沢山の微力が集まれば…
2021/2/9 13:44
私は物心ついた時には側に動物がいました。 その中でも、犬は特に近い存在でした。
幼稚園の頃、家出する先は庭で飼っていた犬小屋の中でした。 私が小学生の頃、十数頭いた野良犬の群れの仲間達。 その野良犬達は数も増えていった事もあり、地元でも段々問題視されあっとゆーまに捕獲されていきました。
草むらにしかけられた檻。 いつも遊んでいた犬が入ってしまっていても、当時まだ子供だった私はただただ泣いていることしかできませんでした。
それから私は保健所の犬を助ける為に生きるんだ!と思いながら大人になったのに、それをなかなか実現させられずに数年。
問い合わせた団体様に「子連れで出来る活動はありません」と言われた事もあり、今の私の状況では愛護活動なんて出来ないのかな。子供達が成人してからかな。と半分諦めていました。
ですが2017年。当時シングルマザーで子供3人育てていた私に、出来る時に出来る事を一緒にしてみませんか?無理はしなくていいからね、と言ってくれたのが、しあわせの種たちのボランティアさんでした。 その時はしあわせの種たちの事もそんなに知らないまま二つ返事で「させて下さい!」と参加させてもらいました。
一人でまだ小さい子供を育てている私には、活動なんて出来ないよと言う人が多い中、声を掛けてくれただけでも感謝でした。 それから県外メンバーではありますが、預かりボランティアをさせてもらい、処分対象となってしまった子を引き出しお世話させてもらってきました。
活動を始めて、ボランティアとしても人としても心から尊敬する種たちの代表や種たちのメンバーに出会いました。
噛み犬や野犬や老犬…色々な課題があり他の人は諦めてしまうような子も、必ず助ける!!と踏ん張り活動する代表やメンバーを見てきて。 そして、自分でも人馴れしていない子をお世話し…
そして今改めて思うのは、当たり前ですが、この子達はやはり人間都合で殺して良い命達ではないという事です。 人と同じで、毎日楽しく嬉しく、時には叱られてしょぼんと悲しんで。そんな人と変わらない日々を一生懸命生き抜く犬達を、処分しても良い理由なんてありません。
それでも日本には、処分されていく命があるのが現実です。 一日でも早く、こんな活動をしなくても良い日が来るよう、沢山の微力を集めて、頑張っていきたいと思います。
鳥取メンバー 石田伸美
いしだ家の保護っ子たちblog:https://ameblo.jp/shiawasenotanetachi/theme-10113490661.html
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