メンバーの想い①
2021/1/7 23:42
今回は、一緒にこのキャンペーンをつくりあげてくれている学部2年生の西尾友希さんに、FUNの活動を通して感じたことを書いてもらったので是非ご一読ください!
ラオスの図書館
私は学部1年の時にスタディツアーに参加しました。図書館を建設する目的のもと、実際に私たちが支援している小学校に加えて、周りの一般の方が利用できる図書館もいくつか訪問しました。私は幼いころ毎週両親にくるまで図書館に連れて行ってもらうくらい本が大好きで、この図書館訪問はスタディツアーの楽しみの1つでした。
実際に行ってまず知ったのは、各国からたくさん支援により本が届いているということです。その量はとても多く、こんなにもたくさんの人が支援をしていることに感動しました。支援されて届いた本の多くは幼い子向けの絵本や、ページ数の少ない読みやすい本でした。翻訳がしやすく、絵だけも十分楽しめるからです。それらの本はきれいに並べられて、かわいらしい館内にイラストやポップなど様々な工夫により本を読みたくなる環境が整っていました。館内を見ただけでは全然違いを感じませんでした。しかし大きく異なったのは、実際に本を読んでいる人はどの図書館にも誰一人いなかったことです。本を読む習慣がなく、図書館にくる人は少ないと聞きました。私はこの現状に非常にもどかしさを感じました。
資金面で協力できない分、このように現地に赴いて、実際に現地の必要なことを見て聞いて今本当に必要なことは何かを考えることはとても大切だと思いました。小学校に図書館を建設することは、子どもたちが、教科書では補えないことを調べたり、いろいろな知識を取り入れることはもちろん、本を読む楽しさを知り、自分の興味ある分野を知りたいという気持ちを生み出すことにつながります。小学校を卒業しても、ふと本読みたくなったり、調べ物をしたくなった時に、私たちが実際に行ったような、市内の大きな図書館に行くようになるでしょう。このような思いから、私はこのクラウドファンディングがすこしでもこのような未来に近づくきっかけになればいいなと思います。
(西尾友希)
以下は実際に見学した市内のいくつかの図書館の写真です。
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