識が低いためなのか、
子どもたちにものを返す習慣がないためなのか
わかりませんが、1年後紛失していました。
また現地の大人も子ももごみはポイ捨てが当たり前で
ごみ箱に捨てるよう促して反応したのは子どもたちだけでした。
これらの現状に
“村の大人たちは現状で満足している”
“子どもたちは言われていないからできない・知らないだけで、言われたことはできる”
“教育を変えるためには大人ではなく、子どもから”
と考えました。
さらに1回目の渡航時、子どもたちは外国人である私たちに臆することなく、接してくれました。このとき私は支援者である私たちをもてなすために、近づいてきてくれたのだと思っていました。
しかし別れ際なかなか離れなかったり、1年後再び会いに行ったときに覚えてくれていたりと、ラオスの子どもたちは本当にあったかく、素直な子たちだと感じました。
この子たちの素敵な人柄を守り、彼らが将来よりよいものなるよう、少しでも力になれればいいなと思いました。
(齊藤瑞貴)
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