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【サードゴールに挑戦中!】殺処分される犬猫の命を救いたい!ワンコインから始める「種っこ応援団」50人募集!

寄付先

認定NPO法人 しあわせの種たち

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濱田 一江

支援者数

168人

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  • 支援総額

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  • 支援者数

    168人

  • 残り

    終了

  • 開始日

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野犬と呼ばれる犬たち(人馴れ訓練)

2021/2/18 09:53


愛護センターには様々な犬猫が収容されてきますが 、特に殺処分対象になるのは 極度に人慣れしていない犬達「野犬」です。

センターから譲渡不適正と判定をうけた野犬は 私達ボランティアがレスキューしなければ生きていく道はありません。

野犬と聞くと皆さんどんなイメージをお持ちでしょう? 凶暴そう、懐かなそう… というイメージの方も多いようですが 実はそんな事もないんですよ! なかには極度の恐怖から唸ったり噛みつこうとする子もいますが 自分の身を守ろうとしているだけですし、ほとんどの子が 犬舎の中で身体を小さくして震えています。

彼らは人間との関りを避けて生きてきた為に、人間を知らないだけなのです。 人間を知らない野犬達に人の手の温もりや、人間との共存を教え 一般家庭で家族として生活できるように訓練するのが 「人慣れ訓練」になります。 

私たちは先ず、収容中の犬舎の中に入って「野犬」に寄り添います。 

突然人の手で触られることは野犬にとっては恐怖でしかなく、その恐怖のあまり噛みついてくることもあります。私たちは噛んだら嫌なことから逃げられるんだという経験を野犬たちにしてほしくありません。初めは素手ではなく、バスタオルでそっと口周りから撫でていきます。バスタオルなら噛みついても私たちは痛くないのでそのままタオルで撫で続けることができます。優しく、瞬きをしながら(直視することはしません)そっとタオルで撫で続けます。大体は、5分もかからず素手で撫でても噛みつくことがなくなります。オヤツをあげても手から食べられる野犬は殆どいません。少しづつ日にちをかけて食べられるようになる野犬もいますが、無理強いはしません。

センターで検診を行う時は私たちがお手伝いして、首輪やリードを付けて検査室まで連れて行きます。首輪やリードを付けられることも引出しの許可が出るかどうかの条件になっています。検査室では口輪を付けて検診を行ってもらいます。お散歩の訓練も譲渡に繋げられるかの条件になりますが、これはセンター収容時には限界がありますので引出し保護をしてから預かりボランティアのもとで行っています。

当会は殺処分から救ったら終わりではなく 譲渡後に里親様やその犬ができる限り不自由なく暮らす事ができるように 一頭一頭、人慣れ訓練やお散歩訓練をして譲渡に繋げています。当会にはシェルターはなく 預かりボランティアたちの自宅で「人慣れ訓練」をしています。

人が怖くて怯えている子でも 犬に対しては社交的な子も多いので、野犬の預かりボランティアさんの家には必ず先住犬の先輩犬達がいます。

野犬をレスキューするとほとんどの子は緊張や不安からご飯も食べれず、水も飲めず、トイレもできない状態が3~4日続き、人間が近づくと逃げようとしたり、身体を硬直させ震えてしまい恐怖のあまり脱糞や失禁をしてしまう子もいる程で、初めから尻尾を振って甘えてくれる野犬はいません。

それ程にも人が怖くて仕方ない野犬達の緊張や不安を和らげてくれるのが先輩犬達の存在です。

先輩犬達が人を信頼し、当たり前に一緒に過ごしている姿を野犬達に見てもらいます。その子の側で先輩犬達におやつをあげたり、触れ合いながらくつろいでる姿を見せたりすると、それまで拒否していた野犬も徐々におやつを食べれるようになったり、撫でられることを心地よいと感じてくれるようになります。日々、繰り返しているうちに 先輩犬達に混じって自らおやつを貰いにきたり、撫でてもらいにきたり、帰宅時に喜んでお出迎えしてくれたり、先輩犬達に競って甘えてくれるようになります。

預りボランティア以外の人にも慣れてもらうために来客の方におやつをあげてもらったり撫でてもらったり、ドッグランに連れて行ったりお出かけに同行させたりと、その子の可能性を広げるために少しづつ色々な経験を積ませてあげられるようにしています。

預かりボランティアのほとんどがフルタイムの仕事を持ち、家庭を持ち、先住犬達のお世話もしています。

時間に追われる毎日の中で野犬の人慣れ訓練をすることに正直大変さを感じることもありますが、人に捕らわれセンターに収容され、それまで一緒にすごしていた群れと引き離され 恐怖のどん底にいた野犬達が、少しずつ人を受け入れ、笑顔を取り戻し生き生きとした表情に変わっていく姿にはいつも感動させられ、彼らの適応能力の高さや、優しさ、賢さには感心させられるばかりです。

そして、里親様のもとで家族となった野犬たちは素晴らしいパートナーとして可愛がられていて、どこのお姫様?どこの王子様?というような嬉しい変貌ぶりを見せてくれています。

その姿を見るたび、諦めなくて良かったと思います。心から愛おしく思います。

メンバー 田中 朱里


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https://shiawasenotanetachi.amebaownd.com/

代表:濱田一江

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