第2回スタディーツアー2018
2021/1/9 10:20
私たちFUNの活動は、2017年に始まりました。そこから現在までに年に1度ラオス現地に訪問しています。今回のキャンペーン期間では、これまでのFUNの活動についてみなさんに知っていただきたく「活動報告」欄を使わせていただきたいと思います。
今回は2018年夏に行った第2回のスタディーツアーについて、代表の保楊枝廉太さんが書いてくれた記事をご紹介いたします!
事業の目的
第2回目のスタディーツアーは、「自分たちが図書館を建てる学校の図書と、それを利用する子どもたちの実態調査をすること」、「子どもたちと直接触れ合うことによって、ラオスの現状と自分たちの活動の意味を知ること」という前回ツアーで掲げた2つの目標を、新たなFUNのメンバー達に強く意識してもらうとともに、「図書館の着工式に参加する」というFUNとして重要な目的を持って行いました。
事業成果
2回目の訪問で分かった現状は、第1回目で得た知識を新たなメンバーが実感したのはもちろんのこと、特に「管理」面が目立ちました。
第1回目に寄付したプレゼントしたサッカーボールがひとつ残らず無くなっており、現地の先生方に何故か伺ったところ「分からない」と仰っていました。これを聞き、新たに私達が持ってきたサッカーボールにはラオス語で「大切に使ってね」というメッセージやメンバーの名前を書かせていただくことで、少しでも大切に使って貰おうという工夫をしました。
また、食事の際などに出たゴミを皆そのまま地面に捨てており、最後に私達含め皆で一斉にゴミ拾いを行いました。この2つの事象から、私達は様々な事を考えさせていただきました。「大人たちに意識を変えてもらう必要があるのではないか」、「子どもたちから意識を変えてもらった方がいいののではないか」、「図書館は果たして機能するのか」等、実際に訪問しなければ分からない問題に多く直面することが出来ました。
次に、図書館の着工式にも参加させて頂きました。小さなお祭りのような式で、多くの村の方々に感謝の言葉を頂けました。しかし、感謝して頂くことが私たちの目標ではなく、有意義に図書館を利用してもらい子どもたちが夢の選択肢を広げられるよう手助けをするということが私達FUNの目標のため、感謝の言葉を胸に絶対に有意義なものにしようという私達の思いが、式を通して強まりました。
最終日には、現地のビエンチャン高校で物理等を教えていらっしゃる関谷様とお会いさせて頂く機会がございました。関谷様はご自身の「関谷図書館」という図書館をお持ちで、実際に訪問させていただき、その中でラオスの教育などについて教えて頂きました。独学では学べないような事を多く学び、今後の活動の糧となりました。
今回の活動は村の実情だけではなく、ラオスの実情についても様々なことを学べたためFUNにとってとても重要なツアーとなりました。
子どもたちとの関わりの中で感じたこと
今回のスタディーツアーでは、前回に引き続き日本の遊びを伝える活動を行いました。それに加えて、通訳の方にご協力を頂きながら日本についての簡単な授業をさせていただきました。
子どもたちは皆本当に素直で、とても楽しそうに授業を受けてくれました。特に、「いえいえ」という言葉を気に入ったのか、皆手を振り、楽しそうに「いえいえ」と言っていたのはとても印象的でした。
また、子どもたちは皆それぞれ、私達の中の特定の人に常にくっついており、その分別れ際は非常に寂しい思いをしましたが、子どもたちの笑顔をまた見に来ようと強く思いました。
(保楊枝廉太)
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