働く犬「介助犬」をワンコインから応援できるマンスリー支援プロジェクト「チーム介助犬募金」がスタート。千葉県館山市に拠点を置く社会福祉法人日本介助犬福祉協会は、介助犬との生活を夢見る全国の希望者のために介助犬の育成と認定を行う厚生労働大臣指定法人。この事業は、介護事業の様な公的補助が給付されない分野であり、市民の善意による寄附によって全国の希望者へ介助犬を届けることが可能になっている。現時点(令和2年10月)の実働介助犬数は、全国で僅かに57頭。今後より多くの方へ夢と希望と介助犬を届けるためにも、ぜひ「チーム介助犬」のチームメイトとなって支援してください!あなたの寄附が介助犬希望者に、生きる希望を与えます!
ストーリー
介助犬が身体障がい者と紡いだ一つの希望
現役介助犬ユーザーから、このような嬉しいメッセージをいただいたことがあります。
日本介助犬福祉協会とは?
介助犬との生活を夢見る全国の希望者のための介助犬育成及び認定事業
私たちは、介助犬との生活を夢見る全国の希望者のために介助犬の育成と認定を行う千葉県館山市に拠点を置く、厚生労働大臣指定法人の社会福祉法人日本介助犬福祉協会です。
私たちは介助犬を育成し、助けを必要とする全国の身体障がい者の方々へ介助犬を無償貸与していいます。
約2年を掛けて一頭の介助犬を育成し、それぞれの身体障害に合わせた動作をサポート出来るように訓練をします。
通常のドッグトレーニングとは違い、その訓練は容易ではありません。
犬は、来る日も来る日もトレーナーと共に練習を積み重ねて行くことで、ようやく立派な介助犬に成長します。
創意工夫が求められる訓練を乗り越えて一人前になった介助犬たちは、一生懸命に身体障がい者のために働いてくれる様になります。
落ちたものを広い手元まで運んだり、衣服を脱ぐ手伝いをしてくれたり、ドアを開け閉めしてくれたり、身体障がい者に寄り添い様々なサポートしてくれます。
さらには、緊急時に助けを呼びに行ってくれたり、転びそうになった時は支えてくれたりと、介助犬は身体障がい者の命を守る仕事をしてくれているのです。
介助犬は約9歳で引退します。それまで一生懸命働いてくれた介助犬へのご褒美として、老後を幸せに過ごさせてあげるのも育成団体としての役割でもあります。
なぜ継続した支援が必要なのか?
介助犬を届けるプロセスの中でも最重要なことは。
全国の身体障がい者の方々に介助犬を届けるために。
全国には約193万人の身体障害のうち肢体不自由者がいます。(2017年時点)
当協会の独自のリサーチにより算出した日本の介助犬希望者数は、そのうちの約1000人は下らないという結論に至っております。
現在実働している介助犬頭数は全国で僅か57頭なのです。
実に900人以上の方が介助犬が来るのを待ちわびていると言えます。
当協会に寄せられる介助犬の問い合わせは年間に約40件ほどあり、人材不足と活動資金不足により対応できるケースは最大で年間5頭以下に留まっています。
身体障害者が介助犬の使用を希望する場合、地方自治体から訓練費用に限っては補助金が支給されます。
しかし、その枠数は、全国の都道府県平均で年間おおよそ1枠のみ。
その1枠を得るためには、各都道府県の審査を通過しなければなりません。
その結果、多くの身体障がい者の方々が何年も待たなくてはならない状況になっています。
身体障害が進行してゆけば、何年も介助犬が来るのを待ちわびている人も、順番が回ってきた頃には体調悪化により結局は介助犬を諦めざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。
私達は、このような状況を打破し、より多くの介助犬を育て提供していくためにも、補助金の待機時間を気にすることなく、一刻も早く介助犬を全国の希望者に届けたいと考えております。
介助犬の育成の裏側
また、介助犬の育成は彼らの好奇心を活用しながら行います。
候補犬に求められる要素は「ほどほどの好奇心」。
好奇心が旺盛すぎると「やんちゃ」過ぎて訓練になりませんし、少なすぎると介助動作に興味すら持ってくれないので、適した犬を見つけるだけでも大変です。
全国を飛び回り適した犬を探すだけでも大変な業務になります。。
また、介助動作とは完全に型が決められたものではないため、介助犬自身が考え行動を進化させて行くが求められます。そのため介助犬の育成にはより時間が掛かります。
協会には常に10頭弱の介助犬候補犬や引退犬が在籍しており、彼らが生きるための餌代や医療費、そして保険料も団体が負担をしています。
育成では環境訓練も欠かせません。その為、使用希望者の生活圏まで出向いて訓練を行います。往復で300km以上離れた場所に出向いて行う訓練もあります。多い時には週に4日以上もの遠征訓練をこなさなければならない時もあるため、トレーナー達の疲労は想像を絶します。
だからこそ、より多くの介助犬を育てていくために、ともに支えてくださる50人のサポーターを募集することを決めました。
どうかマンスリーサポーターとして、ともに身体障害者の方々に介助犬を届けていくために支えてくれませんか?
介助犬と共に作っていきたい未来
「自立したい」「一人で出かけられる様になりたい」という未来を望んでいます。
身体障がい者の多くは、「自立したい」「一人で出かけられる様になりたい」という未来を望んでいます。
しかし、身体が不自由がため日常生活において必ず誰かに頼らなくてはならない場面に遭遇します。そんな時は、もちろん誰かに介助をお願いることも必要ですが、常にそうする訳にもいきません。
彼らは、時に家族にすら遠慮し、心苦しくなってしまいます。
そうして、介助を誰かに頼めなくなってしまうことにつながってしまうのです。
さらには、彼らは引きこもりがちなってしまったりもします。
そんな時、介助犬が側に居ることで、彼らの生活は明るく照らし出されていくのです。
物を落としても何度でも拾ってくれるし、別室に置き忘れた携帯電話を探して持ってきてくれたり、更には転んだときでも支えになってくれます。
しかも介助犬たちは喜んで助けてくれるのです。
今まで一人での外出を躊躇してしまっていた人も、介助犬のサポートのお陰でその恐怖を乗り越え自立という未来へ前進できるようになります。
今回ご支援いただくことで、彼らの未来の扉を開く切っ掛けを介助犬と共に作ることができるのです。
団体スタッフからのメッセージ
より多くの介助犬が働ける世の中になって欲しい
はじめまして、日本介助犬福祉協会理事の川崎と申します。
私たちが目指すものは、「一人でも多くの身体障がい者が、より良い人生を歩めるようにアシストする」ことです。
具体的には、身体障がい者の方々が介助犬と生活し、毎日笑顔で過ごせる未来を皆さまと一緒に創りあげることです。
介助犬が未来の扉を開き、心のバリアフリー社会を創っていけると信じています。
介助犬が側に居ることで身体障害をかなりカバーできるようになります。
それだけでなく、人生を前向きに生きるきっかけにも繋がっているのです。
介助犬がいることで、彼らの生活は一変します。
介助犬が生きる希望を与えてくれれば、心の不安が一掃されて元気になれます。
介助犬と一緒なら、外出も楽しくなります。
服を脱ぐのも手伝ってくれるし、いろいろなことがスムーズに進み、笑顔溢れた未来が展開されるのです。
さらには、介助犬にとっても、人間と強い絆で結ばれている状態が彼らの幸せにも繋がっていきます。
これらは、介助犬の育成と身体障がい者のその後を見てきた中で、確信していることです。
だからこそ、より多くの介助犬を育成し、より多くの身体障害者の方々の生活の質を向上させたいと心に誓い、日々奮闘しています。
介助犬たちが、人のために楽しみながら働いてくれているのであるならば、私たちにはその活動を一生懸命に支えていく責務があります。
私たちとともに、安定した環境で介助犬が成長できるように、”ワンチーム”となって継続支援をしていただけないでしょうか。
介助犬育成にご支援を賜りますよう、スタッフ一同お願い申し上げます。
寄付金の使途
私達は、無駄な経費を削減するために最小限の人数で活動しております。
寄付金の使途は主に、
1. 介助犬訓練の交通費
2. 介助犬希望者の出張面談(全国)
3. 介助犬育成施設維持管理費
4. スタッフ人件費(新人育成費含む)
5. 車輌費用(購入、維持管理費等)
6. 介助犬候補犬購入費
7. 介助犬餌代
8. 介助犬医療費(ワクチン、病気怪我治療費)
9. 引退犬飼育管理費および医療費
10. 介助犬が亡くなった場合の葬儀(火葬)費用
11. 普及啓発のための諸費用(資料印刷等)
寄付者への御礼・報告・特典について
里親優先権(パピーと引退犬)
当協会ドッグランの使用無料(要予約:館山ドッグワールド日帰り利用)
マンスリーメルマガ(活動の様子について)
年間活動報告書の送付
介助犬とスタッフからの写真つきサンクスレター
介助犬と共に暮らす身体障害者からのメッセージ
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